第60話 ホワイトピース
==============
グリーン「良く来てくれた、ガノンドロフ 」
銀色のフロアにやってきたガノンドロフ
目の前には自分より遙かに小さいグリーンの姿がある
ガノンドロフ「用件とは何だ 」
グリーン「スマブラメンバーの除去をお願いしたい
全員ではなく、数人だ 」
ガノンドロフ「・・・それが用件か
おおかたそんなところだろうと踏んでいた 」
グリーン「・・・しかし、お前1人ではメンバー数人を相手に
すると敗北する可能性もある 」
ガノンドロフは黙り込む
グリーン「・・・スマブラメンバーは個々の力もそれ相応にある
そのことは闇の世界でも解っていることだろう?」
ガノンドロフ「では、誰かが助っ人をするというのか?」
グリーンはオノを手に持ち、反射する自分の顔を見ながら続けた
グリーン「ああ、途中にだが、助っ人が来るはずだ 」
ガノンドロフ「誰だ ・・・誰だかわからなければ、
攻撃してしまうかもしれん 教えろ 」
グリーンはオノを振りかざした
彼の真横に安置されていたモニターに映像が映る
ガノンドロフはそのモニターを見て、困惑した
ガノンドロフ「マリオ・・・だと?」
そう、モニターに映っていたのはマリオの顔だ
グリーン「ああ、途中参加してくるマリオと共に・・・
いや、マリオに後を任せてしまっても構わない 」
ガノンドロフ「待て、そうなると、マリオはスマッシュブラザーズを
裏切り、さらにこちら側につく、ということになるではないか・・・
そんな訳があるはずなかろう?」
グリーン「・・・いや・・・マリオは絶対にスマッシュブラザーズを裏切る
ということになる 」
ガノンドロフ「・・・私にはさっぱりだ
マリオは1軍、スマッシュブラザーズ上での信頼も厚い
ミュウツーは実際にそうだが、マリオが奴らをあざむくことなど・・・」
グリーン「いや、マリオは絶対に裏切る 」
ガノンドロフ「・・・・・・・・・・・」
グリーン「・・・・・・・・・・私の計算は絶対だ 」
ガノンドロフ「・・・そこまで言うのならば、そう飲み込んでやろう
まぁ、もしマリオが裏切らずに、スマッシュブラザーズの
味方をしてもどっちみち奴らは倒してくれる 」
グリーン「そんなことは絶対にありえないから安心しろ 」
グリーンはオノを降ろし、再び自分を映す
ガノンドロフ「しかし、実際そうなると面白いではないか・・・
マリオが裏切る・・・メンバーは信じられないかもしれないな 」
グリーン「そこが狙いだ
スマッシュブラザーズは信頼できるものではなくなる
信頼しきっていた者が裏切ることで、もう味方を信じることは難しくなる 」
ガノンドロフ「ミュウツーの効果もあるな
用心深い者は・・・いや、普通の者でさえメンバーを
敵ではないか・・・と疑うことになりそうだ 」
グリーン「・・・私の計算ではスマッシュブラザーズから抜ける者も
現れると読んでいる さしずめファルコ・ランバルディ 」
ガノンドロフ「フン、チームワークどころか、戦力も手伝って幻滅か 」
グリーン「そして、リンクもダークから戻ることも無くなる
マリオの裏切りを知れば、仲間など信じることには到底ならないはずだ
・・・これが第2の狙いでもある 」
グリーンはオノを撫でる
グリーン「さらに、そこでリンクがマリオを殺そうとすれば余計面白い
リンクがマルクを殺す、あの名場面の再現になる
だが、残念ながらこれは私の計算には入っていない
とても見たかったが、都合上そういうわけにいかない 」
ガノンドロフ「フン、だが、マリオが奴らの目の前でこちらに寝返る・・・
驚くメンバー達の表情・・・その光景を見られるだけでも私は満足だ 」
グリーン「・・・私もその瞬間がとてつもなく楽しみではある
奴らがどんな表情をするか
それに、その前にも奴らにはドッキリイベントを仕組んである 」
ガノンドロフ「というと・・・?」
グリーン「これはお前には話さない ただ1つ
ヘリコプターには手を出すな これだけ覚え、実行して貰えれば
さらに面白いものが見られるはず
ヘリに誰かが乗ろうと、飛びたとうと、どんなことになろうとも
お前はヘリに何かしなくていい いや、いっそのことヘリは無いと思ってもかまわない 」
ガノンドロフ「?・・・フッ、面白いものが見られるというのなら聞いてやるわ 」
グリーン「・・・そして・・・、やってくれるのか?ガノンドロフ 」
ガノンドロフは振り返り、出口へと歩いていく
ガノンドロフ「構わない 面白いもの、ぜひ我が眼を通し見させてもらう 」
グリーン「・・・有り難い
・・・だが 何故私の言うことを聞く 」
それを聞き、ガノンドロフは歩みを止めた
・・・・・・・・・・・・
グリーン「お前ほどの男なら、たとえバクダンを飲み込ませ、爆発させても死ぬに至らない
故に私に従うことなどしない と、私は睨んでいたが・・・?
