第39話 パペットマスター
あらすじ〜
ウォッチが牢獄の開閉スイッチを操作したことで、マスターハンドは
地下の牢獄からの脱出に成功した
だが、ウォッチはその後にパペットマスターと戦った
ウォッチの奇襲により
パペットマスターであるピエロの子供を倒したウォッチ
その場に現れたマスターハンドは、
彼に思わぬことを告げる
マスターハンド「奴を殺したら・・・・・・ダメだ!!」
マスターハンドは声を荒げた
ウォッチはビビる
ウォッチ「ドウイウコト・・・デス・・・カ・・・?」
マスターハンド「奴は・・・奴の本当の姿はこの、子供ではない・・・」
ウォッチ「へ・・・?」
マスターハンド「私がフィギュアになった時
・・・ある夢を見た・・・その夢が本当なら・・・
パペットマスターは殺してはならない」
・・・・・・・・・・・・・・
トビラのすきまからは、
マスターハンドとウォッチを見つめる者が存在していた
マスターハンド「何故なら、今ウォッチが倒したのは、
パペットマスターのあやつり人形だからだ!!」
ウォッチ「・・・・エ・・・?」
ガチャ・・・・・・
マスターハンド「!?」
ウォッチ「ウオ・・・?」
ドアが開いた・・・
だがそこには誰もいない・・・
?「クワーーーーーハーーーーーハハハハー!!!!」
ウォッチ「ウワアアア!!」
突然ドアから何者かが奇声をあげると同時に姿を現した!
マスターハンド「おまえ!!・・・」
姿を現したのは、赤と青に体の色が別れた、妙なモンスターだった
ウォッチ「何奴デス!?」
?「キャヒヒヒヒ・・・ッフ・・・
オレ様は・・・パペットマスターだァ!!」
そいつの口は、ギザギザに裂けている
Wの形をした口から10本の鋭いキバがのぞいている
そのキバもまた、5本は赤く、5本は青い
ウォッチ「パ、パペットマスター!?
ソンナ、パペットマスターハアソコニイル子供デショ!!?」
?→パペットマスター「フククククフワッハッハッハーーー!!」
ウォッチ「ヒイイイ・・・」
ウォッチは彼から2、3歩ひいた
信じられないような声を奴は発した
ものすごくドスのきいた低い声と、鉄板をツメでひっかくような高い声が
一緒になって発声されている
ただものじゃない
ウォッチはそう感じ取った
だがまだ理解できない
パペットマスターがこいつというのなら、
ウォッチが倒した子供は・・・・?
マスターハンド「貴様が・・・この闇の世界の支配者だな・・・?」
パペットマスター「その通りだぁーッ!!
何故知ってるんだ??」
マスターハンド「ようやく全てわかったぞ
・・・この闇の世界のこと全てが・・・」
ウォッチ「マスターハンドサン・・・ドウイウ意味デスカ・・・?」
ウォッチはカイブツに恐れをなしながらマスターハンドに問う
マスターハンド「ウォッチが倒したピエロは
・・・奴に意識をあやつられていた単なる子供
過去にパペットマスターであるあのカイブツを倒そうとした、
この世界の勇者だ」
パペットマスター「ハーハハハ・・・どうしてそこまで・・・」
ウォッチ「エエッ・??エエエ〜ッ!??」
ウォッチは驚きを隠せない
今まで目にしてきたパペットマスターと名乗るピエロの子供は、
実際は今目の前にいるカイブツにあやつられていた存在だということに・・・
マスターハンド「おまえは他人の意識を支配できる
・・・この世界がまだ平和なころにおまえが世界を危機に陥れた
そしてその時おまえをやっつけようとした子供、『トル・スリッカーズ』
の意識を乗っ取って、この世界を闇でうめつくした・・・」
ウォッチ「『トル・スリッカーズ』・・・?アノピエロノ子ノ名前デスカ・・・?」
パペットマスター「ヒャハハアッ・・・オマエ知りすぎだぞ??
一体何処でそれを知ったんだ」
マスターハンド「教えてやる・・・
おまえにフィギュアにされた間に夢を見たんだ」
パペットマスター「ユメ・・・」
マスターハンド「まるで1つの映画を見るようだった・・・」
そしてマスターハンドは静かにユメの内容を語り出した
マスターハンド「まず最初に見えたのが
・・・広い草原にたった1つ存在する、墓石・・・」
==============
〜闇の世界・過去〜
広い草原に墓石が1つ
その墓石に花を添える、小さな子供がいた
まるでピエロのような服装に、長く白い髪
子供「おねえちゃん・・・」
『ゼミナス・スリッカーズ』
墓石にはそう名前が彫ってある
子供は墓石のまえで手を合わしている
ふと後ろから、男の人が姿をあらわした
男「トル、残念だったな・・・
よりによって、おまえのたった1人の身内が・・・
例の事件に巻き込まれるなんて・・・っくそ・・・」
子供→トル「・・・もう、これ以上犠牲者は・・・ださナイ」
男「トル・・・?」
トル「この事件・・・ボクが解決してみせルヨ」
トルは墓石を後に、何処かへと歩き出す
男「・・・・・トル、解決するって、どうやってだ・・・?」
トル「奴は、カイブツは夜遅くに毎回宿に現れ、人を人形に変えてしまう・・・今では
城下町の宿には誰も泊まらなくなってしまったケド・・・こうなったら
ボクがあの宿に泊まってカイブツをたおす」
男「ま・・・待てよ!!・・・」
男は子供を引き留めた
男「彼女もっ、たった3日前、ゼミナスもそう言って、あの宿に泊まった!!そしたら
人形にされていたんだ!!間違いなく本人が人形にされるんだ!おまえも
必ずそうなってしまう!!」
トル「それでもかまわない」
男「ヤメロトル!!宿に泊まりさえしなければ、とりあえずは・・・カイブツは・・・!!」
トル「今朝のお触れを見なかったノカ?
