第56話 それぞれの策略





イギー「フッフ〜♪」 イギーはパソコンをいじりながらなにやらにやけている。 ジュニア「どうしたんだい?」 イギー「この数日、ギガクッパが大暴れしていることで     ギガクッパにかけられている懸賞金がグングン上がっているんだ。」 ヨッシー「けんしょうきん?」 サムス「・・・ギガクッパにお金が懸けられているわけね。」 ピーチ「どれくらい懸けられているの?」 イギーはパソコンのキーボードをタイピングしている。 イギー「ん、様々な世界から色んな単位のお金が懸けられているね。     だけどどこもケタがスゴイ。しかも時間と共に懸賞金も跳ね上がってるよ。     ごらんよ。キノコ王国からなんて25万コインさ。」 マリオ「ッブ!!!2、25万!?」 イギー「あ、今26万に上がった。」 ヨッシー「ス・・・スゴイですね・・・」 イギー「多分今日までに全国から懸賞金目当ての人がギガクッパを     やっつけに来ているらしいけど、ギガクッパがぴんぴんしている様子を     見ると、あきらめて逃げたか、あるいは返り討ちにあったか・・・。」 マリオ「オレ達でやっつけようぜぇぇえええ!!!」 ルドウィッグ「マリオ、お主、目がコインになっているぞ!?」 イギー「でも、こんな額、本当に各国が出してくれるとは思わないけどね。     被害総額だってそれ相応にあるんだ。あまり期待しない方がいいよ。」 マリオ「一生遊んで暮らせるなぁ〜♪」 ヨッシー「ダメです。もう完全に懸賞金で頭がいっぱいのようです。」 〜フォーサイド〜 真夜中のフォーサイドにはビルの屋上で 大暴れしているギガクッパの姿があった。 〜スマッシュ・バード・操縦室〜 フォックス「さて、さっそく攻撃するか?」 ファルコ「ああ、どんどんやっちまいな!」 フォックスが操縦桿のスイッチを押そうとした時だ。 フォックス「んッ・・・・おい!!」 ファルコ「・・・どうした?」 フォックスが正面、ギガクッパを映し出している画面を指さした。 フォックス「よく見ろ、人が居るぞ!!」 ファルコ「ん・・・?」 ファルコが画面をよく見ると、ギガクッパの足下に 人が2人、逃げ回っている。 ギガクッパと比較するとその2人は米粒ほどのサイズだ。 フォックス「このまま攻撃すると、あの2人がヤバイぞ!」 ファルコ「構わねぇよ。こんな時に逃げ遅れてるのが悪いんだ。      攻撃しちゃえ、FOX。」 フォックス「バカッ!!」 ファルコ「じゃあ、どうするんだ?」 〜管理室〜 フォックス『・・・誰かがあの2人を助けるしかないな。』 管理室の画面からフォックス達の会話が聞こえてくる。 ファルコ『オレは無理だぜ。なんたって機体をコントロールしているからな。』 フォックス『オレもシステムを管理しているから無理だ・・・。』 マルス「つまり・・・・・私たちの内、誰かが・・・ということですね?」 サムス「私にやらせて。彼らを避難させればいいんでしょう?」 ヨッシー「あああ危ないですよ!?」 ゼルダ「そうですわ、ギガクッパはとても危険です。」 サムス「だからって、あの人達をこのまま見過ごすなんてできないわよ。     それに私だってバウンティ・ハンター。護身だってきちんとわきまえてるわ。」 クレイジー「お前達な、おれを忘れてくれてるんじゃないか?」 ピカチュウ「くれいじぃ・・・」 マリオ「そうか!クレイジーハンドが居るじゃないか!!     クレイジーハンドならまさに救いの手といわんばかり     あの2人を救ってこられるぜ!!」 サムス「・・・まぁ、クレイジーハンドなら私より簡単に     救出ができそうね。」 ミュウツー「・・・・・・・・・」 フォックス『じゃあ悪いなクレイジーハンド、頼んだぜ。』 クレイジー「任せるんだな、神らしいところを見せてやろう。」 ファルコ『オイ!!FOX!!見ろアレ!!』 画面から取り乱すようなファルコの声が管理室に響く。 フォックス『なん・・・だ・・・アレは・・・・?』 ロイ「なんか様子がおかしいな。」 ピチュー「トリさん、どうしたんですか?」 ファルコ『フォーサイドの上空に変な物体が浮いてるぞ!      半端無いでかさのな!!この機体よりもデカイぞ!!』 画面が切り替わり、再びフォーサイドの様子が映る。 全員「!!?」 その異変には一瞬で気付いた。 ギガクッパの真上に、白い浮遊物体の姿があったのだ。 浮遊物体はギガクッパの真上で静止している。 カービィ「何、・・・あれは?」 ピカチュウ「フォーサイドには時々UFOが来るけど、       アレは大きさも色もまるっきり別だね・・・」 サムス「ネス、見たことは?」 ネスがマジマジとコンピューターの画面を見つめる・・・ ネス「あれは・・・・多分、いや、間違いなく初めて見るよ・・・あの大きさのUFOは。」 