お前を魔力で操るのもほんの短時間が限界、お前はいわば自由に行動できる 」
ガノンドロフ「・・・・・・・・・・・」
グリーン「つまりは私を殺すこともできる 」
ガノンドロフが首を横に向けた
ガノンドロフ「確かに殺そうと思えば、小さなお前を殺すこともできる
だが、お前は、殺される可能性があると解っていてなお
私とこうして対面し、サシで話をした 」
グリーン「ああ 」
ガノンドロフ「そこが気に入ったのだ
私に殺されるかもしれない、それでも出てきた
なら本当に殺してしまっては、つまらないだろう?」
グリーン「・・・・・・・・・・・・」
ガノンドロフ「ならここはお前の言うことを聞いて動くのも悪くない
私はそう踏んだだけのことよ 」
ガチャ・・・
ガノンドロフはそう言って、フロアを後にした
グリーン「・・・・・・・・・・・・私の思っていた、通り 」
バカめ・・・お前に私は殺せない
このアジトに私が居る限り、ここで私が死ぬことも無い
今でさえお前の立つ位置にトラップをしかけていた
お前が私を襲うようなことがあれば、何時何処ででも・・・
このアジトに居る限り、 殺してやる
お前は私の思った通り動く、人形に過ぎない
奴のたくらみは、今は私の言うことを聞き、
スマブラメンバーなどが消えた時、あるいはその合間に
我々からアジト、技術力、メガエネルギーを奪うこと
とうに解っている、考えが闇の世界、支配者達と契約を交わした時と同じだ
だが、そのたくらみを実行できたのは『総帥』のみ
『総帥』から逃れることはできまい、スマッシュブラザーズ
世界は、我々、ホワイトピースのものだ
==============
〜ホワイトピース・グリーンルーム〜
グリーン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミュウツー「・・・・・・・・・私は部屋に戻る 」
グリーン「ああ 」
ミュウツーはテレポートをし、その場から姿を消した・・・
〜ミュウツーの部屋〜
ミュウツー「・・・・・・・・・・・・・」
グリーン・・・
お前の予想通りに・・・
なんて奴だ・・・
==============
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
ミュウツー「その作戦、うなずけない・・・やり方が汚いぞ 」
銀色のフロア、グリーンとミュウツーは対話している・・・
グリーン「・・・やり方が汚い・・・?
