第58話 剣先に立つ者
グリーン「トル・・・貴様、私のメカ・フラワーをよくも・・・」
トル「・・・・なら、どうするというんダイ?」
グリーンがそれを聞くと、鋭く、緑色に輝くオノを空中から出現させた
グリーン「あの世送りだな・・・フフッ 」
トル「・・・・・・・」
ここでコイツと戦っても不利に違いナイ・・・
なら、ルイージだけでもここは・・・!
トルが急にルイージの耳をひっぱった
ルイージ「っわ・・・何?」
トル「(ルイージ、ボクが合図したら走ってこの部屋の扉から出るンダ )」
ルイージ「(えっ?)」
トル「(出たらすぐ道は左右に分かれてる
左へ向かえ、その後ボクもすぐ後を追うカラ )」
ルイージ「(わ、わかった)」
グリーン「・・・・・・・・・・・・」
トル「来い!ボクがお前の相手だ!」
グリーン「調子にのるなよ、トル・・・ 」
グリーンがトルに向かって走り出す
トルも細く、鋭い針を片手に、グリーンに突撃した!
グリーン「ッ!!」
グリーンが無言でトルにオノを振り下ろす!
ルイージ「!」
ルイージは思わず目を手でおおう
ドンキー「よ・・・よけたぞ!」
ファルコン「すごいな、あいつ 」
ドンキーとファルコンの声が部屋に響いた
ルイージがおそれるように手をどけた視線の先・・・
グリーンの素早く、的確なオノを、
ピエロの子供は軽々とかわしている!
グリーン「ふーん・・・」
トル・スリッカーズ
パペットマスターの日記にも奴のことは記されていた
子供ながらも、ずば抜けた身体能力を持っている・・・
パワーは無いものの、彼は様々な格闘術を2・3日で習得する、天才
この戦闘力も、もしかしたらスマブラメンバー並・・・
あるいは・・・
トル「ッや!!」
体を急回転させ、遠心力を付けた針でグリーンの体を突く・・・!
ッカン・・・
その攻撃を受けたグリーンの体は真後ろへと倒れ込むように傾く・・・
トル「ルイ!!」
トルが叫ぶ
ルイージ「(!・・・合図!)」
意を決しルイージはその場から走り出した!!
グリーン「・・・ッ!!」
緑のオノを支えにし、グリーンは転倒を防いだ!
トル「うっ・・・さすがに転ばなかっタカ・・・」
ルイージは必死でダッシュし、そのまま銀色の扉から出て行く・・・
グリーンはその光景をただ、立って見ていた
トル「・・・追いかける必要は?」
グリーン「フン トル、ここから抜け出せると思っているだろう
馬鹿め・・・ 」
トル「・・・・・・」
グリーンはトルに背を向け、天井から伸びるドカンへと移動する
グリーン「このアジトは複雑だ ドカンを使わなければ移動するのも大変・・・
ドカンを使える私からすれば・・・ルイージを捕まえるのは・・・
迷路を逃げまどう子ネズミを捕まえるのと同じだ 」
ドンキー「トルッ・・・おいトル!」
ファルコン「俺達も助けてくれよ!」
グリーン「・・・・・・」
静かにグリーンはオノを振りかざす
すると、なんとドンキー達を拘束していたメカ・フラワーが
2人を解放した!