城下町の外でも人形になった人が現れた
カイブツは何処にでも姿を現せるただ、
最初は人が多かった宿を狙っていただけダヨ」
男「トル!いくらおまえが・・・
剣の腕を国のみんなから認められているにしても、
オレはおまえをカイブツとなんか戦わせない!」
トル「ありがとう、でもしょうがないんだ
大切なおねえちゃんを人形にした、あのカイブツだけは・・・!
君にとってもおねえちゃんが大切な人だったのは解ルヨ
だから、もしボクが人形になった時には・・・」
男「・・・・・・」
トル「キミが、ボクをおねえちゃんと同じ墓に埋めてくれ」
男「・・・・・・トル・・・、」
そして少年は歩き出した
丘を下ると、城下町が見えてくる
すがすがしいこの世界を、今、謎の連続殺人が世を騒がせている
犠牲者はこれまでに100人を超えている
そして皆に共通していることは、人形に身を変えられてしまうこと そして、
その直前に犠牲者が残した手がかりをつなぎ合わせた結果・・・
事件の犯人は、赤と青の色を持ち合わせた、おそろしくデカイ化け物
口から2本の腕が生えており、その手には、右手に5本、左手に5本の鋭く長い
ツメがのびている・・・ということがわかっている
さらには、口からミサイルをはき出したり、いかずちを放つとも言われているが、
これはさすがに怪しかった
だが、おそわれた者の中には、
部屋が焦げ臭いことや、何か鈍器で強く打ち付けられた跡が存在するという
==============
マスターハンド「間違いなく・・・おまえだな・・・?」
パペットマスターは口から腕を出した
キバだと思われていたのは、手からのびる鋭いツメだったようだ
パペットマスター「ああ、その通りィィ・・・続けろよ・・最後までぇ〜!!」
ウォッチ「ヒイィィ・・・ナンテ奴・・・」
==============
〜闇の世界・過去〜
日はもう落ちている あたり一面真っ暗だ
子供は宿にたどりつく
レンガ造りのたいそう大きな宿である
事件が起きる前は、ここはとても客の多いにぎやかな宿であった
最高の食材を使った料理、広い露天風呂・・・
トルはこの宿の雇われピエロだった
客に自分の剣さばきを見せ、少ないお金でなんとか生活していた
だが、例の事件が1ヶ月前からおきて以来、宿の客足は日に日に消えゆき、
やがてはトルも、宿のピエロをやめるはめとなった
宿主「・・・いらっしゃい・・・
トルか・・・なんだね・・・?」
この宿の経営責任者だ
今はやせ細って、生力を感じさせない姿となっている
・・・・・・・・・・・
宿主「まさか・・・泊まるんじゃないだろうね・・・・?」
トル「ボクがカイブツを必ずやっつける
だから泊めてクレ」
宿主「何馬鹿なことを・・・
わしだって、今は自分の家に帰って寝ているんだ・・・もう
この宿もいつか無くなる・・・寝るなら、私の家に来なさい」
トル「ダメだ この宿でなくちゃね
ここなら100%カイブツが現れる・・・」
宿主「・・・ゼミナもそういっていた・・・たのむトル、
もうこれ以上ワシの建てた宿で人が人形になるのはいやなんじゃ!!」
トル「ゼミナスだってば
何度言えば・・・とにかくボクは泊まる
じいさんは早く家に帰るとイイ」
宿主「おまえは・・・一度言ったら・・・聞かない子じゃ
・・・わかったトル・・・だがワシもここにいるぞ!