・・・・・おかしなことを言うなぁ、ミュウツー 」
グリーンはメカ・フラワーの整備をしながらミュウツーに言った
グリーン「では、どうすれば、汚くない・・・と言える?」
ミュウツー「・・・スマッシュブラザーズを打ち負かすのなら、
正々堂々、体と体で戦えばいいではないか・・・」
グリーン「・・・ミュウツー・・・・・・ 」
ミュウツー「・・・・」
グリーン「我々はスポーツをしているのではない
バトルを奴らに申し込んでいる訳でもない 」
ミュウツー「それは解っている・・・だが・・・」
グリーン「解っていない
私の考えたこと・・・それをお前のものさしではかられても
何の意味ももたさない 」
ミュウツー「・・・・・・」
グリーン「・・・まぁいい 1つ聞こうじゃないか 」
グリーンがメカ・フラワーから離れ、ミュウツーの手前に近づく
グリーン「お前は超能力を使える
それを使って、超能力の使えない者を相手にするのも、汚いのではないか?」
ミュウツー「馬鹿な
超能力は初めから私自身に備わっている、能力だ
だが、お前は・・・」
グリーン「おや・・・?」
ミュウツーの台詞に食い入るようにグリーンが声をあげた
グリーン「この作戦も、私のアタマから絞り出した作戦だ
力だけじゃない 知恵も立派な私の、能力 」
ミュウツー「・・・・・・・・・・」
グリーン「私は知恵を使ってスマブラメンバーを潰そうとしているだけだ 」
ミュウツー「・・・・・・・・・・」
ミュウツーは黙ることしかできなかった
グリーン「ポケモンにはエスパータイプ、かくとうタイプが存ずる
エスパーとかくとうが闘えば、勝つのは相性上ではエスパー 」
グリーンは片目でミュウツーを見ながら喋る
グリーン「それは当然だな、どんなに鍛え上げた肉体でも、超能力で意とも簡単に
ダメージを与えられる これは相性の関係であって、仕方のないこと 」
ミュウツー「・・・・・・そうだ・・・ 」
グリーン「だがお前はそれを、汚いから、エスパータイプ側はかくとう相手に
エスパータイプの技を出さず、素手等で闘え・・・
これと同じことを言っているのだ 」
ミュウツー「・・・・・・・・・・」
グリーン「だが、そうなればエスパーは確実にかくとうに負けてしまう
我々も同じ、たった数人しかいない中、真正面から、何も考えず
スマッシュブラザーズとぶつかれば、敗れるのは・・・解るな?」
ミュウツー「・・・・・ああ ・・・・・・ 」
グリーン「そのための知恵だ 汚いも何もない
どこかのバカが己のものさしではかり、そう言うのなら折ってしまえばいい
ものさしも、何もかも 」
グリーンはミュウツーの横を通り過ぎる
ミュウツーは微動だにしない
グリーン「いいか・・・?ミュウツー 」
背後から声がする
ミュウツーは振り返る
グリーン「スマブラメンバーの「大乱闘」のメニューに
生き残りバトル、つまりストックバトルが存在する
そのルールは単純、最後の最後まで生き残った者の勝利
どんな過程をたどうろと関係ない、生き残った者が勝ちとなる 」
ミュウツー「・・・・・・・・・・」
グリーン「もう、2ヶ月ほど前からとっくに始まっていたのだ
ニンテンドーを戦場にした、ストック制のバトル・・・もといゲームがな・・・!」
ミュウツー「ッ・・・・・・・・」
グリーン「ルールは同じ
生き残った者が勝利する
最後の、最後まで
このゲームに勝つのに最も必要な要素は、戦力ではない 戦略だ 」
グリーンはオノを振りかざす
背後からメカ・フラワーがゆっくり起動する・・・
グリーン「いかにまわりのものを利用し、生き残ることだ
このゲームでは、汚いなどといって、正面からぶつかれば即あの世いき
・・・・・・・・解ったな・・・?ミュウツー・・・?」
その瞬間グリーンはメカ・フラワーに掴まれ、
ドカンへと消えていった
ミュウツー「・・・・・・・ああ・・・・・・・・・・・・ 」
==============
ミュウツー「・・・・・・・・・」
生き残った者が勝利する・・・
最後の最後まで・・・か
〜マリオワールド・岩肌〜
ガノンドロフは目の前に広がる光景に笑いをこらえていた
ガノンドロフ「・・・・・・・・・」
これが・・・奴の言っていた、面白いもの・・・
フフ・・・面白い
加勢にやってきたメンバー達の撃破
マリオの突然の行動により、あっけにとられた表情のメンバー共々
良いものを見させてくれた!、グリーン
後はマリオに任せてしまえば良いということか
果たして、こやつら・・・マリオを攻撃することができるか・・・?
行く末を見届けるのもまた一興だな・・・フフ
レミー「な、何やってんだよマリオ!!?
味方攻撃してどうすんだッ!!」
マリオ「・・・味方・・・?