マリオ「イギー、何か解るか?」 イギー「・・・・・・全然・・・・・・      推測だけど、さっき言った懸賞金目当ての者の所有する飛行物体かも。」 デイジー「なんか、また嫌な予感がしてきたんだけど。」 ピーチ「多分、ここに居る人みんなそうよ。」 フォックス『一応聞くが、クレイジーハンド、アレは・・・』 クレイジー「知らないな。」 ファルコ『やっぱりか。』 謎の飛行物体はギガクッパの真上で静止したまま、何も 行動を起こさないままである。 ウォッチ「アノ飛行物体ノ目的ガ懸賞金ナラ、ギガクッパヲ攻撃スレバ      イイノニ、何故シナイノデショウ。」 サムス「あの飛行物体気になるわね・・・こっちも動けなくなるじゃない・・・」 ルドウィッグ「怪しい策略がある可能性もあるな・・・。」 ブブブ・・・ブブブブブブブ・・・・・・ イギー「あ・・・・あレ?」 イギーのパソコンの画面が突如真っ暗になった。 それは、闘技場の画面と同じ時間に起こっていた。 デイジー「わ!!どうしたんだよキュー!!」 ポポ「故障したのかな?」 ナナ「まさか、こんな時に?」 イギー「故障じゃない、何者かの仕業だ、     ボクが以前やったことと同じことをしている・・・!!」 マリオ「それって・・・」 ブウウウウン・・・・・ 低い音が響く。 コンピューターの真っ暗な画面に、何か白いものが映し出された・・・ それは、円をかたどった白い4つのかけら。 ヨッシー「なんですか・・・このマーク・・・・?」 イギー「・・・・・・・・」 ジュニア「・・・・・・・・」 ミュウツー「・・・・・・・・」 その場に居る全員がその暗闇に浮かび上がる 白きマークを見つめた。 『スマッシュブラザーズの皆さん、こんばんわ。』 全員「!?」 注目している画面から声が突然聞こえてきた。 それはフォックスやファルコ、コンピューター『キュー』のものではない・・・ 『正面に見える飛行物体。我々はその所有者である。』 ゼルダ「・・・何故、私たちがスマッシュブラザーズだと・・・・?!」 『それはもちろん、世界の代表格の者達が結集した、奇跡の団体。  世界中に知れ渡っていますよ。』 サムス「この機体がスマッシュブラザーズの機体だということは      世界には知れていないわ。・・・・・・・あなた達は、何者?」 『目的はあなた方と同じ、ギガクッパの暴走を止めること・・・  及ばずながらも、我々もギガクッパを止めるためやってきました。』 デイジー「・・・何だ・・・。本当に懸賞金目当てのやからじゃん。」 イギー「・・・・・・それなら、なんでボク達に通信なんか・・・?」 『スマッシュブラザーズの皆さん。このフォーサイドにはまだ建物内、  道路などに逃げ遅れた者が多数います。この状態でギガクッパを攻撃すれば  彼らが犠牲になる可能性が出てきます。』 〜操縦室〜 フォックス「ほら見ろ。」 ファルコ「ぐ・・・だけど、なんーかクサいぜ?      じゃあおまえ達がなんとかするとでも?」 〜管理室〜 『私たちがギガクッパを町外れ、人気の無い場所まで運びます。  あなた方スマッシュブラザーズはその後にギガクッパを攻撃してください。』 ロイ「そんなことできるのか?あの巨体を、どうやって運ぶんだよ・・・」 『それは見ていて下さればどうやって運ぶかは解ります。  その後は迷わず、攻撃してしまって結構です。』 イギー「どうやら、向こうにもそれなりの科学力があるみたいだね。」 『いいですか?迷うことは禁物ですよ。  いずれ決心を付けてもらう。時はもう満ち足りようとしている。』 ミュウツー「!・・・・・。」 マリオ「迷うわけないだろ。オレ達だってギガクッパを止めようとしてるんだ。」 『必ず、その時までには行動を起こしてもらう。・・・・それでは。』 その数秒後、画面は再びギガクッパのいるフォーサイドを映し出した。 それと同時にイギーのパソコンも元に戻る。 ミュウツー「・・・・・・・・・・・・」 〜謎の飛行物体・内部〜 グリーン「その時までには行動を起こしてもらう。・・・・それでは。」 グリーンはそう言うと手元のスイッチを操作した。 メタナイト「・・・・どういうことだか、さっぱりだ。       いい加減に何かワケを話すんだ。」 メタナイトが後ろからグリーンに話し掛けた。 グリーン「もうそろそろ、終わらせて、始める。      そういうことだ。」 グリーンはオノを振りかざす。 ・・・・・・・・・・・ メタナイト「全く、ワケがわからん。」 〜フォーサイド〜 謎の飛行物体に変化が起きた。 機体から無数のワイヤーらしきものが伸びてきたのだ。 ワイヤーはギガクッパのツノ、コウラ、トゲ、腕、様々な部分に 吸い付くように付着していく・・・ 〜謎の飛行物体・内部〜 グリーン「・・・・・・行くぞ・・・      メガエネルギー・・・・吸収。」 