ここはまだワシの宿じゃ!何かあったらすぐ助けを呼ぼうぞ?」
トル「ありがとう じゃあ・・・2階に上がルヨ」
トルは階段を上っていった
いつもなら、ここらへんで必ずといっていいほど客人とすれちがう
だが今は誰も居ない
不気味な闇がたちこめている・・・
トルは、廊下をわたり、すぐ手前の部屋の戸を開けた
・・・・・・・・
部屋を開けると、ここでおきた事件の様子を、
カベにはいったみょうな切りキズが教えてくれる
5本の切り傷がカベじゅうにつけられている
当時はカベ紙を何枚も張り直していたが、無駄であった
やがてキズを放っておくと、このキズを恐怖を演出させるためのつくりものだと
あざわらって、恐怖スポットかのように感じて泊まった客もいたが、
結局そいつらもカイブツの餌食となった
だが、どんなに身体を引き裂かれようと、残った人形だけはまるでキレイだ
こんなことをして喜ぶカイブツの存在は、トルには憎たらしくてしょうがなかった
トルは正義感には欠ける
だが、彼の姉は違った
正義感あふれ、みんなからたよられていた姉は、
カイブツの手によって人形に変えられた
この部屋で
人形を元に戻す方法は全く見つかっていない・・・・
せめて、あのカイブツを殺せば・・・・
トルは既に決心をかためている
静かにベッドに腰をおろした
シーツをめくると、そこには予想どおりの光景が・・・
血・・・そして切りキズ
まだ新しい血がの跡が・・・
おねえちゃんのものかもしれない
トル「やれるもんならやってみろ・・・
ボクがかえりうちにしてやるっ!」
トルは剣を取り出した
以前は芸で使っていた剣だが、もちろん刃は本物
切れ味も、子供が持つには恐ろしいものだった
だが、トルは、国王、そして民に認められた、
天才的神経の持ち主だった
剣術、体術、あらゆる奥義を身につけている彼が、
今この宿にいることを国王が知ったらどれほど青ざめた顔をするだろうか・・・
将来期待の大きい子供が、人を人形に変えるカイブツと戦おうとしている・・・
もちろん今までカイブツと会って、生きて帰った者はいない
だからこそ、将来のために、この世界のために、トルは戦うつもりだった
今では、彼はこのカイブツと戦うことこそ自分がうまれた理由だとも思っている
・・・・・・・・・・
そんなことを考えて、何時間経っただろうか・・・
もう、さすがに眠気が襲って・・・・はきていなかった
あたりまえだ
トルは、今復讐心でいっぱいである
どんなことがあってもカイブツを倒す
トルはじっとカベを見つめていた
正確な時間を現す時計なんてものはこの世界にはない
今は、深夜の2時くらい・・・だろうか・・・
トルの体内時計はばっちりだ
最も、深夜の時間なんて今までは過ごしたことなどなかったが
トルの右手には剣が力強く握られている
もう手が痛くなっているほど握っているが、
そんな痛み、今は彼にとってなんでもない
ただ呼吸だけをし、ひたすらカイブツを待つ
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「グ・・・ヒャ・・・ッヒ・・・助けッ!!」
トル「!?」
1階から声がした
宿主の声であった
トル「しまったッ!!!」
そうか
ボクより先に・・・宿主を・・・!!!
なんて奴だ!!
ザシュッ・・・ズバッ・・・
何かが何かを切り裂くような音が1階に響いている
「グワッ・・・ゴハッ!!・・・オオ・・・ゥ・・・やめろ・・ぉう」
トルはあわてて部屋を抜け出し、階段をジャンプして下りた
トル「じいさん!!!」
1階にやってきた
トルは、腰をぬかした
まだ子供の彼にはとてもつらい光景がそこにあった
もう遅かったのだ
やがてそれは、小さな光を放つ
シューーーーーーーーーン・・・・・
光に包まれたじいさんは、人形と姿を変えた
トル「・・・ぁ・・・・あぁ・・・」
トルは人形に目を奪われている
「ああ〜あ、もう死んじゃった・・・ギャハヒャ・・・」
すると、人形は、青く細長い何かにつままれるようにして、宙にういた
トル「う、うわあああああ!!!」
怖いものなしの彼が、うまれて初めて絶叫した
カイブツ・・・オバケ・・・オニ・・・バケモノ・・・
それらは全てただのお話
現実で見たら、笑って見られるものなんかではなかった
彼は、天井に浮かぶとてつもなく大きいバケモノを目にしのだ
情報どおり、赤と青に体の色が別れている
もやもやした体、口からは腕が2本伸びている
その手には、血が
それはしずくとなってカイブツの腕をつたい、床に落ちていった
ポタ・・・
ポタ・・・
その音が恐ろしく恐怖を感じさせる
カイブツは宿主の人形をポイと捨てた
カイブツ「クックックック・・・残念だったなぁ
・・・トルぅ・・・宿主をやられて・・・」
カイブツは声を発した
どーいう声帯をしているのか、多少変な興味を持った
男と女の声を同時に発している
トルはここまできて、ようやく金縛りから解かれた
ゆっくり腰を上げ、カイブツから2、3歩身をひかせる
トル「ハハ・・・まさか本当にカイブツだったトハネ・・・」
いつもより多く語尾が裏返った声で発せられた
落ち着いていない・・・
こんなあせった気持ちは、初めて宿で芸を披露する時だけだった
それ以来、数年間、あせりを感じたことなど、一度も・・・
いや・・・あとは姉の死を知った時だけ・・・
カイブツという名は、バケモノに身を扮した、
ただのいかれ野郎だとトルは思っていた
だが、コイツは限度を超えすぎている・・・
いかれすぎだ・・・人間じゃない・・・
それも・・・この巨体でどこから宿に侵入したんだ・・・?
