第3話
凄腕・"グランナー"
■あらすじ■ 突如襲来してきたクレムリン軍団 グランバはスターを利用して、メンバー達に奇襲をしかける アイテムスイッチを元に戻すため、ファルコン、コリン、ピチューが グランバの相手に、残りのメンバーは管理室へと向かった だが、行く手をはばむもう一体のワニ、ガンナーに足止めをくらってしまう ファルコン達は、ステージ・ブリンスタのギミックを利用してグランバの 場外負けを誘うが、復帰技を使ってステージに難なく復帰 さらなるアイテムを身につけ、グランバはファルコンを吹っ飛ばした・・・ 〜ホワイトピース・観戦フロア〜 ワニ「ははは!さすがはグランバさまだ!」 ワニ「スマッシュブラザーズも終わりだな」 観戦フロアには、数十人の観戦客がクレムリン軍団のワニたちに鎖で拘束されていた 壁に設置された大きなモニターに、現在バトル中であるファルコン達、 グランバのブリンスタでの戦況が映っている ワニも、拘束された観戦客も皆、そのバトルに釘付けのようだ キノピオ「ひきょうだぞ!アイテムが独占されていたんじゃ・・・ ファルコン達は・・・・・ファルコン達は・・・勝てない・・・じゃないか」 一人のキノピオが声を絞り出すように言った そのすぐ隣のワニがそれにこたえる ワニ「当たり前だ!無敵状態なんだからな! アイツらはグランバさまには勝てないぜ!」 〜ステージ・ブリンスタ〜 グランバ「いくぞスマ公ッ!!」 地面を強く蹴り、ファルコンに向かって突撃する さすがにうさぎずきんを身に着けただけあって、その瞬発力は増大され、 動きをとらえることは難しくなっている・・・! あっという間にファルコンとの距離を縮めたグランバは、 太い右腕を勢いよく突き出した! ガンッ ファルコン「ッグ」 とっさにシールドを張り、拳を受け止める しかし、シールドはグランバの一撃を受け、一気に薄く小さくなってしまった! パワーだけならグランバの一撃は、凄まじい破壊力を持っている 2度くらえば、その時にはシールドブレイクは必至 ファルコンは瞬時にそう確信した グランバ「おらぁッ!!」 シールドごと、ファルコンを叩き潰そうと腕を振り上げる ファルコン「ッハ」 そのスキを見計らい、 シールドを解いて素早くグランバの股の間をくぐりぬけていく 1、2秒のわずかな遅れがあれば即命取りだ グランバ「ちょこまかするんじゃねぇ!ムシケラぁああッ」 ゴオオオッ!!! グランバは腰をひねり、股をくぐりぬけて背をむけているファルコンに 鉄拳を容赦なく振るう・・・! ファルコン「しまっ・・・!!」 ダアアアン!! ファルコン「・・・・・・・・?」 シールドブレイク覚悟で薄い小さなシールドを張ったが、 それがグランバの拳を受け止めることはなかった コリン「だ・・・大丈夫ですか・・・ファルコンさん・・・ッ」 ファルコンが後ろを振り返る そこには、グランバの攻撃から身を呈してシールドを張っているコリンの姿があった・・・! ファルコン「コリン・・・!」 コリンのシールドも同じように、一気に縮小しているのが一目でわかる グランバ「・・・ッく がきめぇッ」 コリンはシールドを解き、ファルコンと共に 素早くグランバから距離を置く ファルコン「助かった、コリン・・・」 前方を向いたままコリンに言った コリン「間一髪だったね・・・」 グランバ「・・・・・・・・、 ・・・・・・・ぐふふ」 苛立ちを見せるグランバの表情が、 すぐに元の、ニヤけ顔を取り戻した グランバ「いつまでも逃げていて済むと思うなよ? 無敵状態で場外負け知らず!このぼくを倒す方法はないんだからね ぐふふふふふ!」 