第68話 答
〜ホワイトピース・第一完備室〜
はるか高い天井の下
照明の明かりを強く反射する銀の床、残された者達は・・・
デイジー「行っちゃったな・・・皆・・・」
扉を見つめながらデイジーはふと言葉をこぼす
クレイジーハンド「ああ・・・」
トル「大丈夫かな・・・スマッシュブラザーズ
ボクも行きたかったんだけドネ・・・」
マスターハンド「・・・・大丈夫だ・・・
あいつらは・・・・・・・・」
銀の支配する空間の中心には、変わり果てた緑の金属体が・・・
ただただその場に立ちつくすのみだ
シューーーーーーーン・・・・・
デイジー「!」
部屋に響く独特な音
その音と共に、紫色の何者かが姿を現した
マスターハンド「・・・ミュウツー」
ミュウツーは目を開く
大きな瞳に白い手袋がうつる
ミュウツー「初めて会ったな・・・
マスターハンド」
マスターハンド「ああ・・・」
クレイジーハンド「・・・・・・・」
ミュウツーはそっと、後ろにたたずむ緑の金属に顔を向けた
ミュウツー「・・・・・・」
グリーン・・・
お前の出した『答』は、全てではない・・・
まだ、私の問題は解決されていない
〜ホワイトピース・通路〜
純白の王室の奥へとつながる扉をくぐり、
通路を走り行くスマブラメンバー・・・
皆の表情はとても真剣だ
リンク「マリオさん・・・」
走りながらリンクは言った
マリオ「・・・何・・?」
大勢の、床を走る音に紛れマリオが返す
リンク「クッパと・・・ガノンドロフが倒れていましたが・・・
・・・もしかすると、総帥に倒されたのでは・・・」
マリオ「・・・・・・
・・・・・・・・そうかもしれないな」
リンク「!・・・」
ヨッシー「と、ということはっ・・・
総帥って凄く強いんじゃないんですか・・・?!」
マリオの隣を走るヨッシーが驚いた表情をして言う
ファルコン「大丈夫だ!
どんなに強くても・・・・
こっちはこんなに大勢いるんだ」
リンク「・・・・・」
ピカチュウ「そうだよ!早く倒さなきゃ!」
リンク「・・・・・・」
メンバー達は、敵を恐れてはいなかった
今までの敵を共に倒してきた、このメンバーなら・・・
絶対に勝てる・・・そう確信していた
〜ニンテンドー・とある世界〜
「おいおい、何だこの映像は・・・・?」
男がモニターを指さして怒鳴った
「あれッ・・・どうしたんだ・・・故障か・・・?」
「勝手に映像が切り替わったぞ・・・どういうことだ・・・」
「どこのチャンネルひねっても同じ映像ばっかりだ・・・
電波ジャックか・・・・?」
〜ポケモンスタジアム〜
バトルを観戦していた観客達はスタジアムのモニターに映った
謎の映像を前に、皆混乱していた
「おい、カメラ!どこ映してるんだよ!」
「いえ・・・ちゃんと映してますよ・・・」
「スタジオのモニターがイカれたみたいだ・・・」
全ての世界の映像機器が同じ映像を映していた・・・
「そういえば・・・昼頃に何か大切なニュースがあると言ってたが、このことか?」
「映ってる場所、何処だ・・・?宇宙か・・・?」
「よく見ろよ、中心に何か映ってるぞ・・・人か・・?」
世界の人々は、混乱しながらもモニターを見つめていた
〜スマブラ闘技場・跡地〜
照りつける太陽、闘技場跡地の上空に飛行物体が存在していた
その飛行物体こそ、ホワイトピースだ
そして・・・・
さらにその上空・・・・・・・・・・
宇宙空間・・・・・・・・
〜宇宙・足場〜
スマブラ闘技場のはるか上・・・
つまり、ニンテンドーの中心地の上・・・・・・
たった1つの足場に、とある人物がたたずんでいた
Dr.マリオ「・・・・・・・・・・・・・」
カメラを吊したジュゲムが、白いスーツを着た男の背を映している
Dr.マリオ「・・・・・・・」
すっと左腕の腕時計を見る
7時2分・・・
やはり来ないのか・・・?