ドンキー「うぉっ?」
とっさのことに2人は困惑する・・・
ファルコン「グリーン・・・どういうことだ?」
グリーン「せっかく生かしておいたものを・・・」
そう言い残し、グリーンはドカンから伸びてくるメカ・フラワーに
掴まれ、姿を消してしまった・・・
トル「・・・・・・・」
ファルコン「何だアイツ・・・ま、とにかくやっと自由になったぜ!」
ドンキー「ああ、・・・さて・・・トル・・・教えてくれ・・・」
トル「・・・ボクも聞きたいことがアル 」
ドンキー&トル「「今の状況は?」」
ファルコン「・・・・・・・」
トル「・・・・・・」
ドンキー「・・・・・・・」
トル「何だ・・・キミらも何もわからないノカ・・・ 」
ドンキー「そういうお前もカヨ・・・」
ファルコン「ドンキー・・・口調移ってるって 」
トルは手に持っている鋭い針をそでに隠し、1人扉へと
スタスタ歩いていく
ドンキー「ちょっと待てよ!」
ファルコンとドンキーがあわてて後を追う
トル「ボクは姉さんを探している キミ達は?」
トルは背中を向けながら言う
ドンキー「(姉・・・って・・・魔城でサムスが連れてきてた・・・あれか )」
ファルコン「俺達も・・・メンバーを探したいんだが・・・」
トル「・・・・・そう 」
銀色の扉を開け、部屋を出る
冷たい金属の壁、床、天井
ドンキー「一体、何処なんだここは・・・」
ファルコン「魔城とは随分感じが違うな・・・
いや・・・闇の世界でも無いんじゃないかコレは?」
トル「・・・確かに・・・スタイラークとの文明とは遠く離れている感じダネ 」
ファルコン「・・・ああ ・・・・すたいらーく?」
トル「・・・・」
トルは目を細め、ファルコンを見上げる
トル「キミ達は、ボクらの世界を闇の世界だとか呼んでいるケド・・・
ボクらの世界にだって名前はアル 」
ファルコン「その名前が、スタイラークっつーのか・・・それは知らなかった・・・ 」
ドンキー「アレだな、俺達でいう、ニンテンドーってことだな 」
3人は左に曲がり、金属の廊下を進んでいく
トル「ボクはスタイラークの神に操られていた時の記憶はアル
だからキミ達のことは、間接的に知っている 」
ドンキー「そうか・・じゃ自己紹介とかはいらないワケだ・・・」
ファルコン「で、これからどうするんだ・・・?」
トル「状況の把握は難しい
だから、この建物の中の何処かにボクの姉さんか、キミらの仲間がいるか
いないか・・・それを確かめた後、居たなら共に、居なければボク達だけで
ここから脱出 」
ファルコン「・・・もし居たなら俺達同様に拘束されている・・・というワケか 」
トル「多分ね ・・・少なくとも、ボクの姉さんは何処かに居る 」
ドンキー「・・・なんでわかるんだ?」
トル「姉弟だから」
ドンキー「・・・・・・・」
ファルコン「・・・・・・・・・」
トル「キミらも解るはずさ キミらだって兄弟 」
ドンキーとファルコンは顔をあわせた・・・
ドンキー「んなわけないだろ・・・」
ファルコン「こんな奴と兄弟なわけねぇよ 」
トル「・・・・・・・・」
〜純白の王室〜
グリーン「・・・できました 『総帥』」
グリーンは『総帥』にあまり大きくないが、小さくもない箱を差し上げた
総帥「これは・・・」
グリーン「はい "例のモノ"です 作るのに苦労しました 」
総帥「・・・うむ・・・・良くやった 」
グリーン「・・・にしてもやはり3人だけだと辛いですね
ミュウツーはあまり動かないし、実質私と『総帥』だけですよ
この計画を進めているのは 」
総帥「良いだろう もうこれが手に入れば 」
『総帥』がグリーンから受け取った箱をなでる
グリーン「して、彼の確保は何時・・・」
総帥「お前に任せる その方が一番やりやすいだろう?」
グリーン「フフフ・・・ハッッハッッハ!!!!」
ミュウツー「・・・・私はその作戦は、汚いと思うのだが 」
総帥「・・・またか 」
グリーン「お前・・・いつからそこに居たんだ
それよりミュウツー お前はこれまでに3度、そう言っては
私が説明してやれば・・・「なら構わん 」と3度言った 」
ミュウツー「ああ 」
総帥「・・・どちらにしろ、この作戦で奴らスマッシュブラザーズの
最後の見定めになることは間違いない 」
グリーン「私はそれが楽しみで・・・仕方がない・・・フッフッヒュヒュ〜!!
ヒュ〜ヒュ〜ヒュヒャハハハ〜!!!」
グリーンは奇妙に大笑いをし、背中を向ける
グリーン「奴の確保の前に、ネズミの確保をしなければ 失礼します 」
リンクがダークリンクの内にこの作戦を行えば、より良い結果が待っている
フフフフ・・・・
〜マリオワールド・岩肌の上〜
子供リンク「ってことは、あいつらが扉を・・・」
ダークリンク「おおかたそうだろう 」
リンクとコリンは、謎の飛行物体、そしてギガクッパからまぬがれ、
『最後の扉』のある岩肌ポイントにやってきた
しかし、2人がここへやってきた時にはすでに『最後の扉』は何処にも身当たらなかった
レミー「また誰かが海底に沈んじゃったんじゃないか?」
イギー「誰がなんのために?