ファルコン「・・・・・・・・・・」 確かに、場外負けを狙っていたが・・・ それができないとなると・・・本当に攻略できないかもわからねぇ・・・ しかも、バトルは「ストック・1」だからな 時間制限無しじゃ、俺達が負けるまで終わらない・・・ こいつが下手をして自滅でもしてくれない限りは・・・ 逃げ続けるしかないのか・・・ いや・・・ フォックスたちがアイテムスイッチさえ戻してくれれば、 ひとまずは楽勝だ もうそろそろ直ってもいいところなんだが・・・ グランバ「・・・・・・・・・・」 そう・・・コイツらがぼくに唯一勝てる方法があるとしたら、 アイテムスイッチの復元 だけど、それは叶わないよ 管理室は、もうひとりの凄腕が番をしているんだからね・・・! 〜ホワイトピース・管理室前〜 ガンナー「我が名はクレムリン軍団 第3陣 銃撃武装隊隊長 ガンナー お前達をここから先には通さん 姿を見せれば、銃の餌食としてやる」 管理室へと真っ直ぐ続く通路の途中に、 重装備をしたワニが一体、スマッシュブラザーズに立ちはだかっている その手前、フォックスとファルコは リフレクターを張ったまま、動けないでいた リフレクターを解けば最後、ガンナーの持つマシンガン二丁に 1瞬で蜂の巣とされるからである ファルコ「どうする・・・このままここで リフレクター張り続けるワケにもいかねーだろ・・・」 カービィ「どうにかしなくちゃ・・・」 フォックス、ファルコ以外のメンバーは角に隠れ、 直接ガンナーを目にすることはできない メンバーの目には、前方を凝視するフォックス、ファルコの 2二人しか見えないのである サムス「私がいく」 沈黙を切るようにサムスがガンポッドを構え、そう言った ファルコ「やめとけ、危ないぞ このデカブツを何十発も食らっても、 そのスーツなら耐えられるって言うなら別だがな」 ファルコ、フォックスの周りには、直径5cmほどの弾丸が いくつも四散していた サムス「・・・・・・・・・」 ファルコ「お前のチャージショットなら向かってくる弾全部蹴散らせるだろうが、 そのチャージショットも向こうに効くかはわからない」 サムス「任せて、やってみる」 ファルコの丁寧な忠告を聞き流し、サムスは静かにチャージを始める ファルコ「・・・・・」 ギュイーーーーーーー・・・・・ ピーチ「気をつけて・・・サムス」 そっとピーチがささやいた エネルギーのチャージが終わり、サムスは角のギリギリまで身を寄せる ガンナー「・・・・・・・・・・」 サムス「ッ!!」 意を決し、サムスは角から右半身を晒し、 ガンポッドを構える!! ガンナー「!」 それと全く同じ速さで、ガンナーも角からはみ出したサムス目掛け マシンガンを構えた・・・!!ドドドドドドドドドドドッ
バアアアアアアアアアアン
まばゆい閃光が通路を走る! チャージショットを放ち、即座にサムスは角に身を隠した・・・! マリオ「大丈夫かサムスッ!」 ピーチ「サムス・・・・?!」 メンバーが皆サムスの様子をうかがう サムス「・・・・・・・・・・・ええ なんとか・・・・・・」 そっとつぶやくように言葉をもらした ガンポッドを手で覆い隠している マルス「敵は倒せたのかい・・・?」 フォックス、ファルコに問う フォックス「・・・・・・・・・・・ いや、倒せてはいないようだ」 ルイージ「そんな・・・!」 ガンナーは確かにチャージショットを受けたが、 装甲を破り、ダメージを与えることはできなかったようだ サムス「・・・・・・・・・」 サムスはガンポッドに手を覆いかぶせたまま、 離そうとしない ネス「・・・・・・・・一発受けたんだね、サムス」 サムス「・・・・」 サムスの様子を見てネスが言葉をかける ルイージ「えっ!?」 