〜フォーサイド〜 ギガクッパ「ッ・・・ッ・・・・オオオオ、グオオオオオオ!!?       ウオオオオオオ!!!!ガアアアアアッ!!」 その時、謎の飛行物体はそのまま前進しだした! 〜スマッシュ・バード・管理室〜 ヨッシー「動き出しましたよ!」 ゼルダ「ワイヤーで吊して、ギガクッパを運び出すようですね・・・」 デイジー「シンプルだけど、一番いい方法じゃないか?」 イギー「何とぼけたこと言ってるのさ。     ギガクッパが何トンあると思ってるの?     そのギガクッパをあんな細いワイヤーで吊して、     それで持ち運ぶなんて、そんなこと・・・・・・」 イギーが早口でブツブツ言っている間、謎の飛行物体は ギガクッパを軽々と運び出している・・・ イギーはまだ気付いていなかった。 ギガクッパの体内エネルギーの単位がガクっと下がったことに・・・ 〜謎の飛行物体・内部〜 グリーン「フフフ、あいつらの目の前でメガエネルギーを       盗み出し、後はそのまま逃亡・・・。       メガエネルギーを取り出したクッパならあいつらも勝てる。       そして、彼も行動を起こすだろう。       クッパを倒した時こそが、あいつらの終幕・・・。」 メタナイト「何だとッ・・・・」 メタナイトは身動きできなかった。 おかしな機械のアームに体を硬くわしづかみにされているからだ。 メタナイト「メガネルギーを・・・何に使う気だッ!?」 グリーン「それはもう『総帥』より命じられている。だが、お前には教えられないな。      まだお前は我々の仲間では無いからな。」 〜空中〜 飛行物体は順調にギガクッパを運び、フォーサイドから遠く離れた 地点まで飛来してきた。 後ろからスマッシュ・バードが後を追ってきている。 ワイヤーがギガクッパを放していき、ギガクッパは自由を取り戻した。 ギガクッパ「グウウ・・・オオオオ!」 飛行物体はその後、静かに雲の中へと消えていった・・・ 〜スマッシュ・バード・管理室〜 ウォッチ「何処カ行ッチャイマシタネ。アノ飛行物体。」 ロイ「後は僕達にお任せします・・・ってことかな?」 ラリー「だろうな。でもよ、懸賞金目当てじゃなかったのか?     オレ達に譲ったらダメじゃんか。」 イギー「ハン、フォーサイドならともかく。こんな人気のない地上で     ギガクッパを倒したんじゃ、誰だって懸賞金は手に入るさ。     ギガクッパが消えた後に、名乗り出ればいいんだから。」 デイジー「ッゲ、それって、私達に倒させておいて      報酬は自分らが貰おうって魂胆かよ!」 イギー「うん。多分。     はたまた、本当に懸賞金目当てではなく、ボランティアのつもりか・・・だね。     でもどっちかといったら九割九分九厘、報酬目当てさ。ずる賢い策略ってことさ。」 ヨッシー「嫌な奴らですねー。」 マリオ「仕方ないよ。     とにかく、今はギガクッパを倒すことに専念だな。」 サムス「というわけで、頼むわ、フォックス。」 〜操縦室〜 フォックス「任せとけ、ギガクッパ、覚悟しろよ!」 ファルコ「オレだって機体操縦してんだからFOXだけ      たよりにするのは不公平だぜ!?」 〜地上〜 ギガクッパ「・・・オオオオオオ!!!!」 ギガクッパは前に大きく傾き、その場で跳ね上がる!! 大地は大きく揺れ、跳ね上がってきた巨体がスマッシュ・バードめがけ ミサイルのように飛んでいく。 フォックス「こっちにジャンプして来たぞ!!ファルコ!!」 ファルコ「OK。オラァ!!」 ギガクッパ「カアアアアッ!!!」 ギガクッパはスマッシュ・バードを見下ろすほどまで ジャンプした後、腕を振り上げ、ツメを機体に振り下ろした!! ズウウウウウンッ・・・ その瞬間機体はわずかに揺れ動く。 マリオ「おっおい!!大丈夫か今の?!」 カービィ「けっこうゆれたねぇ〜っ!」 キュー「機体に14%のダメージです。」 デイジー「え・・・えええ!!?」 ナナ「あらら・・・」 ピチュー「こ、こらあああトリ!!ちゃんと操縦しろーい!!」 ファルコ『うるせッ!普通のパイロットなら大打撃で一撃死だったのを      防いだんだぞ!!逆に感謝するところだ!!』 フォックス『機体にギガクッパのツメは触れていない。       機体のコントロールには異常は無いぜ。』 ピーチ「・・・じゃあ何故ダメージを負ったの?」 ゼルダ「ギガクッパがツメを振り下ろしたとき、     同時に発生した電撃にダメージを負わされたのでしょうね・・・。」 ファルコ『まだギガクッパの攻撃パターンを完全に把握しきれて      無い、だが攻撃が直に当たるようなヘマはしない。安心しな!』 ジュニア「なら、さっさと攻撃しちゃいなよ。」 フォックス『ああ、今から機体を安定させた後、       目標を攻撃する。