オレの味方はガノンドロフだ
お前達こそが敵だろ!!ブッ倒してやる、覚悟しな!!」
ロイ「・・ッ、どうやら、1軍にスパイを組み込んでいたようだな・・・」
ウォッチ「ソソソソンナワケ無イデスヨ!!?
マリオサンガ・・・ソンナワケ・・・」
ネス「そうだ・・・マリオがスパイだったはずは・・・・・
支配者達と必死に戦ったマリオが、スパイなはずは・・・!」
ネスがよろけながら歩いてきた
コリンが彼に肩を貸す
コリン「・・・・?
な、なんかオレと逆だな・・・
仲間かと思ったら・・スパイ・・・?」
シーク「・・・ック、・・・・・・ 」
シークもその後に続いてやってくる
マリオが現れるまでは、ダメージは溜まっていた彼だが、よろけてはいなかった
マリオの攻撃を受けてかなりこたえたようだ
ロイ「大丈夫か・・・?戦えるか・・・?」
シーク「・・・体が・・・少し言うことを聞きません・・・
マリオを相手にするのは・・・
さすがはニンテンドーの有名人のことだけは、あるようだ・・・」
コリン「っ・・・そ、その、ミスターニンテンドーの名乗る男が・・・
何で・・・本当に裏切ったっていうのか!?」
コリンが叫ぶ
マリオは拳をつくり、完璧に戦闘態勢だ
マリオ「・・・正直・・・オレもおまえ達にあ悪いと思っている・・・
だが、・・・オレはおまえ達を倒さなくちゃならない 」
ウォッチ「ハイ!?
偽物ナンジャナイデスカ!??
ソレトモ、リンクサンミタイニ、闇ニ操ラレテイルンジャ・・・?」
ネス「・・・あれは偽物じゃない、マリオそのものだ・・・思考も・・・
それに闇独特のオーラも無い・・・」
コリン「どうしてだよ!?
ニンテンドーを守ろうと・・・つい数時間前・・・
ここで言いきったのは・・・マリオさんじゃないですかッ!??」
マリオ「だから、悪いって言ってるだろ!
ったく・・・大変だったよ・・・お前達をここまであざむくまでな・・」
シーク「ッ・・・」
ネス「・・・・・・・!」
マリオ「お前達の信用を得るためにスマッシュブラザーズに入って、
闇の世界へ行って、支配者を倒して・・・
なかなかレベルの高いスパイだろ?オレは 」
ネス「何いってるの・・・キミ・・・」
コリン「・・・ネス・・・?」
ネス「ふざけるのはよしてよ・・・
本当に・・・・・・・裏切るっていうの・・?」
ネスがコリンの肩からはずれ、マリオのすぐ目の前まで歩み寄る
その表情は真剣そのものだ
ッドグ!!!!
ネス「うッ・・・・・」
デイジー「ッ!!?」
ウォッチ「ピーピー!!」
ガノンドロフ「・・・(ニヤリ」
マリオはそのネスの肩にかかとを即座に落とした
ネス「うっ・・・っ」
頭が揺れ、その場に崩れるネス
そのネスの背中にさらにマリオが拳を落とそうと構える・・・!!
コリン「やめろぉおお!!」
剣を片手に、コリンが思い切り走る!!
マリオ「ッへ・・・ザコめ 」
コリン「たああああああ!!!!」
コリンが剣を振り上げる・・・
マリオ「ッヤ!!」
ッガシ!!
マリオがコリンの手首をつかみ、
すがさまひねりあげた!!
コリン「イタッ・・・タ・・・・!!」
マリオはコリンの腕をひねり、コリンの動きを封じる
関節の激痛がコリンに伝わっているのか、表情は苦痛にゆがんでいる
それを、わざとメンバー達に見せつけるかのようにコリンの顔をひねった
コリン「ッググググ・・・・アア・・・ああ!!」
シーク「やめろ・・・マリオ・・・!!」
マリオ「・・・ガキがいい気になりやがって・・・
もう二度と、剣を握れないようにしてやるよ 」
シーク「・・・・・・・・ッ!!!!」
ゴギ・・・・ボギッ・・・・・・・・・・!!!!