ピカチュウ「・・・・・・」 ネスの言う通り・・・、サムスは一発 ガンナーの弾がガンポッドに命中したたのである サムス「・・・大丈夫、私にはダメージはないから」 そう言ってサムスはガンポッドから手を離してみせる 目立った負傷を見られないが・・・ ロイ「こうなると、身を出して一撃を加える方法もできないね ますます打つ手なしだ・・・・・」 再び、場を沈黙が包もうとした・・・が プリン「ぷりっ、あたしにまかせて・・・!」 それまで、ずっとメンバーの後方で隠れていたプリンがとことこ歩き出した ヨッシー「あ、危ないですよ・・・!」 マリオ「いや!その手があったな!」 ナナ「そうよ、プリンの歌を聞かせれば・・・ 姿を見せなくても敵をねむらせられる!」 マルス「いくら重装備でも、音は聞こえるはず 眠らせれば突破は可能ですね」 マルスは言いながら両耳をふさいだ 同じくメンバー達も耳をふさぐ フォックス「たのんだぞ」 ファルコ「こっちが眠ったら即死だな よくふさいでおかないと」 プリンは気合を入れて、静かに、ゆったりと歌を歌いだした プリン「〜♪プリリ〜〜〜〜〜〜♪」 〜〜〜〜♪〜〜〜♪ 〜〜♪〜〜〜〜♪ ガンナー「・・・・・・・・・・・」 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ そのまま数十秒、プリンは1曲全て歌いきった その間、ガンナーはずっと曲を聴いたまま、ピクリとも動かなかった プリン「寝た・・・?寝た?」 フォックス「・・・わからないな 立ったままだが・・・立ったまま寝ているのか・・・? ジッとしている・・・」 ファルコ「・・・・・・・・・」 ガンナー「・・・・・・・・・・・・」 マリオ「どうだ・・・寝ているのか・・・? 確かめなきゃ・・・・」 ファルコ「確かめるっつっても、オレらがリフレクター解くわけにはいかねぇ もし起きてたらその瞬間おシャカだからな・・・」 ピーチ「これを投げてみるわ」 ピーチはカブを出し、そっと角から放り投げてみたドドドドドドドドッ!!!
フォックス「!!」 ファルコ「!!」 ピーチ「ッきゃ」 カブは角からはみ出た瞬間、粉微塵となって消えてしまった・・・! メンバー達は驚きを隠せず、目を見開いてその光景を目にした ファルコ「眠ってない・・・ッ・・・!!」 ガンナー「・・・・・・・フフ」 ネス「・・・・・・」 〜ステージ・ブリンスタ〜 グランバ「うおおらあああああ!!!」 ッブン!! コリン「ッは!!」 あれからメンバー達は手当たり次第に襲い来るグランバから ただ必死に逃げ回るだけであった そして、時折グランバの攻撃を食らい吹っ飛ぶが、ギリギリ持ちこたえてきた しかし逃げ回っていられる時間は、限られていた ファルコン達を追い詰めるのは、グランバだけではない ファルコン達を、ステージ・ブリンスタの罠が待ち構え、 それは刻一刻と、うねりをあげて迫っていた・・・ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオォ ファルコン「ッく・・・このままだと・・・」 ファルコンは下の様子をうかがうと、険しい表情をとった 酸の海が、徐々にステージを飲み込もうと、上昇してきたのだ・・・! これが何を意味するか、ファルコン、コリン、ピチュー そしてグランバは理解していた グランバ「ぐふふふ、もうそろそろ終わりだね、スマ公!」 無敵状態のグランバには酸の海など全く怖くない むしろファルコン達を追い詰めてくれる、味方だ・・・! ゴゴゴゴゴゴゴ!! 