スマッシュブラザーズ・・・
〜ホワイトピース・転送室〜
通路の先に待っていたのは、
大きなカプセルの形をした機械だった
ウォッチ「コレハ・・・・?」
ゼルダ「・・・何かの機械なのでしょうけど・・・」
メンバー達が不思議そうに機械を見つめる
フォックス「・・・カプセルの中に入ってみようじゃないか」
ポポ「えっ」
ピーチ「危険かもしれないわ・・・」
サムス「いいから、入ってみましょ」
サムスがカプセルの中へと入る
フォックスとサムスがカプセルの中へと入ると
自動的にカプセルの扉は閉じ・・・
シューーーーーーーン・・・・・
ヨッシー「あ!」
フォックス、サムスはカプセルの中から姿を消したのだ
ファルコン「なるほどぉ〜?ワープ装置ってことか・・・よし」
そうとわかり、カプセルの中へ入り込むファルコン
ゼルダ「私達も・・・」
メンバーが続いてカプセルの中へと入り、
姿を消していった・・・
〜ホワイトピース・第一完備室〜
ミュウツー「・・・7時3分・・・・・・」
コンピューターの画面には現在時刻が画面一面に表示されている
ミュウツーはそのコンピューターに向けて腕を伸ばした
マスターハンド「?」
周りの者はその光景を何だと目を見張る
ーブヴ・・・・ッパ
デイジー「あ!」
キングテレサ「ん!?」
コンピューターの画面が切り替わり、
宇宙からの映像が映る
マスターハンド「・・・・・ここは・・・・・・・」
クレイジーハンド「・・・・・・・・・・」
ミュウツーは振り返った
ミュウツー「見覚えがあるだろう・・・・・」
デイジー「・・・?・・・マスターハンド・・・?」
マスターハンド、クレイジーハンドは若干コンピューターに近寄る
ミュウツー「あなた達・・・神々の本来の居場所だ・・・」
クレイジーハンド「・・・・ニンテンドー・ゼロ・・・・・
・・・・・・・・・・原点だ・・・・・・」
ミュウツー「・・・・・・・・・」
マスターハンド「何故、この場所が・・・・」
じっと見つめていると、その宇宙に存在する足場に
スマブラメンバー達が突如姿を現した・・・!!
マスターハンド「!・・・・・」
デイジー「おおッ!」
ミュウツー「始まる・・・・『答』を示す最後の戦いが・・・・・」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
シューーーーーーーン・・・・・
Dr.マリオ「!・・・」
Dr.マリオは首をまわし、後ろの様子をうかがう
フォックス「・・・・・・・・」
サムス「・・・・・・・・・」
フォックスの鋭い視線が強くDr.マリオに注がれる
Dr.マリオ「2人だけか・・・」
フォックス「・・・いいや」
シューーーーーーーン・・・・・
フォックスの後ろに一気にスマブラメンバーが姿を現した!
フォックス「・・・・20人だ」
Dr.マリオ「・・・・・・・・・・」
マリオ「・・・・・・・・・」
ヨッシー「あ、あなたが総帥ですね・・・!」
サムス「本当にマリオそっくりね・・・」
ネス「あいつがボク達をダマした偽物・・・・・・!」
Dr.マリオ「ようこそ・・・スマッシュブラザーズ
お前達の、終点・・・
そして、私の創る新たなニンテンドーの始点へ・・・・!!」
〜キノコ王国・病院〜
コリン「リンクさんッ!!」
コリンはベッドから身を起こし、テレビに映るリンクの姿を目にした
コリン「リンクさん・・・元に戻ってる・・・
良かった・・・・・・・・・・」
画面に目を離さずまま、そうつぶやいた
〜ホワイトピース・第一完備室〜
マスターハンド「スマッシュブラザーズ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・」
ミュウツー「・・・・・・」
クレイジーハンド「始まる・・・何が始まるんだ
ミュウツー・・・・・・・・?」
ミュウツー「決着だ・・・全てを決める戦いが始まるんだ」
マスターハンド「・・・全てを決めるだと・・・・」
デイジー「なんかおもしろそうだね」
キングテレサ「じっくりけんぶつさせてもらおうか」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
ジュゲム「・・・・・・・・・」
カメラを吊したジュゲムが、対立するスマッシュブラザーズと
Dr.マリオを映している
Dr.マリオはそんなジュゲムの方へ手を伸ばし、口を開いた
Dr.マリオ「スマッシュブラザーズ・・・