効くかどうかはわからないけどな。』 スマッシュ・バードは大きく旋回し、 やがてギガクッパの正面を飛行する。 フォックス「攻撃!!」 フォックスが操縦桿のスイッチを力強く押した。 ジーーーンッ!!! 大きなプラズマ弾が機体の正面、 鳥のクチバシに似た部分から発射された!! プラズマ弾はギガクッパの腹部に命中! おおきくよろけたギガクッパはその後にスマッシュ・バードをにらみ付けた。 フォックス「良し!効いてるぜ!!」 ファルコ「どうだ、オレのコントロールの腕はよ!!」 ギガクッパ「ガアアアアアッ!!!」 突如火炎がスマッシュ・バードの何メートルか先に放出された!! 機体は避けることはできず、そのまま業火のなかにつっこむ!! キュー「ッ・・・・ぴ・・・ッ・・・     蓄積ダメージ23%です・・・・」 ピカチュウ「ファルコ!?」 ファルコ『悪い、今のばっかりはどうしようも無ぇよ。      フォックス、システムに異常は?』 フォックス『機体が少し熱を帯びたな・・・システムが異常に       なるまでは行かないが・・・』 ギガクッパ「オオオオ!!」 その場からギガクッパは地面を踏みつけるように歩き出した。 ファルコ「おっと、動いたからって狙いが定まらないと思わない      ことだギガクッパ。」 ギガクッパ「ラアアアアアアッ!!!」 ぶわああああッ フォックス「ッ!目標が消えた!?」 ファルコ「上だ!!」 ギガクッパ「ガアアアアアッ!!(ギガクッパドロップ)」 ファルコ「っち、しゃーねぇ、つかまってろみんな!!」 ファルコが操縦桿を一気に押し出す。 〜管理室〜 ゴオオオオオオオ!! 天井が真っ逆さまになり、皆の視界が横転する。 ヨッシー「うわああッ!?」 ピーチ「きゃあっ!」 マリオ「ピーチ姫ッ!!」 マリオはあわてて、床に倒れそうになるピーチ姫を支えようと かけだすが、途中こけてしまった。 そのしばらく後、 体がふわりと起きあがった。 ミュウツー(大丈夫か?) ミュウツーの声がマリオの心の中に響く。 マリオ(・・・ああ、ありがとう。) マリオもそれに心の中で応えた。 ふとピーチ姫を見る。 マルス「大丈夫ですか?」 ピーチ「ええ、ありがとうマルス。」 ピーチ姫はマルスに体を支えられている。 マリオ「・・・・・・・・・・・(マルス・・・・)」 ピチュー「ファルコォオオ!?      天井が壁に・・・壁が床になってるよぉ!      おかげでアタマぶつけたじゃん!!」 ファルコ『しょうがないっつってんだろ!?      本当だったら機体がギガクッパのケツに押しつぶされてた所だ!!』 〜操縦室〜 フォックス「大丈夫か、ファルコ。」 ファルコ「ああ、ちょっとギガクッパから距離を取るぜ。      それでもいいか?」 フォックス「ああ、ばっちり狙いは付ける。」 ファルコ「なら行くぜッ!!」 ブオオオオオオオオオオ・・・・・・・ 巨大な翼を持つ鳥は亀をにらみ付けて飛行した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜謎の飛行物体・内部・とある部屋〜 銀色の、いかにもなめらかな質感を感じさせる壁・・・ 床は鏡のようにその場に立つ者を反射している・・・ その鏡の床に映る色は・・・鮮やかな、”グリーン” しかし、そのグリーンは2つ存在していた・・・ グリーン「・・・・・・・・・心拍数が通常に戻ってきているな・・・      蘇生はほぼ完了。後は問題無く本人が意識を取り戻すか・・・だ。ルイージ。」 グリーンの目の前には、いくつもの機械のアームに体を捕らわれたルイージが・・・ 今、彼は目をつぶったまま動かない・・・ だが、呼吸は穏やかなリズムを保ちながら淡々と繰り返されている。 ルイージの真横には四角いコンピューターの画面が4台、どれも 細かなメーター、複雑な数式など、目に入りきらないほどの情報が・・・ 「オイオイ!!お前一体何たくらんでやがる!?」 「さっきから独り言ぶつぶつ言って、お前何者だ!!ここは何処だ!?」 グリーン「いい加減黙ってろ、馬鹿共は。」 グリーンは声の方向に目線を向けずまましてこたえた。 ファルコン「ちくしょ・・・目が覚めたと思ったら・・・」 ドンキー「変な機械に体締め付けられて、動けない・・・!」 ファルコンとドンキーはルイージと同じく、機械のアームに 体をしっかり固定されている。 ドンキー「パペットマスターはどうしたんだ!?      他の皆は!?いい加減何か言ってくれ!!」 ドンキーは遠く、ルイージを見つめているグリーンに言葉を投げかけた。 おそらく、これで回数は2桁に繰り上がっただろう。 グリーン「・・・・・フム・・・、血圧も良好・・・      体温も良好・・・体の傷もまるで消えている。      