勢いを持った酸の海は、ステージのすぐ下までやってきた ピチュー「う・・・うわあ・・・・」 コリン「・・・・・・・・」 ファルコン「ッ・・・・」 グランバは独り早々と真上の狭いステージを陣取り、 あわてふためくメンバー達をそこから見下ろす グランバ「ぐふふ、このバトル、ぼくの勝ちだ」 酸の海が迫りくれば、いやでも奴らはこの真上の段に上がってくる だが、その時が最後だ!! 逃げ場をなくした奴らの選択肢は、 このぼくに潰されるか、それとも酸の海の餌食となるか・・・どっちかさ ありがとうよ、ガンナー きみが管理室を守ってくれたおかげで、ぼくはキングだ 〜ホワイトピース・管理室前〜 ガンナー「・・・・・・・・」 ネス「・・・・・・・・・・・・・」 マリオ「本当に手はないのか・・・」 ネス「・・・・・・・・・・みんな」 その時ネスが口を開いた ピカチュウ「・・・・何か手があるの・・・?」 メンバーがネスへと視線を向ける ネス「・・・・・・・・・ さっきからぼくはずっとガンナーの思考を読もうと、 気を探していたんだ」 マリオ「・・・・・・・」 ネス「ガンナーからは、何も思考は読み取れなかった 心が無心だと、当たり前だけど・・・ もしかしたら・・・ガンナーには・・・・・」 ポポ「ガンナーには・・・?」 ガンナー「・・・・・・・・・・・」 ネス「ガンナーには、心が無いかもしれない」 ウォッチ「心ガ・・・無イ・・・?」 ルイージ「そ、それって・・・どういう・・こと・・?」 ネス「今まで見てきたワニ達は皆思考が読めたよ、グランバも だけど、同じクレムリンのガンナーだけ思考が読めないのはおかしい ・・・ガンナーは、すくなくとも、銃を構えているあのガンナーは・・・ 生き物じゃない・・・!」 フォックス「生き物じゃない・・・・・ とすると・・・メカか何かか・・・?」 ガンナー「・・・・・・・・・・」 マルス「なるほど・・・それならプリンの歌が効かなかったことに説明がつく ・・・だけど・・・そうだといっても手が出せないことに変わりは・・・」 ネス「・・・・みんな、ぼくに作戦があるから聞いて・・・ フォックスも、ファルコも」 カービィ「どうすればいいの・・・?」 ネス「みんなでつっこむ」 マリオ「・・・・・・・・・・」 〜ホワイトピース・管理室〜 ガンナーが扉を守る管理室の中・・・ 「むふふふふふ、それでいい、そのままそこから動くなよ」 一体のちっこいワニが、小さい機械を手につぶやいた その機械の画面に、フォックス、ファルコが前方でリフレクターを張っている光景が映っている 「・・・・・・・ん・・・!?」 機械の画面は突如、全界真っ白になり、 何も見えなくなってしまった! 「うおっ、どうなってんだ・・・!」 驚くワニ、しかし数秒後に画面は元通りとなる だが、ワニはさらに驚いた 「あ、あれ・・・っ・・・キツネとトリがいないッ?! どこに消えた・・・・?!」 バアンッ 扉が突然開き、ちっこいワニは身を震わせる フォックス「こっちだ」 「おおおおおおおッ!!?」 管理室の扉が開いたと思った矢先、 スマッシュブラザーズが揃って管理室に入ってきた・・・! 「ど、どうなってんだ・・!」 ファルコ「ッハ・・・どうやらそいつがあのロボを操ってたみたいだな」 マリオ「何だ、すごいちっちゃなワニだな」 ===================== ネス「みんなでつっこむ」 マリオ「・・・・・・・・・・ そんなことしたらみんな死ぬよ・・・」 ネス「だいじょうぶ・・・ぼくがPKフラッシュを放つ ロボだから、視界が封じられれば目標を確認できないまま、 ぼくたちを撃つことはしないと思うんだ・・・」 ロイ「・・・フラッシュをたいて、その間に、 みんなでガンナーの横を通り過ぎるってことか・・・? 