コリン「ックァあァア・・・ァぁ・・・・?!」
ロイ「ッ!!!」
クッパJr.「うわ!・・・」
レミー「・・・・・」
デイジー「・・・・・・・・!!」
マリオがそっとコリンを放す
その場にドサっと崩れるコリン
そのコリンをマリオは足で、ボールのように高く蹴り飛ばし、
メンバー達の元にかえした
シーク「コリン・・・・・・酷い・・・」
コリンの左腕は折れていた・・・
ガノンドロフ「ッフッフッフ・・・ハハハ!!本当ニヤリオッタ!!マリオ!!
ハーハハハハハハー!!」
ガノンドロフは背中をそり返し高笑いをしている
マリオはその手前で、口元をニヤつかせている・・・
マリオ「オレからの気遣いだ
それなら嫌でも戦場に出ることはない 良かったな?コリン?」
シーク「ッ!!!」
シューーーーーーーン・・・・・
ゼルダ「なんて酷いことを・・・
貴方は、今自分が何をしているのか・・・本当に解っておいでなのですか?!」
シークが転身した
シークの時とは違い、今ではその怒りを表情がハッキリ表している
マリオ「何度言わせればいいんだよ 」
ロイ「・・・・かまわない・・・
お前が敵だというんならそれだけのこと・・・」
ロイが剣を深く構える
ロイ「倒すまでだ!!」
マリオ「・・・フフフ・・・・・ッ!!」
〜コンゴジャングルの外れ〜
サムス「・・・そう、ファルコはやめる・・・」
ピカチュウ「うん、そう言ってた・・・ 」
サムスとピカチュウはただ川をたどって歩いている・・・
サムスもまた、腕を抱え、足をよろつかせていた
ピカチュウ「どうなっちゃうんだろ・・スマッシュブラザーズ・・・」
サムス「・・・わからない・・・どうなっているのか・・・
どうなってしまうのか・・・私にはわからないわ・・・」
ピカチュウ「・・・ボクもわからない・・・
まさか、マリオが裏切るなんて・・・
このままだと、ミュウツーさんも裏切ったことになりそう・・・ 」
サムス「・・・・・・・・・・どうかしら・・?」
ピカチュウ「・・・え・・?」
サムス「あれが、本当にマリオだと思う?」
ピカチュウ「思いたくは・・・ないけど・・・」
サムス「ええ 私も・・・だから私は、あれがマリオだとは・・・思わない 」
ピカチュウ「・・・・・・」
サムス「マリオを信じているわ・・・
2ヶ月間共にメンバーとしてバトルを楽しんで・・・
支配者達とも本気で戦った そのマリオが裏切ることなんて、絶対に、ない 」
ピカチュウ「・・・・う、うん、そうだよね!
あれは、マリオさん・・・・じゃない・・・ボクもそう思う・・・!」
サムス「それに・・・根拠もある・・・」
ピカチュウ「・・・?」
サムス「・・・・マリオにしては"強すぎる"のよ・・・ 」
ピカチュウ「?!」
サムス「マリオがあんなに強いわけない・・・
ファルコと私、ピカチュウを・・・不意打ちだとしても
ここまで3人を追いつめることが、マリオなんかにできるワケないわ!」
ピカチュウ「・・・そ、それは・・・」
サムス「・・・さっきのマリオの戦い方・・
効率が良すぎる・・・戦法もほとんど違う・・・」
ピカチュウ「・・・・・・・そうだった・・・かな・・・
ボク、いきなりのことで混乱してて、わからなかった・・・ 」
サムス「ピカチュウは混乱してて・・・
ファルコはマリオのことはしらない・・・
解っているのは私だけね・・・」
ピカチュウ「うん・・・でも、くわしく教えて・・・どんなところが
マリオと違ったの・・・?