今、この光景をニンテンドーに生きる全住人が見ている・・・」
フォックス「・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「・・・今、この光景を画面を通し目にしている
全ての者に、あらかじめ言っておく」
〜キノコ王国・病院〜
コリン「!・・・・・」
〜ホワイトピース・第一完備室〜
マスターハンド「・・・・・・・」
キングテレサ「おお〜なんだなんだ・・・?」
トル「・・・・・・・・」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
Dr.マリオ「これから起こる出来事は、ニンテンドーの未来を大きく左右することになる
己の信念を懸けた者同士の戦い・・・・・・・
スマッシュブラザーズと私の戦いが始まる・・・・・」
リンク「・・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「どちらが正しいか、何が『答』であるかはこの戦いで必ずハッキリする
だが・・・それを決するためには・・・相応の犠牲が必要なのだ」
サムス「・・・・・・・・・・」
メンバー達は黙って、皆片時も前方に存在するDr.マリオから目を離さず・・・
ただジッと見つめている・・・・・
Dr.マリオ「どんな結果になろうと、見届けてもらいたい
何が起ころうと、どんな結末が待っていようとも・・・
一瞬たりとも目を離さず・・・この戦いを見届けてもらいたい」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
その場に数秒間の沈黙が静かに流れる
Dr.マリオ「私が新たな神と成りうる、その瞬間を・・・」
フォックス「長いんだよ」
Dr.マリオ「!・・・」
フォックスが腕を組みながら言葉を発した
フォックス「ここはお前の演説会場じゃない
下手すれば、ここがお前の死に場所になるぞ」
Dr.マリオ「・・・・・・・・」
Dr.マリオはその言葉に表情を変えることはなく、
フォックスに視線をあわせるのみ・・・
フォックス「20対1じゃ、どんな戦い方をしても負けるのはアンタだ
たとえアンタがクッパとガノンドロフを倒していたとしても、
この戦いにはお前が勝利する可能性は無い」
Dr.マリオ「・・・・・・・・」
ッス・・・
フォックスが手のひらを上に向け、
腕を差しのばした
フォックス「メガエネルギーを返すんだ
そうすれば、過剰に痛い目は見ない」
マリオ「・・・・・・」
サムス「そうね、・・・変な真似ばかりしてないで
今この場でメガエネルギーを返せば和解で片づけてもいいわ」
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
ファルコン「何とか言うんだなァ!オイ!!」
Dr.マリオ「・・・・・・・・・・」
Dr.マリオは目をつぶる
Dr.マリオ「それは無理だ」
フォックス「・・・・・・」
サムス「・・・・・・・」
マリオ「・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「何故なら・・・
私自身が・・・メガエネルギーだからな・・・」
フォックス「・・・?」
ファルコン「何だァ・・・?!」
カツ・・・
ピカチュウ「!」
Dr.マリオが一歩前進した
Dr.マリオ「私はメガエネルギーを超圧縮し、
カプセル錠として体内に取り込んだ」
フォックス「・・・・・・・」
Dr.マリオ「メガエネルギーは私の肉体、筋肉、
神経、細胞の1つ1つと結合し、
完全に同一体と化している・・・・
メガエネルギーを返せと言っても、返すことは出来ない」
フォックス「・・・・・・・フン・・・
結局そんなもんだろうと思っていたけどよ」
Dr.マリオ「お前達がメガエネルギーを手にする方法はたった1つ
私の存在、全ての細胞を消し去り、エネルギーを取り出す
だが・・・お前達にはそれはできない・・・・・・・・・」
フォックス「メガエネルギーとは、俺達はもう2度戦った
たやすいことだ」
Dr.マリオ「クッパと同じにしてもらっては困るな・・・
本当にたやすいことか・・・試してみようか・・・?」
フォックス「かかってこい・・・」
ッダ!!
マリオ「!!」
ピカチュウ「!!」
Dr.マリオが前傾姿勢となった瞬間、
目にも止まらぬ速さで突進してきた・・・・!!
Dr.マリオ「ッハァ!!」
ゴウンッ!!!