凄い賭けだな・・・」 ルイージ「うわあっ・・・もし失敗したら・・・ッ!」 ネス「一瞬の間だから、すばやい人がやったほうがいい フォックスとファルコ・・・ぼくがPKフラッシュを発して、 実際にフラッシュをたいたら、リフレクターを解いて つっこんでいけば管理室に入れる」 ファルコ「マジかよ・・・怖いことさせるじゃないか だがやってやるよ」 ネス「ぼくもそのあとすぐに行く・・・」 ルイージ「ぼくはよしとく・・・」 ピーチ「私も・・・」 ========================= ファルコ「あのガンナーはラジコンの玩具だったのか・・・ 手間取らせやがって・・・」 フォックス「さあ、観念しろ」 フォックスは黄色いワニにブラスターを向ける そのワニは銃はおろか、ラジコンしか持っていなかった ネス「あのワニの思考は読める、彼が本物のガンナーみたいだね」 ガンナー「・・・・・く・・・くしょうッ・・・」 クレムリン軍団 第3陣 銃撃武装隊隊長 ガンナー その正体は、射撃の腕ではなく、ラジコンの腕が達者な小さなワニだった・・・! フォックス「さっそくアイテムスイッチは戻すぞ」 アイテムスイッチは、ドンキーのみONになっている それをオフにし、アイテムの出現頻度を「なし」に切り替えた ガチャッ・・・ 〜ステージ・ブリンスタ〜 既に酸の海は2段目の足場をも飲み込もうと、少しずつ、 着実に迫ってきていた・・・! グランバ「ふはははははッ!!もう無駄だ、スマ公!! おとなしく、最上段のこの足場に来い! その瞬間、ぼくがすり潰してあげるよ!ぐははははッ!!」 ファルコン「ッくそ・・・これまでか・・・・」 コリン「・・・・・・・・」 ピチュー「あ、あつい〜〜〜ッ!!」 酸は今にもメンバーの足を飲み込もうとしている・・・! ッフ グランバ「・・・・・・・・?」 その時、いままでずっとスターの輝きを放っていたグランバから、 輝きが途絶えた・・・ さらにはうさぎずきんの効力も消え、うさみみは消滅 グランバ「あ・・・・あへ・・・? スターを・・・スターを出せ!!」 グランバが叫ぶ、しかしスターは一つも出ない グランバ「な、何でスターが出ないんだよおおおおッ!! ま、まさか・・・ガンナーッ・・・」 ファルコン「・・・・・ようやくやってくれたぜ・・・」 ファルコンは心置きなく、最上段へと移動した コリン、ピチューも同じく ファルコン「覚悟決めろよ・・・!」 拳をつくり、腕を振り上げる! グランバ「・・・・は・・・ははは ぼくのターン!!ドロップ・メテエエエ・・・」 ファルコン「レベル2に戻ったな、グランバ」 グランバ「・・・・・ッ」ドゴオオオ
ファルコンは思いっきり 今まで攻撃できず、温存していた全てのパワーを、グランバに解き放つ コリン「てやああああッ!!」 ピチュー「かみなりッ」 コリンは回転斬り、ピチューはカミナリを放つ その全ては、グランバに命中した・・・ ファルコン「終わりだ、ワニ公!!」「っぷ」
ファルコン「・・・・・?」 グランバは・・・微動だとしなかった グランバ「言っただろう? スマ公 お前達の敗因は、このぼくをナメすぎたことにある・・・とね」 ファルコン「馬鹿な・・・・?」 ファルコン達の放った攻撃を全て、グランバは両腕を盾に受け止めた それでダメージを与えられた、そう誰もが思った グランバ「クレムリン軍団の凄腕を甘く見てもらっちゃ困る ぼくの腕はなァ・・・・」「最初から無敵なんだよぉおおッ!! 豪腕・スパイラルアームズ!!」
ドガアアアアアアッ!!