トルのなかで、様々な疑問が訴えられては消えていく
その数が増えるほど、彼もあせりを感じる
1秒・・・2秒・・・
この間におそわれたらどうする・・・こいつを倒すんじゃなかったのか!?
トルは最後にそう自分に言い聞かせ、剣を構えた
カイブツ「ほう・・・さすがトル、
おまえは子供だから泣き出すかと思ってたぜ
アヒャヒャーーーーーーッ!!!」
トルは耳をおさえた
なんだコイツ・・・いきなり大声で、
そんな声をだされたら、・・・
トル「・・・・っ・・・」
やはり、一瞬クラッときた
トル「3日前、おねえちゃんを殺したのはおまえダナ!!」
カイブツにむかって大声でさけぶ
カイブツ「そうさ!ゼミナス・スリッカーズを殺したのはオレ様
さすがおまえの姉だけのことはあったな
おいしくいただいたぜ このツメが、奴の血をなぁ〜!!」
そのあとカイブツはさきほどのように奇声をあげて笑う
「キィィヤァアッハはハハハハぁァ!!」
なんて奴だ・・・
トルは剣を持つ手にいっそう力をこめた
さっきまでの復讐心が再び自分をかきたてる
それと同時に恐怖心も消えていく
トル「覚悟しろカイブツめ・・・
絶対に許さなイヨ!!」
・・・・・・・
カイブツ「そんな低い場所に居て、
どうやってオレ様に攻撃を・・・」
トルはジャンプをし、さらにもう一度空中でジャンプをした
カイブツの目の前にトルが、そして剣が振り下ろされる!
・・・ッザンッ!!
カイブツ「ノアアアアッァァアァアアッ!!」
トルの剣は、カイブツの右腕を切断した!
床にカイブツの右腕がボトリと音をたてて落下した
ピシュ・・・ピシュウウ・・・
カイブツ「ヒヤアアアッ!!」
カイブツの切断された腕から、
ドス黒い”気”がわき出ている
地面に着地したトルは、剣をカイブツに向けて投げ飛ばした!!
トル「くらえ!!」
ザシュッ
剣はクルクルと回転をし、今度はカイブツの左腕を切断する・・・!!
カイブツ「ア・・・ゴハァ・・・アアアー!」
剣はブーメランのようにトルの元へ帰った
剣を右手でキャッチする
これで早くもカイブツの右腕と左腕、つまりツメを封印した
トル「最後だーー!!」
トルは後ろを向き、カベに足をつけ、そのまま天井を走り抜き、
カイブツの頭に剣を突き刺そうと、刃先を向かわせた
だが・・・
ッフ・・・
トル「!?」
赤と青の本体を斬りつけることなく、
トルは床に落下してしまう
しりもちをついたトルはすぐさま立ち直る
トル「な・・・剣が・・・すりぬけた・・・?」
まるでケムリの中を走るような感覚であった
彼の本体は、形をたもってない・・・つまり・・・
カイブツ「フヒャヤヒャ!!オレ様の本体は、
エネルギーでできている!!剣じゃ効果無しなんだよなァ!
ギャヒャヒャヒャヒャ!!!」
トル「な・・・なんだ・・・エネルギーって、
どういうことダヨ!?」
カイブツ「さて、よくもオレ様の腕を2本ともぶったぎってくれたな
そのお返しといってはなんだが・・・これなんかどうかな?」
そういうとカイブツは大きく口を開けた
クハアアアアア・・・・
その口の中に、何やら光が集まると、1つの黒い物体が姿を現した
その存在をトルが確認した瞬間、
カイブツは口をタコのように細め、黒く、丸い物体をはき出した!
ドッガーーーーーン・・・!!
トル「ウオっと・・・」
物体の正体は爆弾であった
しかし、トルは素早くその場で回避した
トル「ほ、本当に爆弾まで・・・おまえは一体・・・・?」
カイブツ「ックックック、教えてやるか
・・・オレ様の名は、パペットマスター!!」
トル「パペットマスター・・・だと・・・?」
カイブツ→パペットマスター「フクク、この名前を聞かれたからには・・・」
パペットマスターは再び口を大きく開く
光のなかから、今度は3つの細長い物体が姿を現す
その光景はトルには信じられなかった
何もない口の中から、
突然光と同時に爆弾だのなんだのと姿を現す・・・
パペットマスター「死ね」
ッドンッドン・・・ドーンッ!!
発射されたのはミサイルだった
3つのミサイルがトルをおそう
トルは宿の1階を逃げ回った
ミサイルはしつこくトルを追い回す
パペットマスター「ックックック・・・
逃げろ逃げろォィ!!逃げまくれェぇえぇっ!!」
そういっているあいだに、パペットマスターの口にキバがわずかに生え始めた
トル「ソレ!!」
トルはミサイルをなんと、斬りつけた
ミサイルはヨコに真っ二つとなり、床に落ちる
だが、まだ2つのミサイルが残っている
トルは逃げ回る
だが、ミサイルはまだ追いかける
しかしトルは気付いた
ミサイルのスピードが落ちていることに
トル「ようし・・・フフフ」
トルは大胆にも、ミサイルの1つを抱きかかえた!