もしかしたら、言われればわかるかも・・・」
サムス「わかったわ・・・ 」
〜ホワイトピース・廊下〜
ファルコン「・・・結構・・歩いてきたんじゃないか・・・?」
ドンキー「そうだな・・・ 」
ルイージ「もうそろそろ確信をついた、何かすごいものがある部屋とかに
たどりつかないかな・・・?」
3人はひたすら銀の道を進む・・・
そして、あるとき・・・1つの扉にたどりついた
真っ白な扉
余計な装飾も何もない、とてもシンプルな扉だ
ドンキー「開けるか・・・?」
ファルコン「それしかないだろ・・・
引き返すとでも言うと思ったのか?」
ドンキー「いや、一応聞いておくのが約束かと思ってな・・・
ただ、どうやって開けるかだけど・・・
突き破るか、蹴破るか・・・そっと開けるか・・・ノックするか・・・」
ルイージ「普通に開ければいいじゃないの?」
ガチャ・・・
ドンキー「ウオ!!」
ファルコン「ッ・・・!!」
ルイージは扉を開け、スタスタ中に入っていく
ドンキー「開けたな・・・罠があるかと思ってぜ 」
ファルコン「まあイイ オレ達も続こう 」
〜研究室〜
そう名付けるにふさわしい部屋だった
大小様々な機器が部屋のあちらこちらに置かれている
ルイージ「うっわ・・・すごい・・・ちょっと憧れるな・・・こういうの 」
ドンキー「そうかぁ・・・?なんか邪魔くさいし、ぶっ壊したいんだが・・・ 」
〜グリーンルーム〜
グリーンは真正面に広がる映像にすっかり釘付け・・・
ルイージ達が研究室に忍び込んでいる光景を捕らえた
モニターには全く気付かない・・・
トル「・・・!」
トルは空中にぶら下がりながらも、そのモニターに注目した
ルイージ達の居る、研究室だ・・・
〜研究室〜
ドンキー「下手に触って爆発でもしたらヤベェ
とっとと引き返そうぜ 」
ルイージ「そのイメージ古いよ・・・ 」
ルイージは室内を歩き回り、様々な機器を見ている
ファルコン「何か手がかりがつかめるかもしれないな・・・
調べてみようぜ 」
ドンキー「マジかよ・・・コンピューターとか解るのか?!」
ルイージ「ふふん!こう見えて機械いじりが好きなんだよ、ぼくは!」
かなり得意げな表情でドンキーにそう返した
ドンキー「そ、そうか 」
ルイージの眩しい表情の前では、そうこたえるしかなかった
ルイージ「まぁ、まずはパソコンを起動させて機器をチェックするかな・・・ 」
ルイージがイスに座り、パソコンの電源を入れる・・・
ピピピ・・・
〜グリーンルーム〜
『ピピピ』
トル「!!」
グリーン「?」
グリーン「何の音だ?」
トル「(まずい・・・ばれる・・・)」
モニターに囲まれたグリーンが首を回す
斜め後ろを見られたらルイージ達に気付く・・・!
しかし、グリーンは斜め・・・「上」を見た
トル「?」
グリーン「そうか、12時か 」
トル「・・・・・・・・・・・・」
グリーンは首を降ろし、再び岩肌を映すモニターに集中する
トル「・・(奇跡だ・・・時計の音とかぶるなんて)・・・」
だけど・・・今度また音がしたら・・・確実に気付かれる・・・・
モニターからはルイージ達の音声は聞こえないが・・・
機械の音は大きく、高い・・・
トルは手に持っている針先を、下に向ける
トル「(落とすだけならこの状況でも可能・・・)」
針の下、エメラルドの床には、ルイージ達を映すモニター
そのスピーカーの細い配線が・・・
トル「・・・・・・」
細い配線・・・細い針、そしてこの7メートル23センチからの高さ・・・
・・・いや・・・できる
ボクならできる あの配線に針を刺すぐらい
失敗したら、針の音で余計気付かれるかも・・・
・・・ダメだ マイナス思考じゃ・・・
ボクは天才だ・・・絶対にできる・・・・・・!!
狙いを定め、針を持つ2本の指をそっと離した・・・・・・・・・
ヒュ・・・
トル「・・・・・・ッ・・・・」
トス・・・・
針は見事、細い配線にヒット
音はにぶり、グリーンにも気付かれていないようだ
トル「(さぁ、ルイージ、これで調べたいだけ調べろ!