きっとあのUFOが『最後の扉』を持ち出したんだ 」
デイジー「別に問題無いんじゃないか?」
子供リンク「大問題だよ!
『最後の扉』に通じている闇の世界には
マスターハンドや1軍メンバー数人が・・・」
イギー「ああ、それがとてつもなく厄介だね
クレイジーハンドも向こう側に捕られちゃったし
ミュウツーも向こうに 裏切りか、それともワケありのことか・・・」
ルドウィッグ「イギー、クッパ様は今、何処に?」
イギーが通信機を取り出し、軽く空に振りかざす
・・・・・・・・・・・・・
イギー「あ・・・あれ?・・・おかしいな・・・・
発信器が壊れているのかな・・・発信が無い・・・?」
ダークリンク「・・・ギガクッパの場所を正確にとは言わない
漠然とした情報は手に入らないのか?」
イギーは通信機が故障してないか・・・確かめている
イギー「ん〜・・・クッパ様に付けた発信器が壊れたとなると・・・」
レミー「通信機でニュースを聞けるんじゃないのか?」
イギー「・・・マリオワールドのニュースなら通信機だけでも聞けるけど
ニンテンドー全域のニュースは、通信機だけじゃ無理かな
今まではパソコンを経由していたからね 」
ダークリンク「ッ・・・役に立たないな まぁいい
俺がこれからギガクッパを倒しに行く 」
デイジー「おい、アンタ独りでかい?」
子供リンク「リンクさん、ここで待機するって・・・」
ダークリンク「そんな時間は無いッ!
ギガクッパは結局はピンピンしている・・・・
放っておけばまた各地で被害が続出するのは当然 」
イギー「・・・・・・・」
ルドウィッグ「・・・・・・・」
リンクが皆から離れようと歩み出す
子供リンク「リンクさんは、皆と合流するためにここまで戻ってきたんじゃないんですか!?
待ちましょうよ!待って、皆がここに集ってからギガクッパを倒しに行けば・・・」
ダークリンク「馬鹿を言え 」
リンクが振り返る
ダークリンク「ここまで戻ってきたのは、いわばお前が『邪魔』だったからだ!」
子供リンク「・・・・え?」
デイジー「・・・・・・・・」
クッパJr.「・・・・・・・zzz」
ダークリンク「コリン、お前が敵でないのは解った
敵でないのならお前を死なせるワケにはいかない
そう思って俺はお前をここまで連れてきたんだ 」
子供リンク「・・・・・・・」
ダークリンク「お前は本当にバカだ ただの憧れで正義を気取り、そんな
格好をして・・・格好や気持ちだけならカスでも同じことができる 」
デイジー「おいおい・・・リンク・・・ちょっと冷たくないか?」
ダークリンク「強さが無ければ意味がない コリン、お前はスマッシュブラザーズに
入ったとはいえ、力の差は他者と比べれば大きい
そんなザコを連れてまわってたいたのではこっちに支障が出る 」
イギー「・・・おっかしいなぁ〜・・・発信器落ちちゃったのかな〜・・・」
ダークリンク「コリン 」
子供リンク「・・・はい!・・・」
ダークリンク「今すぐスマッシュブラザーズをやめろ 」
子供リンク「ッ!?」
デイジー「えええええ〜!?」
クッパJr.「ど、どうしてっ・・・?」
ルドウィッグ「・・・その方が良いかもしれん 」
ダークリンク「・・・誰か、こいつを後で家まで送っておいてくれ 」
デイジー「っちょ・・・」
リンクは背を向け、歩き出す
子供リンク「ちょっと待って下さい!!リンクさん!!」
コリンは大きな声をリンクに投げかける
子供リンク「自分の身さえ自分で守れば、いいって・・・
リンクさん言ったじゃないですか!」
ダークリンク「お前にそれはできない 俺はそう判断した 」
子供リンク「オレだって・・・戦いたいんですッ!!