パペットマスター「・・・・粉々になりたいのか・・・」
トルはそのままジャンプする
そしてミサイルを床に向けて放り投げた
床には、もう1つのミサイルが・・・・2つがそのまま衝突し、
激しい爆発を起こす
トルは再び地面に着地した
だがその時だった
ズバァァァァアアンッ!!!
トル「う、ぐわあああ!!?」
トルの胸に激痛が走る
見ると、カイブツの腕が復活しているではないか!
パペットマスター「ギャヒャーーーーーーヒヤーアアハアアハァァハァッ!!
宿内に奇声がなり響く
トルの胸は、パペットマスターの鋭いツメにキズを付けられた
パペットマスター「ソリャアアッ!!」
再びカイブツがツメを振り下ろす
トル「させるか!」
トルは痛みをこらえ、カイブツのツメを避けた!
そのまま後ろに回り込み、カイブツの背中に剣を突き刺す!
ッス・・・・
またもや剣はすりぬけた
トル「っく・・・何で・・・」
パペットマスターは振り返る
パペットマスター「無駄だ、バカめ!!」
そしてツメでトルの体にダメージを与える
ズババッ!!
トル「っう・・・」
トルはふっとび、柱に激突した
そのまま、彼は床にひざをついてしまう
パペットマスター「ッフッフッフ・・・トル
・・・おまえのその身体的能力は素晴らしい
ここまで私にたてついてきたのはおまえが初めてだ」
トルは激しい痛みにこらえきれず、床に伏せてしまう
パペットマスター「だがまだ意識が子供だ
相手に恐れをなしたまま戦っている」
パペットマスターは彼の頭をつまんだ
そして顔をこちらに向けさせる
パペットマスター「おまえはオレ様のものにしてやる 感謝しろ」
トル「・・・・・?」
パペットマスターは口を今までよりもずっと大きく開ける
どんどん口を開いていき、やがて彼自身が裂け、赤と青の2つのエネルギーにわかれた
トル「・・・な・・・なんダヨ・・・?」
その2つのエネルギーは、トルの身体を包み込んでいく
シュウウウヴウウウヴヴウウヴヴヴ・・・
トル「う、うわああああああ!!!!」
パペットマスター「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!!
1つになるんだ!オレ様となァハハァアア!!」
トル「あああああアア・・・」
トルはその場に倒れ込んだ
しばらくすると、トルの長く白い髪に異変が起きた
なんと、髪が、赤と青の2色にくっきり別れていく・・・
ピエロの子供の指がピクリと動いた
ピエロの子供「フ・・・クフフ・・」
そしてそいつはゆっくりと立ち上がった
宿にある鏡に顔を覗かせる
鏡に映ったのは、トルの顔だ
しかし、左目が赤く、右目は青く染まっている
パペットマスター「アハハ・・・やった・・・これで消滅せずにすむンダ」
パペットマスターはトルの体を乗っ取っのだ
そして、剣を拾うと、彼は城下町の城へ向かった
パペットマスター「フィギュアコレクションの始まりだ、アッハッハッハ!」
その夜から、トル、いや、
パペットマスターによる大量殺人事件が発生、
世界は一夜のうちに惨劇に飲み込まれ、人々の生気はこの世界から姿を消した
==============
マスターハンド「これが私のみたユメの内容だ」
マスターハンドは語り終えた
パペットマスター「・・・・・・く」
パペットマスター「アギャヒャーーーーーーヒャヒャヒャヒャァアッハぁアハハアア!!」
突如、狂ったように(狂ってる)笑い出した
マスターハンド「・・・・・・・」
ウォッチ「ヒエー・・・」
パペットマスター「思い出させてくれてありがとうよ
・・・何十年も前のことだ・・・ギャヒ!
もしかしたら、トルの記憶がなんらかの形で
おまえのユメに現れたのだな・・・クヒャヒャひヒャ・・・」
マスターハンド「貴様・・・平和な世界を・・・この世界をよくも・・・!!」
ウォッチ「コノ世界ニ住人ガ居ナカッタノハ、アナタガ・・・ミンナ殺シタカラナンデスネ!?」
パペットマスター「殺し・・・まあそう言えるか
・・・オレ様はこの世界の全員をフィギュアにしたの だよ!!
全員だ!全員!!みんな私のコレクションだァァアア!!」
マスターハンド「ふざけるな」
マスターハンドが声を張り上げた
マスターハンド「何がコレクションだ
・・・モンスターの分際で、よくも・・・!!」
パペットマスター「ッケ、よそ者の分際で
・・・それにオレ様はモンスターじゃねえ・・・」
マスターハンド「何だと・・??何処がモンスターじゃないと言える!!」
パペットマスター「オレ様はおまえと同じ立場なんだよォオ!
マスターハンド」
マスターハンド「同じ立場だと?
何をワケの・・・・・・・・・・・・っ・・・」
マスターハンドは硬直した
ウォッチ「マスターハンドサン!?」
マスターハンド「まさか・・・・貴様
・・・・・・・・この世界の創造主は・・・・貴様かッ!?」
ウォッチ「エエ!?」
パペットマスター「フッヒャーーーーーーーハハぃふぁハハハハーーーー!!!