体をひねり、腕を振るい
フォックスの顔面目掛け拳を突くッ・・・!!
そのスピードはフォックスと並ぶほどであった・・・!
フォックス「ッ」
突如の攻撃をその場緊急回避で避ける
フォックス「オラァッ!!」
バク転をし、相手の顎を蹴り上げるようにサマーソルトキックを放つフォックス!!
その速さも無論尋常ではない
パシッ!!
フォックス「ッ!?」
だが、肉眼でとらえることは不可能かと思える
フォックスの蹴りを、Dr.マリオは足を掴むことで阻止!!
Dr.マリオ「ッ!!」
ダァアンッ
掴んだフォックスの足を棒のように振るい、
地面に体を思い切り叩きつけた!!
フォックス「ック」
とっさに起きあがる・・・
が・・・!!
Dr.マリオ「オオオオイイ!!!」
ッヅゴシャ!!
フォックス「ッガアアアアア!!」
起きあがったフォックスを瞬時に右ストレートでブッ飛ばした!!
フォックスは体をひねりながら宙を横切る!!
Dr.マリオ「ッフフ・・・」
マリオ「行くぞッ・・・皆ァアア!!!」
リンク「オオオオオオオ!!」
火がついたかのようにメンバー達が一気に飛び出す!!
怒りを胸に、拳に力を込め、マリオはDr.マリオに殴りかかった!!
Dr.マリオ「ッハ!」
白いシーツがマリオを包み込む
次の瞬間、マリオは後方に位置していたピチューを殴り飛ばしていた
サムス「ッ!!」
高く飛び上がったサムスは空中からミサイルを発射!!
ミサイルは真っ直ぐDr.マリオへと向かったが、Dr.マリオはこれを回避
ヅドドドドド!!
ジャンプしてサムスにドリルキックを食らわせた!!
マルス「ヤッ!」
着地地点に構えていたマルスの剣をしゃがみ込んで回避
そのまま足を振り回し、周りのメンバー達を一掃した!!
Dr.マリオ「ッ」
そして誰もまわりにいない所で白いシールドを張る・・・
ヴヴヴ・・・
ゼルダ「・・・・・・」
シールドが防いだのはゼルダの『ディンの炎』だった
Dr.マリオはスッとシールドを解く
Dr.マリオ「どうだ・・・・・?
容易いだろうか・・・?本当に・・・・」
Dr.マリオは手を広げ、メンバー達に言い放った
フォックス「・・・・ッ」
アイツ・・・
マリオと同じ体のハズなのに凄いスピードだ・・・
メガエネルギーでスピードが上がるなんて・・・・
Dr.マリオ「クッパはメガエネルギーを手に入れ、メガクッパ・ギガクッパとなったが、
あれは所詮、クッパがメガエネルギーに操られていたというだけだ
だが・・・私はメガエネルギーを完全に制御し、操ることができる」
マリオ「・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「本来メガエネルギーは、どんな力にもなる
私がお前達に負けない完璧な力を望めば・・・・」
Dr.マリオはすっと指を指した
Dr.マリオ「こんなこともできるッ!!」
ッビジジジジジジジ!!!
ピチュー「うあああああああッ!!!」
ピカチュウ「ピチューゥッ!!?」
Dr.マリオの指先から青白い電撃が凄まじい勢いで放たれた!
ピストルのように電撃が一瞬にピチューを貫いたのだ・・・!!
ピカチュウ「ピチューッ!!」
ピカチュウがあわててピチューの元へ走る
ピカチュウ「ピチューッ?!
ピチューッ!!?」
抱きかかえ、叫ぶが・・・
ピチュー「・・・ピ・・・チ・・・・・・」
ピチューは戦闘不能の状態だった・・・!
Dr.マリオ「ッフ・・・容易いのはこちらの方だ
お前達、全員の命を取ることなどな・・・!!」
Dr.マリオは大きな声でそう言い放った
ピカチュウ「ピチュー・・・!よくも・・・・・・
うわあああああああああ!!!」
バヂバヂバヂバヂッ!!!!