みんなと一緒にッ・・・・世界を・・・!」
ダークリンク「それ以上言うなッ」
突如振り返り、コリンにマスターソードを突きつける
ダークリンク「・・・・・・・・・」
子供リンク「・・・・・・・・・・」
剣を突きつけるリンクの顔は真剣そのものであった
コリンにとって、剣を突きつけられるより、
リンクの鋭く、強い視線の方が心を震わせる
ダークリンク「お前の正義はニセモノだ
お前の勇気もニセモノ 憧れがお前を勇者にしているんだ
お前の俺への憧れが、ただの子供であるお前を
『子供リンク』としているんだ 」
子供リンク「・・・・・・ニ・・・ニセモノ・・・なんかじゃ・・・」
ダークリンク「いいか・・・世界は誰が思っているよりも広い
一言で世界を救うと気安く言えるのは・・・
お前の正義に重みがないからだ 」
デイジー「・・・・・・・・・・」
子供リンク「・・・・・・・オレは・・・・・・」
ダークリンク「・・・・・今回は遊びが過ぎた
そう思え そして、もう二度と顔を出すな 戦場に 」
・・・・・・・・・・・・
リンクは間を置いてから、マスターソードを鞘に収めた
ダークリンク「今から行けば、ギガクッパの位置は先ほどとあまり
変わっていないはず 俺はギガクッパを倒しに行く 」
リンクは再び歩み出す
その背中に声をかける者は居なかった
子供リンクの表情からは活気が消え、
デイジーの足もとで彼は小さくうずくまっていた
岩肌から見える光景から、リンクが完全に消えた頃だ
イギーがネス、ロイ、ゼルダ、ウォッチを見つけた
さっそく彼らと合流し、状況を確かめ合う
イギー「なるほど、ヨースター島に
ここからそう遠くない だからすぐにここにこれたワケか 」
ゼルダ「やはり、このポイントに来れば、誰かしら居る
そう思いまして 」
ロイ「でもどうやら他には来ていないみたいだね マルスとか 」
ウォッチ「子供リンクサンハ居マスガ・・・大人リンクサンハ?」
デイジー「ああ・・・それがちとワケありでね〜・・・・」
イギー「いいよ ボクが話す 」
イギーが、子供リンクとダークリンクの先ほどの事を
ロイ達に話した
イギー「まぁ、それで結局リンク1人でギガクッパを倒しに行っちゃったんだ 」
ロイ「そっそれなら、僕らも早く後を・・・!!」
デイジー「その必要はないよ
だってリンクが出発したの1時間前だもん
今から追いかけても1時間掛かる
今更行っても意味ないよ 」
イギー「そうだね でもよく考えたら・・・懸賞金はリンクの
独り占めだ・・・・・・あいつ、上手くやってくれたな・・・」
ネス「リンクはそんな人じゃないから 」
ルドウィッグ「それどころか、あの様子なら金なんか一切受け取らないとも
考えられる 」
ロイ「というかそういう問題じゃないだろ・・・
問題はリンクが彼、コリンに言ったことだ 」
デイジー「あれか・・・
『お前の正義はニセモノ』なんて、憧れている人から
剣なんか突きつけられて言われたらそりゃショックだろうな 」
ネス「でも、今リンクはまだ『ダーク』になっているんでしょ?
