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とある神が、宇宙のすみっこに1つの小さな世界を創った。
その世界は、自然に恵まれており、人々は平穏な生活を送っていた。
だが、その平和は永遠には続かなかった。
そう、何処の世界にも存在する『悪』の出現した、あの日から・・・
○月F日
平和だった世界で今日、殺人事件が起きた。
犯人は、・・・城下町の村人。
隣人との度重なる口論の末、悲しい結果となった。
国王は、犯人を処刑・・・
私の世界で、初めて『悪』が現れた。
□月J日
あの忌まわしい事件から数ヶ月が経った。
今日、再びあの惨劇がよみがえる。
宿屋で事件は起きた。恋人を巡るトラブルが動機・・・
国王は犯人に裁きを受けさせた。
私はその様子を見つめていたが、途中おかしな『気』に気付いた。
犯人からドス黒い気がわき上がっているのを発見。
気は神である私しか見えないようだ・・・
あのドス黒い気・・・一体何だ・・・気になる。
×月R日
初めて殺人が起きた日からもう2年。
だんだんと平和が崩れていっている。
殺人はもちろん、強盗、誘拐・・・様々な『悪』が
世界に現れている・・・
これは大変なことだ・・・だが、『悪』からは皆共通して
ドス黒い気がわき出ているのが見られる。
この気が平和を崩す要因となっている可能性が考えられる。
×月S日
気になっていたドス黒い気を、処刑寸前の男から
吸い取った。
なんて恐ろしいんだ。
吸い取った瞬間、神である私が失神しそうになった。
この気は一体・・・私には創れない、特殊な気だ・・・
×月T日
今日、たまたま世界を見下ろしていた途中、
とあるキャラクターから例の気が発見された。
・・・そのキャラクターは殺人はおろか、
窃盗1つしない良い人物だが・・・?
『悪』とみなされる行為をしていなくても
この気は現れるのか・・・?
▽月L日
あのキャラクターの様子を見て3ヶ月・・・
とんでもないことが解った。
あのドス黒い気が日々、少しずつ
キャラクターを浸食し、やがて大きな気となった。
そしてそのキャラクターは今日ついに『悪』となってしまった。
このドス黒い気・・・この正体は未だ解らない・・・
ともかく、これ以上この気に平和を壊されてはいられない・・・
△月H日
あれから10年・・・
すっかり私の創った世界は平和を取り戻した。
今では窃盗の1つも起こることはない。
実に良い気分だ・・・・・・
だが、ドス黒い気は、まだ世界の人々から
わき出ていることがたまにある。
そこで私は、こっそりキャラクターからドス黒い気を
吸収することにした。
神である私なら、こんな気を吸い取っても平気だ。
私はこれからも、キャラクターのドス黒い気を吸い取り続けていくことにした。
☆月G日
今日も大量の気を吸収・・・
おかげでこの数十年・・・『悪』は一度も現れなかった。
気を吸い取り続けてきて気が付いたが・・・
この気は、人が何か怒り、憎しみを感じた時に急にあふれるように
して体内からわき出るらしい。
そして、この気はとても恐ろしい。
吸い取る瞬間に、キャラクターが抱いている
『殺意』・・・『憎しみ』が感じられる。
私がこうして『殺意』を吸い取っていれば、
キャラクターが『悪』に変わることはない。
何処の世界、どんな時にでも『悪』は必ず姿を現すと聞くが、
そんなものは、こうして気を吸い取れば防げる。
私はこれからも平和な世界を創っていくのだ。
村人A「おい、聞いたか?国王の奴、オレらの土地を削って
城を大きくしようとしてるらしいぜ・・・。」
村人B「何だそれ、ふざけんなよ・・・何が国王だックソ・・・
こうなったらやっちまうか?」
神が村人にこっそり近づく。
ドス黒い気がわき上がっているのを発見。
神は自分の姿を隠しながら、そっと村人達の気を吸い取る。
村人A「・・・や、それだけはやめとけよ・・・物騒なこと考えるな。」
村人B「そ、そうだな。別に住むところが無くなるワケじゃないしな・・・ハハハ。」
神「・・・・・・・・・良し・・・・・。」
世界は、『悪』が現れず・・・日々栄え、
住人はどんどん増えていった。
神「・・・・ック・・・人口が多くなってきたな・・・
私1人では、手がつけられない・・・」
神は今日も大量のドス黒い気を吸い取り、
天へと帰る。
そしていつもの日記を付け始めた・・・
※月V日
今日、森で、人形を拾った。
なにやら、城下町の仕立屋の店主の人形のようだ。
だが、人形は、とても無惨な状態だ・・・
釘や数カ所に打ち付けられている・・・
恐ろしい・・・さらに、この人形には
人の持つ気と同じ、あのドス黒い気がわき出ていた・・・
世界には、憎悪、つまりドス黒い気を持った
奴でも、殺人を起こせない人がいる。
そういうキャラクターは、このように憎悪のはけ口を
人形に向けるらしい・・・
どうやら人形は、憎悪を吸い取る効果があるようだ・・・
日記を付け終わると、神はその人形から釘を抜き始めた。
神「・・・・・この人形は、代わり・・・なのだな・・・」
人は日頃、何人かと顔を合わせ、共生している・・・
その中で、恨み、憎しみ、怒り、悲しみが生まれることはもちろんあるだろう・・・
だが、その憎悪が重なると・・・・キャラクターは『悪』に変わってしまう・・・
神「だが・・・全て、この私が吸収してやる・・・お前達の憎悪は私が受け止めてやる・・・」
神はそれから何年も、毎日・・・欠かさず人々の憎悪を吸い取り、
『悪』の芽を絶っていった。
だが、とある時、神は・・・自分の異変に気付く。
◇月Q日
おかしい・・・・鏡に映る私を見て気付いた・・・
私の真っ白な体が・・・薄い水色と、薄い桃色の2色に別れている!