ありったけの電撃をDr.マリオに向けて放ったが・・・
Dr.マリオは白いシールドを張り、意とも簡単に防いだ
Dr.マリオ「そして、このガードも、私が望めばいつでも形成される
破ることはできない
お前達の信念より、私の信念の方が強いからな・・・・・!!」
スッとシールドを解いた
怒りのこもったピカチュウの電撃はDr.マリオに届くことはなかった
Dr.マリオ「本気を出せば、お前達は1人1秒という時間で死んでしまう
だがな・・・・・・・・・」
リンク「・・・・・・・」
ドンキー「ッ・・・・・・・」
メンバーの顔には怒りに加え、若干焦りが見えてきた
Dr.マリオ「私はお前達の命は奪わない
奪いたくない・・・」
ピカチュウ「な、ッ・・・何いってるんだ!
た、った・・た今・・・ピチューを・・・!!」
ピチューを抱きかかえ、大声で叫ぶピカチュウ
Dr.マリオ「そいつ・・・?
そいつは死んでいない
戦闘ができぬよう、しっかり力をコントロールしてある」
ピチュー「っ・・・・・・」
ピチューは呼吸はしているものの、とても戦闘に参加することが
できるとは思えないダメージを負っている・・・
Dr.マリオ「これでもう、そいつは戦わずに済むんだ
逆に、私が救ってあげたという方が正しい」
ファルコン「っテ・・・・・テメ」
リンク「お前・・・・ッ!!」
ファルコン「!?」
ピカチュウ「!・・・」
リンクが声を荒げた
皆リンクへと視線を向ける
Dr.マリオも・・・!
Dr.マリオ「・・・なんだい・・・?」
リンク「・・・コリンも・・・コリンにも同じことをしただろ・・・」
リンクの表情は今まで見たこともないような怒りに満ちた表情だった
リンク「・・・命を奪うような奴も許せないが・・・・・
お前のような奴も許せないッ!!」
力を使って人をこんなめにあわせて・・・
救った・・・・?!
馬鹿げている・・・!!
リンク「力はそんなことに使うものじゃないッ!!」
リンクはマスターソードを構え、走り出すッ!!
タタタタタタッ!!!
Dr.マリオ「・・・・」
スッと指をリンクに向けるDr.マリオ・・・!!
フォックス「リンクッ!!」
カービィ「あぶないっ!」
リンク「ハアアアッ!!」
Dr.マリオ「ッファアアアア!!」
ッドゴオオオオオ!!!
ゼルダ「!!リンク!」
サムス「!・・・」
ザク・・・・・
マスターソードが地面に突き刺さった
ッドサァア!!
その横にリンクが降ってきた・・・
Dr.マリオはとっさに指を指した腕を降ろし、
スーパージャンプパンチでリンクを打ち上げたのだ・・・
サムス「・・・・・アイツ・・・・・」
マリオと同じジャンプ技でリンクを・・・
戦法が・・・・・・
Dr.マリオ「・・・・・・力はそんなことに使うものじゃない・・・か・・・
なら、力は・・・・どんな時に使うのだ・・・・?」
メンバー達に問いかけるようにDr.マリオは言う
Dr.マリオ「じゃあ、こう質問しようか・・・・・・・
何のために、今までお前達は戦ってきたのだ・・・・?」
ファルコン「そんなこと決まってるだろ・・・!
お前のような悪党を倒すためだ!!」
Dr.マリオ「倒して何になる・・・?」
ファルコン「何だと・・・・?
お前達悪党がいなくなれば、平和になるじゃないかッ!」
Dr.マリオ「平和・・・
お前達はそのために戦ってきたのか・・・」
ファルコンと視線を合わせ会話するDr.マリオ・・・
ファルコン「ああ、そうだッ!!」
Dr.マリオ「・・・そうか・・・
だが、平和を手に入れても・・・」
Dr.マリオはゆっくり歩き出す
Dr.マリオ「お前達が頑張って手に入れた平和・・・
それは長続きしない・・・・」
マリオ「・・・・・・」
ロイ「・・・・・・」
Dr.マリオ「平和が崩れるとまたお前達は戦う・・・
そして平和を取り戻すも、それは一時的なもの・・・
またまたお前達は戦う・・・このループ・・・」
ファルコン「それはお前達悪党がいるせいだろッ!
何が言いたいんだッ・・・・・・」
Dr.マリオ「・・・永遠の平和は欲しくないか・・・?