なら仕方ないよ リンクは闇に操られているだけだよ 」
ゼルダ「・・・・・・・・・いえ・・・私は・・・」
ゼルダがそっと、口を開く
その小さなせりふに皆耳を貸した
ゼルダ「・・・私はあくまで、彼の本心からの言葉だとも考えます 」
ロイ「・・・・・・」
子供リンク「・・・・・」
デイジー「あれが、本心・・・」
ロイ「・・・リンクって奴、根は結構冷たい奴なんだな・・・
いくらダークになっているからって、子供に向かって・・・」
ゼルダ「いえ、・・・言い方こそは冷たかったかもしれませんが・・・
彼は、きっと・・・コリンの身を案じて・・・そのような言葉を
発したのだと思います 」
子供リンク「・・・・・・・・・」
ゼルダはコリンを見た
ゼルダ「・・・コリン、あなたは、本当に過去のリンクとそっくり
格好や、髪型、肌の色などではありません 」
ウォッチ「ドウイウ意味デスカ・・・?」
ゼルダ「・・・そうですね・・・『純粋さ』・・・ですわ 」
デイジー「・・・確かにコリンは純粋だね アタイのように 」
レミー「え?今なんておっしゃいました?」
イギー「レミー・・・身のためにも、そこはうなずくんだ
『社交辞令』を身につけることだよ 」
ゼルダ「小さかったリンクも、元気いっぱいあふれた子供だった
しかし・・・彼は、そんな純粋さあふれる子供の時に、
壮大な運命に流され、辛く、忌まわしい戦いを強いられた・・・ 」
ガノンドロフ・・・・
彼の存在が、リンクを・・・・
ゼルダ「子供のリンクは、仲間とはぐれ、魔に立ち向かわなければならなくなったのです
彼には辛かったでしょう 日々の明るい日常からの急落は
・・・ですが、彼は勇気を持っていました 」
子供リンク「・・・その勇気の象徴、トライフォース・・・
そして勇者の証、マスターソードを手に、
リンクさんはガノンドロフを封印した・・・ 」
コリンがそう静かに言う
イギー「だけど、・・・何者か、おそらくマルクが
ガノンドロフの封印を破った
メガエネルギーを使ってね 」
子供リンク「そのウワサが流れ、僕は小耳に挟んだ
僕もガノンドロフは憎んでいる・・・ 」
デイジー「そりゃぁ、憧れのリンクの敵だしな そりゃ憎むだろうね 」
子供リンク「・・・いや・・・その時、僕はまだリンクさんのことは
詳しく知らなかった 」
デイジー「えッ!?」
クッパJr.「・・・じゃあ、なんで・・・、ガノンなんとかを・・・?」
子供リンク「ガノンドロフは・・・
僕の世話をしていた、おじいさんを・・・」
ロイ「まさか・・・!」
ウォッチ「ソ・・・エ・・・?」
子供リンク「・・・もちろん封印が解かれた後のことじゃないよ
ガノンドロフが世界を暗黒に陥れた時代に・・・
奴の一味に、その人はやられた・・・ 」
ゼルダ「(・・・コリンも、ハイラルの・・・そして、被害者・・・)」
子供リンク「その時、命はなんとかとりとめたけど、
平和が戻ってからも、おじさんは寝たきりの生活を・・・
僕はそんなおじさんの世話をしながら暮らしていたんだ 」
ルドウィッグ「良い少年ではないか・・・」
子供リンク「でもおじさんは病気にかかって、結局は・・・
あの時、ガノンドロフの一味にやられてさえいなければ・・・
僕がおじさんを守れていれば・・・そう思いながら3日は泣いた 」
ゼルダ「・・・それから、強くなることを・・・?」
子供リンク「うん・・・その時ちょうどリンクさんを詳しく知るようになって、
僕はリンクさんに憧れた 僕も、リンクさんのようになろうと・・・」
デイジー「で、我流の剣の腕を磨いたワケだ 」
子供リンク「・・・そして、そう、この間
世界中にパックンフラワーが現れた
僕はまずハイラル全域のパックンを倒し、ハイラルの
安全を確認したあとに・・・」
クッパJr.「! ボスパックンの居た、クッパ城跡地まで来たということか!!」
レミー「そうか・・・そういう理由があったのか・・・ 」
子供リンク「そして、スマッシュブラザーズに入った・・・だけど・・・
リンクさんの言った通り・・・僕は正義に憧れた一心だった・・・
何も考えないでここまできたけど・・・・間違ってたみたい 」
コリンはとても弱々しい声でそういった
ゼルダ「コリン・・・ 」
ゼルダがしゃがみ込み、コリンの目線と並ぶ
ゼルダ「正義一心にここまで来たあなたはとても勇気があります
リンクさんと、同じほどの勇気が・・・!」
子供リンク「・・・でも、僕には・・・力が・・・」
ゼルダ「いいえ、大切なのは勇気です あなたの勇気は決して
偽物なんかではありません!