さらには腕の爪を若干伸びている・・・
何故だ・・・?
▲月K日
最近・・・むしょうにイライラする・・・何故だろう・・
自分の体の水色と桃色が日々色濃くなっている気がする・・・
爪にまで色が浸透している・・・どうなっている・・・
△月M日
蒼いのは・・・憎しみ
紅いのは・・・怒り
間違いない・・・これがドス黒い気の正体だ・・・・
憎悪は憎しみと怒りで形成されているらしい・・・
人が怒ると、その体内の周りに紅いオーラ(気)が出る。
最もそのオーラは人には見えないが。
蒼い憎しみと紅い怒りが交わると濃い紫・・・憎悪が創られる・・・
根から恨み強く思う憎しみ・・・
人を狂わせる怒り・・・
なるほど、この2が加わった憎悪を吸い取り続ければ
私の体も色が付いてくる・・・・ということか・・・・
○月I日
い ろがこくなっ て来た
体が
完全 に 蒼と糸工に 別れてぃる。
ツ×が 伸び て かき にく い
いて、字が
だが、私の せか いは平和 だ
私 は それだけ でまんぞくた”
月U曰
やみ やみ やみ やみ
やみ を だれ かよこせ
から だが ぞうおを まってい る
神は何十年もの間、憎悪を吸い取ってきた故に、
もはや気を狂わせていた・・・
神は、世界に願っていることが実現すると生命力をのばせる。
神は世界の平和を願っていた。
憎悪を吸い取ることで神の願い通り平和が保たれ、
神は生命力を伸ばした。
憎悪を吸い取り、平和を持続させ、生命力を伸ばす。
この行為がいつの間にか狂い・・・
憎悪を吸い取る=生命力を伸ばす
神はこの狂気の図式をたててしまった。
神は憎悪を吸い取らないと、平和が乱れてしまう恐怖に襲われる。
毎日神はあさるように世界から憎悪を吸い取り続けた。
だが、人々の『殺意』『恨み』が詰まった憎悪を日々吸い続ければどうなるだろう。
いくら神でも、憎悪に体を埋め尽くされれば、おかしくなってしまうのである。
彼の平和を願い、悪を生み出さないとして行ってきた行為・・・
それが、世界最悪の存在を生み出すことになるとは・・・
神「今日も・・・憎悪をすいとらなければなァ・・・っっひゃひゃはは・・・
これも、平和のためだ・・・ハハハ・・・ハッヒャハハ・・・」
〜城下町・宿〜
宿主「トル、今日もご苦労、はい、食料。」
トル「こんなにもらっていいノカ?」
宿主「トルの芸はお客さんに大受けで、客足も増える一方だ。
たくさん食べてこれからも頑張ってもらわないとな。
・・・ん、ゼミナが迎えに来たようだぞ。」
トル「ゼミナスだって・・・何度いったらわかるんダヨ・・・」
ゼミナス「トル、帰るよ。今日は寒いし、早く帰ろう?」
トル「ああ、じゃまた明日、今日はお疲れ様でシタ。」
宿主「シー・・・・お客さんは寝てるんだから、大声だすんじゃない。」
2人が帰ると、宿主はほっと息をはき、イスに座る。
宿主「本当に・・・毎日平和じゃ・・・これも神様のおかげだろう・・・」
神「・・・・・・・憎悪・・・・憎悪は何処だ・・・・」
宿主「・・・?何か今聞こえたかの?・・・気のせいか?」
神「ック・・・最近、とんと憎悪の数が減ってきた・・・
国王が良い国創りをするから・・・住人は憎悪が生まれにくいのか・・・」
ふざけるな・・・憎悪・・・憎悪を吸い取らなければ・・・
死ぬ・・・このオレ様が・・・死ぬ・・・・ッ!!