その通り!!
この世界はオレ様が創ったのさ!!
オマエがニンテンドーを創ったようになァァァァァアアアアアアアーーー!!」
マスターハンド「馬鹿な・・・・・・・・・」
ウォッチ「ト・・・イウコトハ・・・・・・・・!!」
マスターハンドは身を震わせた
なんてことだ・・・
マスターハンド「オマエは・・・
『自分で創った世界を・・・自分で惨劇に陥れた・・・』
ということに・・・なる・・」
パペットマスター「ッヒーーーーヒッヒッヒ
・・・全くその通りだよォオオォーーーー!!」
マスターハンド「な、何を・・・信じられん・・・!」
マスターハンドはひどく困惑した
自分で平和な世界を創っておきながら、
自分で一気にその平和をぶち壊す
マスターハンドには、同じ創造主から考えて、
理解できなかった
マスターハンド「何でだ!言ってみろ!!」
マスターハンドがパペットマスターに指をさす
マスターハンド「オマエの創ったこの世界は、
私のニンテンドーと比べれば小さすぎる!ということは、
この世界はオマエが初めて創ったものになる!そうだろ!!」
マスターハンドはもの凄く早い口調で喋る
マスターハンド「初めて創って、ここまでリアリティーのある世界を創れる・・・
貴様の創造力は私とクレイジーをゆうに超えている!!
なのに!何故・・・・何故自分の創った世界を・・・!!」
マスターハンドがニンテンドーを創ったのは、仲間欲しさ故
今となっては、住人の数が多すぎるため、中には悪がでてきたりとこまっているが、
マスターハンドとクレイジーハンドはニンテンドーの平和を最大限に保つため、
これでもいろいろと裏で努力していた・・・
例えば、マリオワールドなら、マリオがクッパを倒せるようにと、
アイテムをたくさん創りだしていた
しかし、このパペットマスターは同じ創造主の立場でありながら、
あろうことか自ら世界を闇で埋めつくした
そのことにマスターハンドはこの上ない怒りを感じている
パペットマスター「ックックック、熱くなんなよ・・・ワケを教えてやるさ
さすがに最初の頃は、オレ様も平和な世界を裏から見ていた
いつ悪人が出るかひやひやしていた
オレ様も平和が好きだったんだ」
マスターハンド「・・・なら、何故・・・」
パペットマスター「でも平和って、よくよく考えれば、つまらないもの
なんだよね オレ様からすると」
マスターハンド「!!・・・」
パペットマスター「それで、あるとき考えたのだ」
パペットマスター「平和を守る喜びと、
世界を支配する喜び
どちらが大きな喜びかってねェ・・・・・・ギャハハ」
ウォッチ「・・・・・・・」
パペットマスター「それでためしにやってみたのだよ・・・殺しまくった」
そしてパペットマスターはしばらく黙した後言った
パペットマスター「これが滅茶苦茶楽しいィィィィイんだよねッ!!!
特に、最初の頃の!平和だった世界にいきなり殺人が起きて!!
そんときに見た住人の表情!!オロオロした顔!!
めっちゃ気に入ったんだ!!」
ウォッチとマスターは何も言わず
ただ黙ってこのイカれの話を聞いていた
パペットマスター「みんなわけもわからず、ただ毎日起きる殺人事件に毎晩家族一緒にうずくまりやがって・・・
小さな子が不安に思う顔なんか見たら・・・かわいすぎだったよ・・・殺したいほどなァァ!!
そいつらの身体をゆっくりとツメで引き裂いていくんだ!!これがなによりも快感なんだ!」
ウォッチ「(マスターハンドサン・・・コイツ・・・)」
マスターハンド「(ああ、狂いすぎだ クレイジーより狂ってる奴は初めて見た
これじゃただの快楽殺人者だ・・・)」
パペットマスター「トルを支配した後からはただひたすら剣でヂョバ・・・ヂョバッとね・・・
ックックック・・・どれだけ長く苦しみを与えられるか・・・ゲームのようだったよ!」
マスターハンド「お前は狂いすぎだ
お前なんかに創られた住人は全くかわいそうだったな」
パペットマスター「ヒッヒャヒャヒャヒャ・・・
狂ってるものかッ!!オレ様が創った世界なんだ!
どうしようが、オレ様が常に正統なんだ!!狂ってなんかないなァ!!」
マスターハンド「ああ、そうか、重傷だな
オマエのようなものが創造力を手に入れたのが間違いだ」
パペットマスター「この野郎ッ!!!・・・
ま、いいかぁ・・・クク・・・もうこの世界には
飽きちゃったしねぇ〜・・・新しく世界を創るのにもめんどくせぇ〜し・・・」
パペットマスターはニヤリと笑う
マスターハンドはその笑みに隠された真意が読めなかった
パペットマスター「お次はオマエの世界、
ニンテンドーでも支配するかなァ???」
マスターハンド「!!」
ウォッチ「エッ!?」
マスターハンドは突然、
パペットマスターの腕を2本とも口から、力ずくで引きちぎった!!