それも、細胞レベルで・・・・しかもこんな短期間に・・・な。」 グリーンはルイージのボウシを手に取り、マジマジと見つめる。 グリーン「一番驚いたのが、・・・衣服まで修復させるとはな・・・      これは『総帥』に良い報告ができそうだ・・・クク。」 ファルコン「お、これで4回目の『総帥』って単語出現だ。       総帥って誰のことだ!?」 グリーン「・・・・・ここまで来たら、ひっぱたけば意識を      取り戻すだろうな。」 グリーンは軽くルイージのほっぺたに手を添えた後・・・ ッパゴ!! 勢いよくルイージの顔を手ではたいた!! ルイージ「・・・っ・・・?」 グリーン「ルイージ、目を覚ませ。」 グリーンがルイージの頭にボウシをかぶせた。 ルイージ「・・・・あれ・・・・」 目を大きく見開き、今現在置かれている自分の状況を 確かめようと周囲に目をくばる。 ルイージ「ここどこ・・・・?ぼくは・・・?兄さん達は・・・?」 頭の中に様々な疑問が1秒単位でわき上がって来た。 ファルコン「オイ!!ルイージ、大丈夫か!?」 ルイージの耳にファルコンの声が届く。 今、彼の視界にファルコンは映らない。 それはファルコンも同様、ルイージが視界には映らない。 彼らは声を出してお互いの存在を知らせた。 ドンキー「ルイージ、無事か!?」 ルイージ「ファルコンに、ドンキー!       何処に居るの!?」 ファルコン「多分お前と同じ状況にあるぜ、オレ達も動けないんだ!       変なアームに体を縛り付けられてるからな!」 ルイージ「・・・キミは・・・誰・・・?」 ルイージの視界にギリギリ映る緑の物体。 アームにきつく頭を固定されているルイージは 目玉をぎょろっと動かしてその緑の物体を視界の中央に収める。 グリーン「・・・・・・ふむぅ・・・完全に体に異常は無し。      それに、これはきっと死ぬ以前の状態よりも良好だろうな・・・」 グリーンの大きな眼にはモニターが反射していた。 ルイージ「誰、キミ・・・・ぼくは、どうなってるの??」 グリーン「そして・・・メガエネルギーも思った通り、変化無し。      フフフ・・・・計算の答えが出たな。」 グリーンはそう言うと最後にルイージを一瞬だけにらみ付けて 部屋の奥へと向かう。 ルイージ「あ、ちょっと待って、ねぇ〜〜・・・・」 ルイージは緑の物体に声をかけるものの、物体は 早足で部屋の出口らしき扉に向かう。 しかし・・・ グリーンは扉を開けず、そのまま立ち止まった。 そっとグリーンは手に持っている緑のオノを振りかざした。 その瞬間にとある場所から機械のアームが降りてきた。 ルイージはアームをたどった。 天井から鉄のパイプ・・・いわばドカンがうかがえる。 そこからアームは長く伸びていたのだ。 まるで、機械でできたパックンフラワーだ・・・ その機械のアームの先端には3つのツメ・・・ 意志を持ったかのような機械のパックンフラワーはグリーンの体を 捕らえると、そのままドカンの中へと引き上げていった。 ルイージ「・・・・・・・・・・?」 ルイージは唖然とその光景を見たまま、硬直する。 ファルコン「あいつ、オレが最初に意識戻ってしばらくしたら       今みたいにあの天井のドカンから現れたんだ。       あのからくりアームに体を掴まれながらな・・・」 ルイージ「ねぇ、ぼく達・・・死んだはずだよね・・・?」 ドンキー「ああ、今のとこ、あいつが『メガエネルギー』というチカラを      使って、オレ達を復活させた・・・ということが解っている。」 ルイージ「メガエネルギー・・・それって・・・確か・・・      クッパが悪用してた、マスターハンド達のエネルギーのかたまり・・・だよね?」 お互い銀の金属の壁に言葉を投げかけて会話する。 ドンキー「ああ、それ以外は全くの謎だぞ・・・      ここは闇の世界なのかニンテンドーなのかも・・・      フォックスやサムス、お前の兄も何処にいるかわからないし。      パペットマスターとの戦いもどうなったかさっぱり・・・」 ファルコン「何を聞いてもあの緑のタコは聞こえないフリして       ブツブツ独り言をつぶきやがる。       その中で、何度かある単語が数回奴の口から発せられた。」 ルイージ「え・・・・」 ドンキー「『総帥』・・・つまりボスだよ。      きっとあいつはその、『総帥』の手下かなんかだ。」 ルイージ「『総帥』って、パペットマスターじゃないの?       それともクッパとか・・・」 ・・・・・・・・・・ ファルコン「どうだろうな・・・だが、なんとなく・・・       オレはパペットマスターとかクッパとか、そんなんじゃ無いと思うんだ・・・。」 ルイージ「え・・・う、う〜ん・・・      もしかしたら・・・・・・・第3者・・・かも・・・?」 