どうすれば・・・どうすれば憎悪が手に入る・・・
ッ・・・・・・
そうか・・・・・・・
住人を・・・・・殺せば・・・・・・
そして、オレ様がその犯人だと住人が知れば・・・・・・
住人はオレ様に対して憎悪を生み出す・・・・・
これだ・・・・
フク・・・
神「ヒャアアアハハハハハアハアアハッハッハッハ!!!!」
ザグッ・・・
神はその日から毎日人を殺し始めた・・・
そして、神は人々の目の前に姿を現す。
神「ハッハッハッハ!!!人形にしてやる!!私の行き場の無い
憎悪は、皆人形に閉じこめるんだ!!さぁ、貴様も人形になれ、ゼミナス!!」
ゼミナス「・・・あなたが、カイブツね・・・何が人形よ、あなた、何者よ!」
神「オレ様・・・オレ様は神だ・・・ヒャハハハハッ!!」
ゼミナス「神?ふざけないで、貴方は神なんかじゃないわ・・・
人を人形に変えるなんて、くぐつ師のつもり?」
神「くぐつ師・・・か・・・・・・」
ゼミナス「本当のことを言いなさい、名前を!」
神「名前・・・・・・・」
神に名前など無いが・・・・付けられたからには・・・
神「オレ様は・・・・・パペットマスター!!!」
ゼミナス「パペットマスター?・・・聞いたことない・・・」
神→パペットマスター「そうだろうなァ・・・たった今付けられた名前だからなァ・・・ッフクク!」
ゼミナス「まあいいわ、貴方が平和を乱した犯人なら、私が倒してみせる!!」
パペットマスター「おまえ達の平和はオレ様が保証してやるよォ。
人形になっちまえば人を殺すこともできないだろ?ハヒャハハ!!」
神、パペットマスターはゼミナスを人形に変えた。
神は人々を人形にし、やがて、トルという1人の少年の体を乗っ取った。
そして世界は、それ以来静まりかえるのであった・・・
パペットマスター「フフフ、もう皆人形。ボクの意のまま、誰も憎悪なんかに
操られることはなイヨ。・・・この平和は永遠さ。」
□月Y日
ボクの世界におかしな左手がやってきた。
なんでも、マルクだとかいう奴に吸い込まれ、この世界に迷い込んだらしい。
来てもらっても仕方ないから、この世界から出て行ってもらうことにした。
だが、そいつは不思議な力を使って、なんのへんてつもない扉を
なんと、自分の世界へと繋がる扉に変えてしまった!
凄い力だ。なんでも、メガエネルギーという力らしい。
とっさに力が欲しくなったボクは、左手のメガエネルギーを奪い、
代わりに闇の気をたっぷりわけてやった。そうしたらそいつは気絶。
さっき城の地下に閉じこめておいた。
□月Z日
おかしな左手が改造した扉から、他の世界の住人がやってきた。
名前をマルク、ガノンドロフ、カジオーと言う。
彼らはいきなりボクを襲ってきたけど、闇を使ったら彼らは引き下がった。
どうやら闇に対して扉の向こうの世界の奴らは弱いようだな・・・
そして、彼らはある件のため、この世界を貸して欲しいと言ってきた。
ワケを聞いたが、話からして彼らは『悪』だ。
全く、『悪』を野放しにしている馬鹿な神も居るみたいだな。
△月A日
彼らは、メガエネルギーを返して欲しいと言う。
どうやら、悪さをするのに必要らしい・・・
別にボクには闇の力があるわけだし・・・
迷った末、彼らにメガエネルギーを預けた。
話によると、これからボクの世界にスマッシュブラザーズという
奴が来て、そいつらと彼らが戦うらしい。
まぁ、何十年もヒマだし、許可した。
〜扉の向こうの世界〜
クッパ「イギー、例のデータは手に入れたか?」
コウラにトゲ、頭にツノ、カイブツのような亀が喋る。
イギー「ええ、スマブラ闘技場にアクセスして奴らのデータは手に入れましたよ。」
そのカイブツとは2まわりほど小さいカメがコンピューターをいじりながら喋った。
イギー「スマッシュブラザーズは合計11人。
マリオワールドの他にも様々な出身地のメンバーが居ますよ。」
クッパ「ううむ、そうか。」
キングテレサ「クッパ様、ドウシマショウ、支配者達トノ契約デハ確カ、
メンバー全員ヲ、闇ノ世界ニ送ラナキャナラナインデスヨネ?」
王冠をかぶった白いオバケが喋る。
クッパ「うむ。・・・それに送る際は戦闘は避けられないだろう・・・」
イギー「それなら、闘技場のコンピューターにアクセスしたついでに、