あなたの勇気は、そのまま力になります 」
子供リンク「ゼルダさん・・・・・」
ゼルダ「自分の勇気を持ちなさい コリン
あなたはスマッシュブラザーズとして戦うに等しい
いえ、私からぜひお願いしたいほどです 」
子供リンク「でも・・・僕は、子供・・・・」
ロイ「・・・コリン君、子供か子供でないかなんて関係ない
キミの一番したいことをすればいい その勇気で・・・!」
ロイが拳をつくって見せる
ネス「というかボクだって子供なんだし
コリンには何の問題も無いと思うよ 」
子供リンク「う・・・みんな・・・」
イギー「よくもまぁああ簡単に臭い台詞を吐けるね アイツら 」
クッパJr.「いいんじゃない?どーでも 」
ルドウィッグ「否、良い場面である!」
子供リンク→コリン「・・・じゃあ、僕、帰らなくて、いいんですね!!」
デイジー「帰る必要ナシ 」
ゼルダ「そうですわ 」
ウォッチ「仲間ッテイイデスネ〜!」
コリンは立ち上がる
もう彼の表情には、活気が戻っていた
ロイ「良かった・・・それにしても、なんでリンクはコリンに
あんなことを言ったんだ・・・?」
ゼルダ「先ほどもいいましたけど、コリンはリンクにとても似ている
そのためもあって、彼はコリンに辛い思いをして欲しくなかったのでしょう
戦いは、体だけでなく、心にも痛みが伴う場合がある
まだ純粋な彼の心が痛むことを、リンクは考えたのでしょう 」
デイジー「なるほど・・・子供の頃に辛い思いをしたリンクには一番それが
わかっているから、コリンだけでも・・・ということか 」
ロイ「だからってお前の正義は偽物だ・・・まではちょっとね・・・」
ネス「逆にそれで心痛めちゃったんじゃない?コリン 」
コリン「僕はもう平気ですよ!逆にリンクさんがそんなに考えていてくれた
なんて・・・やっぱりリンクさんは僕の憧れです!!」
イギー「・・・ただ、リンクがダークになっていなければ
もっと優しい方法でコリンをさとしただろうね
早く彼が元に戻ればいいけど ・・・ま、ボクらには関係ないか 」
ロイ「そして・・・リンクがギガクッパを倒したら全部解決かな・・・?」
ゼルダ「・・・・・いえ、戦いはまだまだこれからです
スマッシュ・バードの機体内で、ガノンドロフが復活していた
とマリオが話していました 」
ネス「・・・それはボクもみた
他にも変なのが居たし・・・」
レミー「『最後の扉』も無くなってるし 」
イギー「クレイジーハンドはさらわれたし 」
・・・・・・・・・・・・・
デイジー「なんだ・・・まだまだ事件解決とはいきそうにないな
嫌な予感がしてきたよ 」
ピピピピピピピ・・・・
〜謎の飛行物体・内部・純白の王室〜
ガチャ・・・
白い大きな扉を開けたのはトルだった
その後ろから、ファルコン、ドンキー、ルイージがついてくる
目の前には真っ白な階段が・・・
ずっと上まで続いている
ファルコン「(なんだこの部屋・・・)」
ドンキー「(今までとは感じが違うな・・・
銀色・・・というか、真っ白だ・・)」
ルイージ「(もしかしたらここに僕らの仲間、
またはトルのお姉さんが・・・?)」
トル「(かもしれないね・・・)」
4人はトルの提案で、会話をするときは小声で・・・を守っている
白い階段をそっと上っていく
思えばここまでここまで来るのに1時間以上も掛かった・・・
途中、メカ・フラワーが何度も襲いかかってきたが、皆
トルが迎撃 他にも様々な罠をなんとかかいくぐり、ここまでやってきた
ドンキー「(もしここに何もなかったら・・・)」
トル「(来た道を戻るしかナイ )」
ルイージ「(ええ!また、壁、床、天井から火とか、針が出る道
通るの?もうやだよぉ!?)」
トル「(いや、でもここは今までの部屋と明らかに違う
何かあるとボクは思ウヨ )」
ファルコン「(何か、じゃなくて、誰か・・・かもな )」
そんな会話をしながら、ようやく階段を上りきる
そこには、1つの真っ白な座椅子・・・・
そして、その手前に、紫がかったモンスター・・・
ミュウツー「お前達は・・・・」
トル「!」
ルイージ「だ・・・」
ファルコン「誰だ・・・」
ドンキー「お前は・・・?」
数秒・・・静かな沈黙が続く
ミュウツーはとっさに彼らの心を探る
ミュウツー「・・・・・・・・・」
こいつらは私のことは知らない・・・
私がなんなのかも・・・
もちろん、ここが何処なのかも・・・
ファルコン「お前・・・まさか・・・」
ファルコンが腕を伸ばし、ミュウツーに人差し指を向ける
ファルコン「『総帥』か・・・?!」
ミュウツー「(総帥!・・・否定するか・・・いや・・・
ここは何も答えないでいい 奴らも何もわからない
ということは、私が・・・"こちら側"だということも・・・)」
ルイージ「トルのお姉さんって・・・すごい細いね・・・骨みたいだよ・・・」
トル「そんなワケないダロ
それより、お前、名前はなんていうんダイ?