ドンキー「その確率も高い・・・だろうな。      ったく、パペットマスターに倒されて、気が付いたと思ったら      こんなところでアームに体固定されてて、状況もわけわからず・・・情けないぜ。」 ルイージ「・・・・・ん・・・このアーム、ドンキーやファルコンの      力でもどうにかならないの?」 ドンキー「どうにかならないからオレ達も今のお前同様      動けないままだ。」 ファルコン「しかも、何故か強引にアームをつかみ放そうとしたら       アームの力が強まるし・・・」 ルイージ「・・・ボクの電撃ならどうかな・・・」 ファルコン「電撃・・・?」 ルイージ「機械のアームなら・・・電気を流してショートさせれば      いいと思う・・・。」 ファルコン「・・・・それって下手するとアームの強さが      限界にまでパワーアップして・・・ルイージの背骨が      折れるほどしめつけられる可能性が・・・」 ドンキー「そうなったらまた死ぬぞ!?」 ルイージ「あわわ・・・そうかも・・・・ね・・・。      だけど・・・・・やってみる!!」 ファルコン「何!?」 ドンキー「やめとけ、ルイージ!」 ルイージ「そりゃ・・・そうだけど・・・もしこれで機械のアームが      ショートしてほどければ、ドンキーとファルコンも助かる。      その後は、ぼく達でここを詮索すれば・・・何かわかるはず!!」 ・・・・・・・・・・・・ ドンキー「お前らしくないな、自分が死ぬ確率のある方に身を      ゆだねるなんてよ。」 ファルコン「やるなら迷わず一気にやれよ!!」 ルイージ「うん!!」 ルイージはそう言うと、手に力を込める。 バチ・・・・バチチチチ・・・・ ルイージ「サンダー!!」 ルイージがカッと手を開いた。 その瞬間にルイージの電撃がアームにつたう!! バヂヂヂヂヂヂヂヂヂ・・・・ヂヂヂヂヂ!!! ・・・ヂヂヂヂヂ・・・・・ヂヂチチチチ・・・ ルイージ「はぁ・・・はあ・・・・・・・っ」 電撃のすさまじい音が部屋から消えた。 ファルコン「やったか、ルイージ!?」 ドンキー「・・・・・・・・・・・・      ・・・おい、ルイージ!!      返事してくれよ!!怖いだろ!!?」 ルイージ「・・・・・・む、無理だった・・・      電撃が通じてない・・・」 ルイージの体を固定しているアームはビクともせず・・・ 力が弱まりとも強まることもない。 「フ、ンッフッフ。無駄だルイージ。」 ファルコン「!!」 ドンキー「!!」 ルイージ「っ・・・」 その声と同時に遠くの天井に伸びた銀色のドカンから グリーンが現れた。 アームはグリーンの体を床まで降ろすと、 再び天井のドカンへと消えていった。 ファルコン「緑のタコ、貴様!!」 ドンキー「今度は何の用だよ!」 グリーン「ルイージ、電撃ごときで私の造った      【メカ・フラワー】をどうにかできると思わないことだ・・・!」 グリーンが一歩一歩、ルイージに近づいてくる。 グリーンは金属でできている。 そしてこの床も金属でできている。 金属と金属がぶつかりあうような音がルイージの耳に痛いほど響いていた。 ドンキー「めか・ふらわー・・・?!これ放せよ!!      毛が痛むだろ!!」 ルイージ「・・・・キミは一体何者なんだ・・・」 グリーン「ふ〜ん・・・教えて欲しい気持ちは解るが      お前に何か教えようと、全くメリットが見いだせない故に・・・      お前にはそのままの状態でいてもらおう。」 ファルコン「それはアレか!?       『総帥』とやらの命令か!?」 グリーン「だが安心しろルイージ。      私はお前を”殺す”つもりは無い。      それだけは教えておいてやる。      さきほどみたいに変な行動を取られては困るからな。」 ルイージ「え・・・」 ファルコン「オイ!!       何でオレ達は無視して、ルイージだけと話すんだよ!?」 ルイージ「・・・・兄さん達は・・・今どこに居る?」 グリーン「・・・・・それは教えないな。」 ルイージ「じ、じゃあ、・・・ここは何処・・・?」 グリーン「それも教えない。他には何か無いか?」 緑の男が二人、目を合わせて言葉を交わす。 ルイージは自分と相対する者の眼を見て思った。 グリーンの片目は、どこか抜けたような単純な目をしている。 しかし、もう片方の目は逆に鋭い視線を突き放っていた。 その鋭い方の視線からルイージは威圧感を覚える。 ルイージ「・・・『総帥』って・・・誰のこと?」 グリーン「教える気が無いから『総帥』と言っているんだ。」 ルイージ「んん・・・じゃあ、キミ自身の目的は・・・?」 グリーン「ン・・・フッフ〜。教えると思うか?」 ドンキー「結局は何も教えない気だろ!!このタコ緑!」 