上手くいけばいい情報が・・・!)」
ゼミナス「(・・・トルなんでそんなに笑顔なのかしら・・・)」
〜研究室〜
ドンキー「お前本当すごいな・・・」
ルイージ「だてにお留守番してたワケじゃないよ 」
ファルコン「それで、どんな感じだ・・・?」
ルイージ「待ってね・・・今洗い出してみるから・・・ 」
ルイージはキーボードを素早くうつ
そしていくつも並んだファイルにマウスポイントをあてる・・・
「ダイアリー」
ルイージ「日記か・・・ちょっと見てみよう 」
ピピ・・・
==============
例のプロジェクトは着々と進んでいるみたいだ
私の提案した実験の結果は良好だったらしい
これでますます夢の実現に近づいた
==============
ドンキー「凄い、一気に確信に近づいてるみたいだ・・・」
ファルコン「ああ グリーンの日記のようだな・・・」
ドンキー「プロジェクトって何だ?」
ファルコン「オレ達を捕らえて・・・何かする実験だろ?」
ルイージ「それは・・・ないよ 」
ドンキー「何でだ・・・・?」
ルイージ「最終更新日が・・・5年前だ・・・
この日記は5年前につけられたものだよ 」
ドンキー「お・・・おい・・・それって・・・・もしかして・・・・」
ファルコン「・・・?」
ドンキー「オレ達は拘束されてから・・・5年も経ってるってことじゃ・・・?」
ファルコン「まさかッ・・・・」
ルイージ「あわわわわ・・・と、とりあえずもっと読んでいこう・・・ 」
==============
様々な種を超え、最高の種の誕生
ついに本格的に開始された
何度も検証した結果がこのプロジェクトに
結びつくか・・・
==============
ドンキー「たね・・・?
こいつら野菜でも栽培してんのか・・・?」
ファルコン「まさか・・・それはないだろ・・・」
==============
今日、メールと共に画像が送られた
私が思っていた以上に素晴らしい・・・
博士は、私に命名を許してくれた
今晩は寝るワケにはいかない
一番良い名前を付けなくては
==============
ドンキー「野菜に名前か・・・」
ファルコン「野菜は無いだろって 」
ルイージは次の日記の文章を開いた
==============
今日、私は博士に名前のことで返事を送った
とても気にいられたようだ
計画の名も、私の付けた名になるだろう
命名 ・ ミュウツー
やはりミュウから出来上がったポケモンだ
これが最もあっているはずだ
==============
ドンキー「ミュウツー・・・?
ミュウなんて野菜」
ファルコン「だから野菜は関係ねぇ、殴るぞ 」
ルイージ「それに・・・ポケモン・・・?
ミュウツーか・・・ 」
〜グリーンルーム〜
トル「(ミュウツー・・・誰のことだろ・・・)」
グリーン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
〜研究室〜
ルイージはどんどん日記のファイルを読みあさっていく・・・
==============
博士から、ミュウツーが完成した
明日にでもキミに実物を見て貰いたい
孤島の研究所まで来てくれ
と メールが送られてきた
お祝いのメッセージとして電話をかけてみたが
繋がらない
博士のパソコンにも繋がらないようだ
とりあえず、明日、研究所へ行こう
フジ博士が心配だ
==============
==============
なんということだ
今日はとても気がたった
我々が創り上げた最高のポケモン、ミュウツーが
ロケット団に奪われてしまった
我々の科学力の総力を証明する、ミュウツーが・・・
いつからかロケット団に気付かれていたのが原因だ
ミュウツーが完成したとたんに奴らに奪われ
私は、ミュウツーを扱うためにロケット団の
けんきゅういんに入れられた
なんということだ
==============
==============
ミュウツーはきえた
我々の目の前から
機器も、記録も、希望も 総てを破壊して・・・
ロケット団もミュウツーをあきらめた
ふざけるな
貴様等さえいなければ、フジ博士の夢も
私の夢も・・・・
ミュウツーはきえた
だが、まだ私の夢はきえない
ミュウツーの体内にICチップを埋め込んでおいた
衛生から探せば、ミュウツーを発見することもできる