スマッシュブラザーズ・・・・
いや、ニンテンドーの全ての住人達・・・」
フォックス「!?・・・」
ネス「・・・・・・」
Dr.マリオ「永遠の平和・・・理想であって現実と成り得ない空想
この空想が現実化しない原因は・・・戦いにある」
フォックス「・・・・・・・・」
クソッ、またこいつの演説会場になってきやがったな・・・
なんとかアイツを倒さないと・・・
何かいい手は無いか・・・・
Dr.マリオ「戦いは己同士を傷つけあい、時には命をも奪う
この世界で最も非生産的で残酷な行為だ・・・・・
死は生物の最も恐れるものでありながらも、・・・
その生命を危機にさらし戦う・・・その理由は・・・・」
次の瞬間、Dr.マリオは立ち止まり・・・
カメラに指を向ける・・・
Dr.マリオ「ニンテンドーの神々が、キャラクター・・・・
すなわち個性を創ったおかげなのだよ!!」
〜ホワイトピース・第一完備室〜
マスターハンド「ッ・・・・・・」
クレイジーハンド「・・・・・・」
キングテレサ「このおっさんさっきからおもしろいなぁ〜」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
Dr.マリオ「お前達は、こうも見事に外見、性格が違う
皆個性豊かなキャラクター達・・・・・・だが・・・」
Dr.マリオ指を降ろし、再び歩き出す・・・
ピチューに放ったあの力を見せつけられた後となっては
メンバー達は下手に動くことは出来ない・・・・
Dr.マリオ「個性が存在することで、キャラクターとキャラクターとの間に
ある種の差が生じる・・・その差を埋めるために、キャラクターは戦う
そして、自分のキャラクター、個性が最もであることを証明しようとする」
マリオ「・・・・・・・」
あの電撃を回避できれば・・・
Dr.マリオ「そうだ・・・キャラクターとの違いがあるおかげで戦いは発生する
キャラクターに個性がなければ、つまり差がなければ戦いは起こらない
戦いが起こらないことすなわち・・・永遠の平和だ・・・・・・・」
ファルコン「馬鹿かよッ!?
悪党さえいなければ万事解決なんだよッ!!」
Dr.マリオ「果たして本当にそうと言い切れるか・・・?
悪党をこのニンテンドーから消すことができるか・・・?
できたとしても・・・この先もずっとその状態を保てるか・・・?
いや、無理だ・・・・・・・・キャラクターという個性の差が存在
する限り、永遠の平和は有り得ない」
サムス「じゃあ、一体どうすればその永遠の平和が訪れるというの?」
Dr.マリオ「簡単なことだ・・・キャラクターを無くせばいい
個性を無くし、皆完全なる平等のもと生きていけば・・・
永遠の平和は手に入る・・・・・・キャラクターを消し去ることだ」
サムス「・・・・・・」
Dr.マリオ「だがそれを行うには神の領域に達する必要があった・・・
そして現に私はここまでやってきた・・・
永遠の平和はすぐそこだ・・・お前達が消えれば・・・・
このニンテンドーから二度と戦いは起こらなくなる・・・!!」
〜ホワイトピース・第一完備室〜
クレイジーハンド「・・・・・・・・・・・・」
マスターハンド「同じだ・・・・・・・
アイツは・・・過去のお前と・・・
同じ考え方をしている・・・・・・」
クレイジー「ああ・・・・・・・・」
トル「・・・・・・・・・・・・・・・」
パペットマスター・・・
ボクらの世界の神も・・・・・・
皆を人形にして・・・
==============
パペットマスター「フフフ、もう皆人形 ボクの意のまま、誰も憎悪なんかに
操られることはなイヨ・・・この平和は永遠さ」
==============
意識を操られながらもボクが発したあの台詞・・・
永遠の平和を求めた神の言葉・・・・
ミュウツー「・・・・・・・・・・・・」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
Dr.マリオ「永遠の平和が手に入れば・・・
仲間という言葉も世界から消え去る・・・」
ピカチュウ「!・・・・・」
Dr.マリオ「元々仲間とは区切る場合に使う言葉だ
仲間の存在はキャラクターの区切りの証・・・
永遠の平和となり、皆が皆仲間と認め合えば
区切りとしての言葉、仲間は消え去る」
フォックス「・・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「私のこの夢はニンテンドー住人の全ての夢のハズだ
永遠の平和・・・これを手に入れるため・・・・・・・
私はお前達を倒す・・・・・そして・・・・仲間を消し去るのだ!!」
ッダ!!!