グリーン「お前が今気になっていることを聞き出して解ったが・・・      記憶に問題はないようだな・・・よしよし・・・・。」 ルイージ「えっ・・・!?」 グリーン「・・・・さって・・・空腹でお前に      また死なれては大変だ。      定期的に【メカ・フラワー】が食事を供給しに来る。      栄養は私が保証する。嫌がらずに喰らうことだ・・・・。」 ファルコン「待て待て、お前”達”だろ?       なんでルイージだけしか居ないみたいに振る舞ってるんだ!?」 それを聞いてグリーンは緑のオノを静かに振りかざす。 ギギギギギギギッ!!!! ファルコン「ゴオハアアッ!!」 ドンキー「お、折れる・・・背骨が・・・ッカ!」 グリーン「【メカ・フラワー】は私の思い通りに操れる。      それだけ覚えておくんだ。      苦しまずに済むだろうな?」 ルイージ「ッ・・・・・ドンキー達を苦しめるのは、やめるんだ!」 グリーン「仲間思いなことだな。その調子で仲間を大切にすることだ・・・」 グリーンがそう言ってまたオノを振りかざす。 ファルコン「ッ・・・はぁ・・・・っ・・・くそ・・・」 ドンキー「ストレス溜まるぜ・・・・・」 グリーンが後ろを振り返り、ドカンへと歩き出す。 グリーン「ストレス解消は大声を出して発散させるんだな。      そうすればストレスが原因で死ぬことは無い・・・ンッフ〜フフ!!」 ルイージ達に背中を向けながら言い、またまたドカンの中へと消えていった。 ドンキー「アイツッ・・・・・・オレ達をペットか何かと思ってないか!?」 ファルコン「・・・っ・・・あいつの言うとおり、オレ達だけじゃこの状況、       どうにもできそうにないな・・・。」 ルイージ「・・・・・・・・。」 〜謎の飛行物体・内部・純白の王室〜 真っ白・・・・ 白以外の色が使われていない部屋の扉をグリーンが開けた。 グリーンは目の前の階段を一段一段丁寧に上り始める。 やがて、64段目を上ったところに、白き衣を身にまとう者の姿を目にした。 グリーン「『総帥』。ルイージ達の精神および記憶・・・      どれも異常は見られませんでした。      メガエネルギーは完璧に我々の望むチカラの条件を満たしています。」 総帥「そうか、それは何より。」 グリーン「はい。これで『総帥』の願いも、叶いますね。」 総帥「お前が私を選び、私の示すように従ってくれた・・・    だからここまでこれた。礼を言うぞ。」 グリーン「いえいえ。      私が『総帥』を選んだのは、当然のことです。      しかし『総帥』・・・・・・・マスターハンドは・・・・」 総帥「これまでニンテンドーを見守ってきてくれた神。    彼には今後ここで我々と共に、新たなニンテンドーを見届けてもらおうじゃないか。」 グリーン「では、マスターハンドの加護は私に任せてもらって、      よろしいで・・・・す・・・ね?」 グリーンが鋭いまなざしを『総帥』に向けた。 総帥「ああ。私はお前を信頼している。    ぜひ頼もう。グリーン。」 グリーン「了解。それでは、私は戻ります。      彼もじきにここに来るでしょう。」 総帥「そうだといい。」 〜地上・スマッシュ・バード〜 あれからスマッシュ・バードとギガクッパは激戦を繰り広げていた。 機体のダメージは60%を超え、右翼が一部破壊されている。 だが、フォックスもギガクッパに効率的にプラズマ弾を放っていき、 確実にダメージを与えていた。 フォックス「ギガクッパの攻撃パターンはもう完全に読んだみたいだなファルコ!」 ファルコ「ああ、オレは追いつめられてからが強い。      もう二度と奴の攻撃は受けないぜ!」 〜管理室〜 管理室のメンバー達は皆機体の激しい揺れにまいっていた。 ロイ「酔いが・・・・極限だあぁ・・・」 シーク「仕方ないだろう。今はファルコ達が頑張っているんだ。」←チェンジした。 イギー「でも、良い調子。     ギガクッパを倒せばエネルギーがまるまる飛び出して     元のクッパ様に戻るはず。あと少しだ!」 フォックス『ファルコッ!最後に右に旋回してくれ!!       アイツの顎にプラズマぶち込めそうだ!!』 ファルコ『フフッオーケー!!やってやれ!!』 ヨッシー「やっととどめをさせそうですよ!!」 サムス「・・・・・やっと、事件が解決されるワケね。」 ルドウィッグ「最後まで油断はできぬ!」 イギー「その通り。慎重にね。」 フォックス「任せろッ・・・・終わりにしてやるギガクッパ。       お前を倒したら・・・ニンテンドーの修復だ・・・。       行くぞぉおぉおおおおおおお!!!!」 ファルコ「オラあああああ!!」 ファルコが操縦桿を思い切り引き延ばす。 