ブヂッ・・・!!
パペットマスター「ギョアアアアアアアアッッハハアアアっ!!」
パペットマスターの口から闇がわき出る・・・
マスターハンド「ふざけるのもいい加減にしろ!
貴様なんかニンテンドーに来させてたまるか!!」
パペットマスター「この手野郎がァァアアアア!!」
パペットマスターは口から思い切りエネルギー弾をはき出した!!
ズキューーーーーーンッ!!
一瞬でエネルギー弾はマスターハンドに直撃する!
マスターハンド「グ・・オ・・・」
マスターハンドはカベに強く打ち付けられた
マスターハンド「や・・・やはり、口の中で物理、
エネルギーを瞬時に創造できるのか・・・
なんて創造力だ・・・・・・」
敵にするのはまずい
少なくとも、クレイジーが一緒にいなければ、実力的に勝てない
マスターハンドはそう思った
パペットマスターの口から、ちいさなキバが10本生えてくる
時間がたつごとにそのキバは伸び続け、あるていどまでのびると、
あっというまに腕となる・・・
パペットマスター「ッフッフ教えてやる・・・
この体ではオレ様は長く戦えないんだ!!」
マスターハンド「なんだ・・・と??」
パペットマスター「オレ様がこの体を動かすのに使うエネルギー
・・・それこそがまさに闇の気なのだ!!
あれが無くなるとオレ様は消滅する!!」
マスターハンド「そういえば・・・言っていたな
・・・トルを乗っ取った時に、これで消滅せずに済む・・・と」
パペットマスター「そうだ!!トルの奴は、姉を殺されたことでオレ様にとてつもない
憎悪、憎しみのパワーを知らず知らずのうちにつくりだしていたのだ!!」
パペットマスターは両手を真上に広げた
パペットマスター「オレ様はその気を感じ取った!
だから奴の憎しみをオレ様の命の源にするため、
あえて殺さずに奴の意識を乗っ取ったのだ!!」
ウォッチ「ソレデイママデ生キテキタンデスネ
・・・トルヲ支配スルト同時ニ、彼ノ
アナタニ対スル憎悪ヲ吸イ取ッテ・・・!!」
パペットマスター「その通りだ!!あの闇はオレ様にも貴様らにも創り出せない!!
なんといったって闇は、生あるものが、強い憎しみ、
恨みを持ったときにしか発せられないもの
だからなァ!!貴重なもんなんだよ!!」
マスターハンド「・・・・・・・・・・」
パペットマスター「何故憎悪がエネルギーの源になるかはだいたいわかるよな!?生あるものはむかついたとき
衝動的に悪さしたくなるよなああァア!!何故か!!それはその時発せられた憎悪がその者の巨大な
エネルギーに変換されるからさぁあ!!まるで自分が無敵になったように感じたり!!
たとえ仲間だろうと裏切ってみたり!!憎悪という闇のエネルギーはこれ以上ない
最高のエネルギーなんだヨオオオォ・・・たとえどんな奴にでも闇は力を貸してくれる!!」
パペットマスターはさらに腕を伸ばす!!
パペットマスター「だが、トルが殺されてしまっては、
もうオレ様は闇が吸収できない!!こうなったら・・・!!」
マスターハンド「・・・・どうする気だ・・・」
パペットマスター「貴様の世界、ニンテンドーを、憎しみ、
恨みなどの憎悪でいっぱいの世界にしてやる!!
そうしてオレ様はそこで永久に生き続け!!
永遠にニンテンドーを闇の世界にしてくれる!!」
ピシャーーーーー!!
カミナリが激しくおとをたてた!
パペットマスター「ヒャアアアアアアハッハッハッハッハ!!
全てはカワイイカワイイ
トルを殺した、貴様のせいだ!!ウォッチィィィ・・・」
マスターハンド「そうか・・・奴は闇を動力に・・・
だから私から闇を吸い取ったのか・・・
私が牢獄に閉じこめられる前に・・・」
ウォッチ「ソンナコトサセマセン!!」
パペットマスター「!」
ウォッチが叫んだ
その電子音のような声から、今初めて熱い何かを感じ取った
ウォッチ「私ハ、ニンテンドーガドンナトコロカ知リマセンガ、
ココミタイナ寂シイ世界ニスルトイウノナラ、絶対ニ許シマセンヨ!!」
パペットマスター「ッ・・・・・・・
・・・・・・・・」
マスターハンド「ウォッチ・・・」
パペットマスター「ッケ、うるさい!!