システムをいじっておいたので、それを利用するといいですよ?」
クッパ「イギー・・・具体的には、どうすればいいのだ?」
イギー「例えば、システムにアイテムスイッチというものがあるんですが、
それをこちら側で、ボム兵を超たくさん、雨のように降らせる・・・
というふうにシステムを改造しちゃうんです。」
クッパ「ほうほう、なるほど。」
イギー「そしてダメージを負わせて、一気に闇の世界へ送り込む。
それに、万が一戦闘になってもクッパ様には支配者から譲り受けた
メガエネルギーという力があります。そう負けはしないでしょう。」
クッパ「うむ、まぁ・・・極力このエネルギー無しにメンバーを闇の世界へ送ろう。」
イギー「それでは、さっそく明日、作戦決行ですね。」
クッパ「そうだな、ところで・・・スマブラ闘技場の場所は何処だ?」
イギー「詳しい所在地はわかりませんが、
向こうのコンピューターにアクセスしたついでに
ボクのコンピューターとリンクさせたので、このコンピューターで
スマブラ闘技場にワープできます。」
クッパ「そうか、ではワガハイは明日に備えて寝る。」
イギー「ハイ、お休みなさいませ、クッパ様。」
キングテレサ「ジャア、オレ様ハ闇ノ世界ニ行ッテクルワ。」
〜闇の世界〜
魔城・・・10階
キングテレサ「準備ハ整ッタ。
明日カラスマブラメンバーガココニ送ラレル。」
ガノンドロフ「いよいよか。」
マルク「扉は念のため閉じて、この10階に配置しよう。」
パペットマスター「扉を閉じていいノカ?」
マルク「ああ、ボクらがこの城で戦い始めたら開くように
しかけておいてくれ、そうすれば途中から逃げ出す奴もいないのサ。」
カジオー「誰が逃げ出すものか。」
ファイナルコング「・・・オレは寝かせてもらう、ドンキー来たら起こせ。」
大きな体のファイナルコングは10階から姿を消す。
マルク「ボクも今日はもう寝るのサ。星を見てから寝たいんだけどね。
星はこの世界に無いし・・・」
パペットマスター「メンバーはおそらくここに来たら宿に落ち合う
可能性が高い。キングテレサは宿で待機しててクレ。」
キングテレサ「OK、オレノ目ヲ通シテ監視スルンダロ。」
パペットマスター「ああ。ボクもどんな奴か見てみたいからね。
もし気に入ったらボクの人形コレクションにさせてもらウヨ。」
ガノンドロフ「私は自分の部屋へ戻る。
左手は今どうしている?」
パペットマスター「・・・地下に閉じこめている。
闇の気を受け入れれば出してやるノニ。」
ガノンドロフ「フン、貴様の持つ気は苦痛だろうな。」
ガノンドロフが姿を闇に隠す。
グリーン「そーれにしーてもー、メガエネルーギーをクッパーのー
奴ーに渡しーてもー良ーかったーの?」
カジオー「それはワシも同感だ。何故だマルク。」
マルク「大丈夫なのサ。ボク達がこの世界でメンバーを倒したら
その後でクッパから奪い取ればいいだけの話なのサ。
それにメガエネルギーにわずかながら闇の気を加えてある。」
パペットマスター「ここに来て2ヶ月ちょっとのキミ達は無事だろうけど、
そのクッパがいきなり闇に触れたら体の調子が狂うと思うよ。」
マルク「そうなのサ。だからクッパがメガエネルギーでボク達に対抗することがあっても
闇の気をあいつにふりかければ大丈夫なのサ。」
グリーン「フーン・・・。・・・・・・・・・・」
レッド「どうしたグリーン?」
ピンク「またどうせ、意味もなく質問しただけじゃない?」
ブラック「わからんぞ、案外コイツ頭まわるしな。」
イエロー「頭の回転は一流でゴワス。」
グリーン「・・・・・・・・・」
ブラック「この、何か考えてるのか考えてないのかわからない顔が
おまえの顔なんだなグリーン。」
カジオー「うるさい、おまえらもさっさと武器風呂入ってこい。」
レッド「かしこまりました!」
マルク「いよいよ明日、決行なのサ。おやすみ。」
パペットマスター「おやスミ。」
★月K日
明日、彼らの計画が開始される。
ボクは黙って見ていることにした。
トルの目を通して。
誰も知らない神の真実・・・
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MIDI:「音のささやき」より