腕を広げ復帰技と同じように、グランバは腕を振り回した・・・!! その場にいたファルコン、ピチュー、コリンは腕に直撃・・・!! 3方バラバラに吹っ飛んでしまった!! ファルコン「ッガ!!」 ボオオオオオオッ・・・!! そのまま3人とも、酸の海に突っ込み、 高く上空へと吹っ飛ぶ・・・!! グランバ「スターなんかなくても、ぼくの鍛えに鍛えた腕はダメージを受けないッ!! 凄腕と呼ばれる理由、少しは思い知ったか!? ぐははははははッ!!」 豪快に吹っ飛ぶ3人を見て、グランバは大声をあげて笑い飛ばした ブリンスタにメンバーの叫び、グランバの笑い声 酸の海のうなりが混ざり合って響く ピチュー「ぴ・・・ぴちゅッ!!」 そのとき、 空中からピチューが力を振り絞って、電撃を放つ グランバ「とっとと失せろぉおおおッ!!」 しかし、その電撃ごとピチューを真横一直線にグランバは吹っ飛ばすッ!! ピチュー「うあああああああああ〜〜〜ッ!?」 ドゴオオオオオオオッ!!! コリン「ピチューッ!!」 ファルコン「ッ・・・くそ・・・!!」 ダメージの溜まったピチューは一瞬で場外にアウト ストックを失い、ステージから除外されてしまった・・・!! ファルコン「グランバ・・・・テメェ・・・・・ッ・・・」 酸の海は未だ収まることを知らず、 やがてはグランバの占拠する最上段をも飲み込みだした さすがに無敵でなくなったグランバは、 それから逃れるように大きく飛び跳ねた! 空中でグランバとファルコンがお互い向き合う ファルコン「凄腕って言われるんだってな・・・ なら俺の腕と比べてみやがれ 腕の勝負なら、俺は負けない・・・!」 グランバ「っはッ!!馬鹿め 圧し折ってあげるよ!!そんなデクの棒!!」 空中で、両者ともに腕を構える 落ちる頃には酸の海から最上段が浮かび上がる その足場に着地するためには、お互い相手をフッ飛ばさないと無理だ グランバ「男と男の勝負だ 回避したりするなよ?ぐふふふ」 ファルコン「・・・・・・・・」 無言のまま、チラっとファルコンはグランバの遥か後方の コリンへと視線を向けた コリン「!・・・(ファルコンさん・・・)」 どういうつもりなんだろう・・・まさか・・・ッ! 両者、完全に構えが整い、後は相手に拳を放つまで ファルコン「ファルコーン・・・・・」 グランバ「ハイパー・ロケット・スペシャル・・・・・」 ファルコンの拳に炎が集まる・・・ コリン「・・・」 グランバも腕の筋肉が凄まじく盛り上がりを見せる コリン「・・・・・・・・・ッ」 だめだ・・・グランバの方が強いかもしれない・・・! ファルコンさんが避けるとは思えない・・・ だけど、避けないと・・・!! ファルコン「パァーーーーンチッ!!」 グランバ「キング・オブ・アームッ!!」 ッゴ 「ッ・・・」 コリン「!!」 グランバ「はは」 ファルコン「ぐおおおおおおおッ!!」 コリン「ッ」 ファルコンはグランバと、まさしく真正面から 拳をぶつけた・・・ しかし、それで吹っ飛んだのは、ファルコンであった・・・! グランバ「はははッ!さよならぁああっはっはっはっはははは!!」 ジャギギギッ 思いっきり吹っ飛ぶ中、場外へアウトする直前に ファルコンの体を鎖が捕らえた・・・!! グランバ「何だッ!!?」 鎖はグランバの背後から伸びている 即座にグランバは振り返った コリン「・・・危なかった」 グランバ「お前ッ・・・?!」 鎖は引っ張られ、ファルコンがコリンの元へ引き寄せられる ファルコンとグランバが力比べをする時、 コリンはファルコンが吹っ飛ぶと推測し、2人が拳を激突させる直前に ファルコンへフックショットを放っていたのだ そのまま、グランバとコリンは最上段の足場へ着地する グランバ「っく、このチビめッ!卑怯だぞッ!」 