オマエは闇の支配者達が持ってきたゲームだ
今じゃオレ様の大事なトルを殺してくれている
なら仕方ないな、ニンテンドーを闇世界に変えるまでの間
誰かの体を支配するしかないわァアアアアア!!」
マスターハンド「何だとッ!!」
パペットマスター「今、闇エネルギーをつくりだしてくれそうなのは・・・」
パペットマスターが指で数を数え始めた
パペットマスター「カジオー、マリオとクッパへの恨みが強い・・・
マルク、カービィを倒し、宇宙を手に入れようとしている・・・
ガノンドロフ、リンクを倒し、力を手にしようと企んでいる・・・
コクッパ・・・全然ダメ
キングテレサ・・・ルイージを恨んでいるが、所詮個人的なものだ・・・
ファイナルコング・・・ドンキーを倒し、覇王となる・・・か・・・」
ウォッチ「何デスカ・・・一体・・・」
マスターハンド「・・・・!」
パペットマスター「マルクかガノンドロフ、あたりだな
・・・よし!!」
マスターハンド「マルク、ガノンドロフをどーするつもりだ!!」
パペットマスター「決まっているだろ!!
どっちがたくさんの闇をオレ様に与えてくれるか!!
どっちが強いか!!どっちが使いやすい体かで、片方を乗っ取ってくれる!!」
マスターハンド「!! またトルのように・・・
意識を支配するのかッ!?」
パペットマスター「そうだ!!もちろんスマブラメンバーに負けるようなザコは
乗っ取らん マスター、貴様はクレイジーと一緒にこの世界に残るんだなッ!!」
マスターハンド「何を馬鹿なことを!!」
パペットマスター「いいか!?1つの世界には1人の創造主がいればそれでいいんだ!!
貴様が勝手にこの世界にやってきたんだ
かわりにニンテンドーはオレ様が支配する!!」
マスターハンド「(マズイ・・・奴の創造力は計り知れない
奴なら広いニンテンドーも、1年、いや、3ヶ月で
闇世界に変えられるかもしれない・・・
これは・・・どうにか食い止めるべきだ!!)」
パペットマスター「闇の支配者達は全員メンバーと戦いを始める頃だ!!
結果次第で全てが決まるんだあああ!!」
ウォッチ「マスターハンドサン!!大変ナコトニナッテマス!!」
マスターハンド「ああ、だが・・・
まずはメンバー全員が支配者全てを倒してくれれば、とりあえず奴が
誰かのからだを乗っ取ることはなくなる・・・左は今フィギュアだ・・・
こうなればメンバー達と力を合わせて・・・パペットマスターを倒すしか・・・!!」
パペットマスター「待とうじゃないかマスターハンド!!
メンバーと支配者達の戦いの結果を・・・ッ!!
ギャヒャひゃーーーーハハハハーーーーっ!!!」
マスターハンド「たのむ・・・みんな勝ってくれ・・・!!!!」
闇の世界は・・・雷雨にみまわれた
魔城に、奇声が鳴り響く・・・
一方、奇声はこちらにも鳴り響いていた
〜ニンテンドー・谷の奥深く〜
ボスパックン「クハハハハ!ようやくお引っ越し完了だ!」
レミー「すごい疲れたね」
クッパJr.「当たり前じゃん、
城に必要なもの全部ボク達が背負ってきたんだから・・・」
カメックババ「おまえらよーがんばったの」
ボスパックン「ほら、ジュースだ」
レミー「とかなんとか言ってどーせドロでしょ」
クッパJr.「わーい ありがとう!」
ジュニアはごくごくとジュースを飲み始めた
レミー「って、本当にジュースだったの!?
オレにもくれよ!!」
レミーは両手を差し出した
ボスパックン「おえええええええッ!!」
ボスパックンはその両手にドロをはき出す
レミー「ぎゃーーーーーッ!!何するんだよー!
ジュースくれよー!!」
ペシィッ!!
レミー「痛ッ!!」
ボスパックン「バーカ、一本しかねーつーの
初めから信用してろってんだ」
レミー「そ、そんな・・・」
ボスパックン「それにしてもなかなか良い場所だな
隠れ場所には最適だ」
クッパJr.「でしょぉー!」
レミー「ここなら屋内だし、城をたてる必要はないよね?」
ボスパックン「何馬鹿なこといってんだ 城はボスには必要不可欠だろ!!」
レミー「えええええ!??」
ボスパックン「わかったらさっさと建設にとりかかれ レミー」
レミー「ってオレだけかよ!?」
クッパJr.「ところで、ボスパックン
ビックリしたね、あのことには」
ボスパックン「ああ、正直驚いた」
そういうとボスパックンはジュニアの通信機を取り出した
現在は、もう1つ別に、レミーの通信機を子供リンクに隠し持たせている
子供リンクも、メンバーも誰もいまは気付いていない
この盗聴器の存在には
ジュニアの通信機からは今はただひたすら、
子供リンクのかけ声、そして剣がぶつかり合う音が聞こえてくる・・・
ボスパックン「まさかもう既に2軍メンバーにロイとマルスという
2人の剣士が存在していたとはな・・・
そして奴らは今特訓中、子供リンクも今だけはスパイの役にならない」
クッパJr.「どうする、相当強くなりそうだよ・・・2軍メンバー」
ボスパックン「ああ、そうだな・・・だがとりあえず、
今2軍は活動できないのは確かだ
今の内に何かやれることは全てやっておいた方がいいかもしれないな」
レミー「城の準備でしょ・・?」
ボスパックン「いや、もっと何か・・・別の・・・・」
何を考える・・・?!
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MIDI:「霧雨」より