Dr.マリオが走り出す・・・!!
そのスピードは全く劣らず・・・・・・
Dr.マリオ「っはああああああ!!!!」
ッヅゴオオオ!!
ヨッシー「あわわわわわッ!!!」
Dr.マリオの振るう腕は的確にメンバー達の急所をとらえ・・・・
カービィ「トォオオ!!!」
ッブン・・・
メンバー達の攻撃を、Dr.マリオは完璧に防いだ・・・・
ファルコン「好き放題しやがってッ・・・
ファールコンキィーック!!!」
ゴオオオオオ!!
Dr.マリオ「ッハアアアア!!」
ッドゴ!!
メンバー達が次々とDr.マリオに攻撃を仕掛ける・・・
しかし、やはりダメージを与えることはおろか・・・
メンバー達が返り討ちとあっていく・・・!!
サムス「・・・・個性を・・・・仲間を消し去る・・・・?
そんな・・・・そんなことをして手に入れた平和は・・・
平和とは言わないわッ!!」
サムスが素早くキックを放つッ!!
Dr.マリオ「ッ!!」
医者とは思えないような動きでキックをかわし、
拳を突き放つッ!!
その攻撃をサムスは避けることができた・・・
サムス「ーーーーーーーッ!!!」
ズゴオオオオオオオオオオッ!!!
全ての念を込め、チャージショットを放つッ!!
Dr.マリオ「ッ!!」
シールドを張り、Dr.マリオはチャージショットを無に返した
Dr.マリオ「私は・・・・・・・・・
命以外の全てを犠牲にして、ここまで来た」
何かをつぶやきながら、サムスに突撃する・・・・・
Dr.マリオ「お前達とは、懸けているものが違うッ!!!!」
左手をサムスのヘルメット真正面に突き出す・・・!!
スバアアアアアアアアンン!!!!
サムス「うあああああああッ!!」
瞬間巨大な電撃がサムスを貫き、サムスは豪速の勢いで吹っ飛ぶ!!!
マリオ「サムスッ!!」
メンバー達に激突するサムス・・・・
ッドサ
そのまま床に崩れるように倒れ込んだ・・・・・・
マリオ「サムスッ!」
Dr.マリオ「お前達が、どんなに私に立ち向かおうと・・・・
私はお前達に絶対に負けない・・・・
負けるワケが無い・・・・絶対に・・・・・・・」
〜ホワイトピース・第一完備室〜
デイジー「何だよアイツゥウウウ!!!
メガエネルギー使ってるから強いに決まってるじゃん!!
ずるいよぉおおおお!!」
マスターハンド「・・・・・・・・・いや・・・
アイツも、それなりに本気だということだ・・・・」
デイジー「え・・・?」
マスターハンド「・・・メガエネルギーは、使いたい者が強く望めば望むほど
適したパワーとなる・・・・・・
アイツがあそこまで強くなれたのは・・・アイツにも
それなりに強い信念があるから・・・メガエネルギーはそれに
こたえて、Dr.マリオをあそこまで強くしている・・・・・・・」
デイジー「・・・・・・じゃあ・・・どうすれば勝てるんだよ・・・」
マスターハンド「・・・スマブラメンバーの信念がアイツの上をいくしかない・・・
アイツらにも・・・それなりの信念があるはず・・・・・・
信念の戦いならメンバーの方が圧倒的にうえだと思っていたが・・・」
クレイジーハンド「・・・・・だがまずいな・・・このままだと・・・
本当にあの白マリオにやられるぞ・・・・・」
ミュウツー「・・・・・・・・・・」
〜ニンテンドー・ゼロ〜
ルイージ「やああ!!」
ルイージが必死になって地獄突きを放つッ!!