グランバは鎖に抱えられたファルコンを指差す コリンがこうしなければ、間違いなくファルコンは 場外にアウトしていた コリン「卑怯・・・・?」 コリンがちいさくつぶやく コリン「ファルコン・・・さんは・・・ お前との勝負に応じたんだんぞ・・・ 避ければ、そのあとでお前を吹っ飛ばせたけど ファルコンのプライドがそうさせなかった」 グランバ「・・・・・・・ああッ!?」 コリン「アイテムを独占した、お前のような奴がッ!! 卑怯呼ばわりするなよ お前みたいな奴が・・・」 「メンバープレートを持つなッ!! スマッシュブラザーズの名が廃れるだろッ!!」 コリンが大声でグランバにそう叫んだ・・・! グランバ「!! 小賢しいッ!!貴様こそガキンチョがぁあッ!! この未来のキングに偉そうな口を叩くなぁああああッ!!」 ブウウウンッ!!! グランバはコリンの顔を潰す勢いで、 太い腕を振るう!! しかし・・・ コリンはその猛攻を避け、ふところにもぐりこんだ・・・! コリン「やあああああああッ!!」 ズバ スババ ザァンッ!! 素早く剣を振るい、三角形を刻み込むッ・・・! グランバ「ぐッ!!」 初めてグランバがダメージを負い、真上へ吹っ飛んだ! その表情を苦痛に歪ませながら! 吹っ飛んだグランバを飛び越す勢いですかさずコリンも跳ね上がり、 グランバの体を一心を込めて叩き斬った!! ズバアアアアアアアアンッ!! グランバ「ッグフぁ!!」 空中から酸の海に、真逆さまに突っ込み、 酸のダメージを受け、グランバはまたも上空へと飛び上がる! ッタ コリン「フィニッシュは用意しておきましたよ」 最上段の足場に着地 剣を鞘に収め、 ファルコンに背を向けながら言葉を発した その小さい背中を見つめていたファルコン ファルコン「・・・悪いな、お前には二度も助けられた」 そういい残し、ファルコンはグランバを飛び越すように大きくジャンプ・・・!! ファルコン「・・・・」 コリン、本当はさっき、お前にフィニッシュを譲るつもりで 俺が犠牲になろうとしたが・・・ 俺を助けた上でフィニッシュを突き返すとは、やられたよ コリン ファルコン「俺の腕を圧し折るとか言ってたな、グランバ・・・・」 グランバ「・・・・・・・・ッ・・・!!」 酸にダメージを負い、グランバは多少焼け焦げている ファルコンは腕を構えた すぐに炎が彼の腕を渦巻いてゆく・・・ ファルコン「あいにく俺の腕はピンピンしてる お前なんかに折られる腕じゃない じゃあな、凄腕・グランバ」 渾身の力を込め、炎をまとった腕を振り下ろす・・・!! ッドゴオオオオオオ!!! グランバ「ッごはあ!!」 燃え盛る業火に包まれた、『ファルコンナックル』は グランバの顔面を直撃・・・!! 一瞬でグランバは酸の海の奥深くへと沈んでいった・・・!! ドゴオオオオオオオ!!!『Game Set』
〜クレムリン軍団アジト・クロコドーム〜 壁にずらっと並んだ、様々なワニの絵 その絵に描かれたワニは皆、歴代偉業を成し遂げたワニである キングクルール・バロンクルールの絵も同じく飾られている 薄暗い部屋にただようワインの香り グラスを手に、キャプテンクルールは独り黙していた 「軍の凄腕ユニット・『グランナー』 果たして、彼らが上手くメンバーを捕獲できると思うかね?キャプテン」 キャプテンクルール「カックルか・・・」 ふと、キャプテンの背後に巨大な骨格体のワニが現れる 下半身は無く、体はぼんやりと透けている 命を落とした後も、亡霊となってさ迷うワニのようだ カックル「このワシに任せておけば良かったのではないか?」 