==============
==============
ロケット団は壊滅
私も1人となった
だが私にはやることがある
フジ博士の夢、いや、総てを私が受け継ぐ
この世界を 私が変える
だが、そのためには力が必要だ・・・
==============
日記はそこまでであった
それより古いものならたくさんあるが、ルイージ達には難しすぎる
内容ばかりである
ドンキー「いろんなことが書いてあったな・・・ 」
ファルコン「これ、結局はグリーンの日記なのか・・・?」
ルイージがファイルを閉じた
ルイージ「・・・いや、グリーンじゃなさそう・・・この日記を見る限り・・・
人間が記したものだとおもう・・・
もしかしたら・・・」
ルイージ「『総帥』」
ドンキー「・・・・・・・」
ファルコン「・・・・・・・そのようだ 」
ルイージ「・・・・・・もしかしたら・・・
あの真っ白な部屋にいたモンスターが・・・」
ドンキー「っ!そうか、アイツが『総帥』だったのか・・・!」
ファルコン「あいつは人間じゃないだろ!」
ルイージがイスから立ち上がる
ルイージ「戻ろう!真っ白な部屋に!」
ファルコン「そうだな!」
大急ぎで研究室を出るルイージとファルコン
ドンキー「お、おい、これ、パソコンつけっぱなしでいいのか・・・?
たく、しょうがない・・・!」
ドンキーはパソコンの電源を消そうとしたが、
どうやって消すのかがわからず困惑している
ドンキー「そうだ!」
ブチ・・・
ドンキーはパソコンにつながっている電源コードを
強く引いた その瞬間電源が落ちる
ドンキー「これで良し 」
そしてドンキーも大急ぎで後を追う・・・!!
〜グリーンルーム〜
トル「(どうやらたくさんの情報を得たみたいだな・・・
これで・・・助かるかも・・・
グリーンは相変わらず正面のモニターしか見てないし)」
グリーン「・・・・・・・・・・・・」
バカめ
私が気付かないとでも・・・思っていろ、トル
ルイージ達が得た情報など、売っても全然かまわない
本当に大切な情報は・・・
『総帥』の 白き 衣の 内にある
総帥こそが、大切な情報なのだ
・・・まぁいい
ここは、わざとトルをルイージ達に会わせてやる
さて、どう動くか、見させてもらう
グリーンがオノを振りかざす
ッドサ・・・
トルが床に着地した
その途端に彼は配線コードを刺していた針を抜き取り、
ゼミナスを拘束しているメカ・フラワーを壊し・・・・・・
グリーン「それ以上動くと、姉が死ぬぞ、トル?」
・・・トルが針先をメカ・フラワーの関節部分に向けている状態で停止した
トル「どういうことダイ・・・?」
グリーンが振り向く
グリーン「・・・・・・・・・ゼミナス・スリッカーズの
体内にバクダンを仕込んである
そして、これがその起爆スイッチ 」
グリーンが起爆スイッチを片手に掲げる
トルが針を投げようと、構えた・・・
グリーン「おっと、私の動体視力をナメないことだ
それに針を失えば、お前はもっと不利になる 」
トル「・・・・ッ・・・」
グリーン「取引だ トル・スリッカーズ 」
トル「何だ・・・言ってミロ・・・」
グリーンが斜め横・・・
廊下に移るルイージ達のモニターにオノを突きつける
グリーン「ルイージ、ドンキー、ファルコン以外のスマブラメンバーが
このアジトにやってきた時・・・
そいつらの内、誰か1人の命を引き替えに・・・この起爆スイッチを
くれてやろう!」
トル「ッ!!・・・・・・・ック・・・・・」
ゼミナス「・・・・!?」
グリーン「さて、 乗るか 反るか ・・・?」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
ゼミナス「トル!やめて、貴方が人殺しなんて・・・!」
トル「・・・・・・・・・・・わかった 」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
グリーン「 ・・・どっちの・・・わかった・・・だ・・・・?」
トル「・・・・・・・グリーン・・・・ ・・・・・やルヨ 」
ゼミナス「トルッ!?」
グリーン「・・・・・・・・・・・・・・・フハハッ!!」
トル・・・まさかの選択・・・!?
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