ボクはトル・スリッカーズ 」
ミュウツー「・・・・・・・・・・・・」
そんなことは知っている・・・
こいつが姉を捜していることも・・・
『総帥』は今ワケあってこの部屋に居ない
・・・・・・・ここは・・・・
ミュウツー「知っている トル
私は、お前の姉がどこにいるか・・・ 」
トル「姉さんを知っているノカ!?」
下手なことをいうと怪しまれる・・・
ここは、曖昧に・・・
ミュウツー「・・・居場所を知っているだけだ
名前などは知らない
お前のように白い髪の人物を、この船内で見た 」
ドンキー「船内!?」
ファルコン「これ船だったのかよ!?
どうりでたまにちょっと揺れるかと思ったけど・・・」
ミュウツー「私は外のことなどは知らない
知っているのはこの船内の、ほんの一部のことだけだ 」
ドンキー「じゃあ、お前は何でここにいるんだ?」
ミュウツー「・・・それと同じ質問をお前にして、詳しく答えられるなら
答えてもいい 」
ドンキー「・・・・・・」
ミュウツー「・・・・・・・・」
グリーンは何をしているんだ・・・
しっかり『総帥』からこいつらを見張るよう頼まれていたようだが・・・
やはり信用できるものではない・・・
トル「姉さんの居場所を知っている・・・なら、教えてくれないか・・・?」
ドカンを使えばすぐだが、こいつらにドカンを使わせるのはまずい・・・
私が案内するしか・・・
だがそれには、許可が・・・
・・・・・・・・・・・・・
トル・スリッカーズ
ゼミナス・スリッカーズ
この二人は関係はない
少なくとも、我々のターゲットはスマッシュブラザーズのみ・・・
どうせこのまま捕らえておいても、グリーンに悪いように利用される可能性がある
トルは1人で拘束を解いた
その姉も1人で解いたことにしても怪しまれないだろう・・・
ルイージやファルコン、ドンキーはともかく・・・
この姉弟は解放させるべきだ・・・
ミュウツー「・・・来い 私が今からお前の姉に会わせてやる 」
トルがミュウツーに2、3歩歩み寄る
ミュウツー「もっとだ 」
トル「・・・ん 」
・・・テレポート・・・
シューーーーーーーン・・・・・
その場からトルとミュウツーが姿を消した
ファルコン「あれ!?二人とも!?」
ドンキー「きえちゃった・・・」
ルイージ「・・・ぼくらは・・・?」
〜マリオワールド・岩肌の上〜
ピピピピピピピ・・・
ロイ「何の音?」
イギー「ボクの、周囲センサーだ・・・
マークしている人物が近づくと反応する
後方40メートル・・・接近中・・・」
デイジー「すぐ後ろじゃないか 」
デイジーが後ろを向く
遠くから、とある人物が近づいてくる
まだ遠いため、誰かは肉眼では特定できない
レミー「で、誰なの、イギー?」
イギー「ハハ、恐ろしくっていえないや・・・」
ゼルダ「ッ!!」
コリン「!!」
ゼルダとコリンはいち早くその魔力に気付く
レミーがイギーのもつ通信機をのぞき込む
小さな液晶画面にとある人物の名前が表示されている
レミー「ええと・・・何々・・?」
【ガ ノ ン ド ロ フ】
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
コリンは剣を突きつける
ガノンドロフ「・・・フフン・・・」
剣先に立つ者は、その様子を見て鼻で笑った
ガノンドロフ、再び・・・!!
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