途端に機体はギガクッパの背後から正面に回り込み、 スマッシュ・バードの目の前にギガクッパが現れた。 フォックスは狙いを定め、最後の一撃を加える!! ギガクッパは炎をはき出そうと口を開くが、その口の中に 巨大なプラズマ弾が打ち込まれた!! ッガアアアアアアン!!!! ギガクッパ「グ・・・・オオオオオオオオッ!!!」 機体の目の前から消え去るようにギガクッパは勢いよく吹っ飛んだ! 〜スマッシュ・バード・操縦室〜 フォックス「よっし!!」 ファルコ「っへへ。あっけなかったな!!!」 〜管理室〜 マリオ「やったようだぜ!!」 ピーチ「ええ、これでやっと・・・」 サムス「終わったようね。」 グララアアッ・・・・・ 機体が突如傾き出す!! それは今までより激しい傾きだった。 カービィ「何ッ?今度は何〜?」 ファルコ『ッヒャッホ〜ゥ!!』 ファルコが調子に乗ってアクロバット飛行を繰り出す。 フォックス『おい、やめとけファルコ!後で焼き鳥になるぞ!』 ファルコ『しょうがないな。じゃ、いっちょ、近くに降りるぜ。』 ネス「これからは街の復興に伴わなきゃね。」 マルス「そうですね。これからが大変です。」 イギー「にしても、かなり強力なプラズマ弾なんだね。     あのギガクッパにダメージを与えるなんて・・・」 マリオ「イギー。忘れるなよ。     落ち着いたら闇の世界でルイージ達の蘇生だからな!」 イギー「そうだったね。ま、そのことについては約束だし。」 ミュウツー「・・・・・・・・・・」 その時、ミュウツーが1人、管理室へと向かった。 ピカチュウ「あれ?ミュウツー?どこいくの?       そっち操縦室だよ?」 ミュウツー「・・・・・・。」 ミュウツーは無言のまま、管理室を出て行った。 フォックス「ふう、ギガクッパは完全にのびてるな。       ファルコ、さっさと着陸しよう。」 ファルコ「ああ。わかってるつの。」 ・・・・・・・・・・・・ ファルコはスマッシュ・バードが無事着地できる ポイントを捜索している。 この静かな間合いは数秒間続いた・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ピピピピ・・・・ キーンキーンキーンッ!!! フォックス「ん?」 ファルコ「あんだ?」 ピーピーピーピー!!!! ファルコ「オイッ、何だ今更ッ!?」 フォックス「・・・・・・おい・・・ファルコ・・・」 キーンキーンキーンッ!!! 辺りから様々な警告音が鳴り響く。 フォックス「マズイ・・・システムが総て、異常事態だッ!?」 ファルコ「何だとッ!?」 キュー「コントロールが不能ですッ!!     原因不明のエラーが発生しました!!」 フォックス「オイコンピューター!?       何でだッ!?」 バアアアアアアアアアアアン・・・・・ ガシャアアアアアンッ!!! フォックス「グォッ!?」 ファルコ「馬鹿なッ!?」 操縦室のメーターやスイッチ、何から何まで 総てが突然ショートし、爆発していく・・・ッ!!! ファルコ「ッ・・・・やべぇ、機体がコントロール効かないぞッ!?」 フォックス「オイ、みんな!!オイ!!       っくそ、通信が遮断されてるッ!!」 ファルコ「このままじゃ、墜落しちまうな・・・ははは・・・」 グラアアアアアアア・・・・ ファルコのコントロールが効かなくなったスマッシュ・バードは 地面にクチバシを向け、無惨に墜ちていく・・・・・ッ!! キュー「大変ですッ!!このままでは、大破してしまいますッ!!!」 凄い勢いで機体は地面に向かって急降下していく・・・ メンバー達はもはや突然のことで混乱したまま・・・ ファルコが管理室へと視線を向けた・・・ ファルコ「・・・・・・ッ!?」 異物・・・ 紫の細長い異物がファルコの目に鮮やかに映った・・・ 次の一瞬後に尻尾は消えていたが、ファルコの動体視力は しっかりそれを捕らえていた・・・ あの異物・・・・・ ミュウツー・・・・・・・の尻尾・・・・・・・・ ファルコ「・・・・・・・・・・・ッ」 数秒後、スマッシュ・バードは 地面に大激突し、粉々に大破してしまった・・・・・・ 轟音が大地に響く・・・。 その郷音を、何十メートルか先・・・ ミュウツーはスマッシュ・バードの最後を見届けていた。 ・・・・・・・・・・・・ 大地の中央に燃えさかるスマッシュ・バードの残骸は 二度と生き返ることのできない、哀れな鳥に見えた・・・。 ミュウツーは静かに目を背けた。 ミュウツー「・・・・・・・・・・・・・・。        ・・・・・すまない、スマッシュブラザーズ。」 ミュウツーの真上には、白き飛行物体の存在があった。
ミュウツー突如・・・裏切り・・・!!? << 前回第55話へ
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