Dr.マリオ「ッハッ!!」
だが、通用することなく、一撃で遠くへと吹っ飛ばされる・・・・
メンバー達はもはやダメージだ限界に達しそうだった・・・
何度吹っ飛ばされようが・・・Dr.マリオに立ち向かった・・・・・
だが、その攻撃の全てをDr.マリオは避け、反撃された・・・
力が及ばないのか・・・・・
それとも・・・・・・
本当に・・・・・
メンバー達が間違っているのか・・・・・
『答』は徐々に姿を現しつつあった・・・・
Dr.マリオ「さぁ・・・どうした・・・・・
もう終いか・・・?
その程度の信念だったのか・・・・・?」
リンクがゆっくり立ち上がる・・・
Dr.マリオ「戦いとは悲しいな・・・
傷つけあわないと解らない『答』があるおかげだろうな・・・」
リンク「お前は間違ってる・・・・・
それだけは言える・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「・・・・・・・・・」
リンク「お前には仲間がいない・・・・・・
だから、仲間の大切さを知らないんだ・・・・・」
Dr.マリオ「仲間は必要ない・・・・
必要なのは、力だ・・・・・・・」
リンク「そう言った奴は皆・・・最後に滅んだ・・・
お前も必ずそうなる・・・・・・・・・・・」
Dr.マリオ「物事には必ず例外が存在するようだ・・・
その例外が私なのだよ・・・・・・・
私は本気でニンテンドーの平和を望んでいる・・・
お前達に負けるはずはない・・・・・・・・・・・」
リンク「・・・・・・・・・・・」
ゼルダ「リンクッ・・・・・」
後ろからゼルダの声がした
リンクは振り返る
ゼルダ「これを・・・・・・・・」
ゼルダはリンクに何かを手渡した
リンク「これは・・・・・・」
リンクはそれを確かに受け取る
ハートの器だった
==============
キュー「後、これをお持ち下さい ハートの器です
念のためにです でも数に限りがあり、とても貴重なので、
死ぬ寸前までは使わないで下さい」
ゼルダ「多分、使うことはありませんわ」
==============
キューから受け取った回復アイテム・・・
それが今リンクに手渡された
リンク「こ、これで・・・」
Dr.マリオ「させまいッ!!!」
ッヒュ・・・・・・・!!!!!
リンク「!!」
ゼルダ「!!」
Dr.マリオがリンクの持つハートの器めがけ
カプセル爆弾を投げつけた・・・・・・・・・・
ッバーーーーーーン・・・・・・
最後の頼み、ハートの器は爆発により、消滅した・・・・・・
Dr.マリオ「・・・・・アイテムか・・・・
今までもそれに助けられてきたんだろうな・・・・・・」
リンク「ッ!!」
Dr.マリオ「だが・・・・今回はそうはいかない」
ッドゴッ!!!!
素早くリンクにダメージを与えるDr.マリオ・・・・!!
ッドサアアア・・・
リンクは地面に伏した
ゼルダ「リンクッ!!!」
倒れたリンクの元へかけていく最中にDr.マリオが後ろから撃墜する!!
ドゴッ!!
ゼルダ「ッアッ・・・・ック・・・」
ゼルダもまたリンク同様、地に伏した
Dr.マリオ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
Dr.マリオは辺りを見回す・・・・
まわりにはダメージを負い、もはや立ち上がることのできないスマブラメンバーの姿・・・・
Dr.マリオ「言ったとおり・・・・・・・・
容易かったのは・・・・・・・・・・・
こちらの方だ・・・・・・・・・・・・・・」
ゆっくりと・・・メンバー達に聞こえるようにそう発した
Dr.マリオはふとため息をついた
Dr.マリオ「今までよく戦ってきたな・・・スマッシュブラザーズ
・・・・・・もう二度と、お前達は戦わなくていい
永遠の平和が訪れたのだからな・・・・・・・・・・」
Dr.マリオはカメラに視線を向ける
Dr.マリオ「見届けたか・・・・・・・・・・・・・
絶対的な力のもと、スマッシュブラザーズ達は私の前にひれ伏した
『答』は導き出された・・・・・・・・・戦いは終わった」
Dr.マリオは地面に手をあて、力を込める
衝撃波が地面を伝い、メンバー達を足場から吹っ飛ばした・・・!
宙に放り出されたメンバー達は復帰することもせず・・・・・
真下・・・・・
宇宙の闇へと墜ちていった
Dr.マリオ「・・・・・これが『答』だ」
次回・・・・・・・・・・
最終話直前クライマックス!!の予定
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