キャプテンクルール「お前はここから出て行けないだろう 何、凄腕『グランナー』なら、上手くやってくれる」 カックル「それにしては、通信が遅い 確か、メンバーを確保したら、こっちに通信を入れてくることに なっていなかったかね? ワシにはどうも上手くいったように思えんな」 キャプテンクルール「・・・・・・・・・」 〜ホワイトピース・エントランス〜 グランバに勝ったファルコン達は、ドンキーのプレートを取り戻し、 ワニ達、ガンナー共に捕まえていった ロイ「内部・外部ともに、ワニ達は一匹残らず仕留めてきたよ」 マルス「その2体以外は、本当にザコみたいだね」 ロイ・マルスが通路側の扉から現れる フォックス「ああ、観戦客の無事も確認したし、ひとまず クレムリン軍団は全員確保できたな」 グランバ「ッグ・・・・・」 ガンナー「ちきしょうめ・・・・」 グランバ・ガンナーは鎖でグルグル巻きにされ、 身の自由を封じられている トル「ニンテンドーにはいろんなひとがいルネ、ホントに」 コーヒーを飲みながらトルはワニ達を眺めて言った ファルコ「その分、しょーもない野郎どももいるがな」 マリオ「さて・・・お前達にいくつか聞かせてもらおうか」 メンバーが皆『グランナー』を取り囲む フォックス「もうこうなった以上、素直に全部吐いたほうがいいぞ?」 フォックスはブラスターに手をかけて言った マリオ「お前達、一体何が目的だったんだ・・・?」 グランバ「・・・・・・・・・・・・・」 あご、目を閉じ、応答をしない ファルコ「ただの屍かコラ いまさら黙り込むな!」 グランバ「・・・おまえたちを倒すのが目的だっただけだ それ以外には何もない」 目を閉じたまま、うつむき加減で答える ファルコン「ならドンキーは何処だ?プレートを奪ったって言うなら 当然、お前らがドンキーを預かっているんだろ」 グランバ「ああ、そうだ」 フォックス「プレートのことはドンキーから聞いたのか」 グランバ「そうだ スマッシュブラザーズの構成、 アイテムスイッチのこと、ドンキーから聞きだしたんだよ」 観念したのか、グランバは質問に戸惑うことなく返答をすぐ返した マリオ「ドンキーは今何処に居る・・・?」 グランバ「・・・アジトにいるだろうな 生きてるかまでは知らないね」 マリオ「そのアジトの場所は・・・?」 グランバ「ふん、誰がそこまで教えるものか」 フォックス「・・・・」 フォックスがブラスターをグランバの頭に突きつける フォックス「アジトの場所は何処だ・・・?」 グランバ「ぼくを始末することは、ドンキーを始末すること・・・ そう考えることだな、スマッシュブラザーズ・・・!」 フォックス「!」 顔をあげ、フォックスの目を見てそう言った その顔はニヤけている マリオ「・・・・グランバ さらったのは、ドンキーだけか?」 グランバ「・・・・・・?」 グランバは続いてマリオの顔を見る ニヤけた顔は消えたが ファルコ「メンバーのリンクとゼルダが少し前から消えてんだ これもお前達の仕業なんだろ・・・?」 グランバ「・・・知らないね、リンクと、ゼルダ・・・ そいつらのことは知っているが・・・ なるほど、今見てみると確かにいないな・・・」 ファルコ「オイ、てめぇ・・・俺らがマジでシめねぇと思って とぼけてるなよ?・・・片目潰してもいいんだぞ?」 ブラスターをグランバの右目の真ん前に突きつける グランバ「知るか! そもそもそうだったら最初から プレート3つ持ってきてるだろ!馬鹿かお前は」 ファルコ「貴様・・・」 ネス「・・・・・・・・・・」 っ た る く なれ と あ グ に 思 あ あ で キ ン っ ハ と 少 し た ラ の へ た な に っ に が リ ン ク と ゼ ルダ だ 知 るか よ グランバの思考を探るネス ネス「リンクとゼルダに関わってないのは本当みたい」 ファルコ「・・・・・・・・」 しぶしぶファルコはブラスターを下ろす フォックス「みんな・・・どう考える・・・?」 マルス「・・・やはり、スマッシュブラザーズを潰そうと、 複数の支配者が企んでいると考えていいみたいだね」 ウォッチ「ソイツラガ協力シテルカ、ソレトモ単体ナノカ・・・ 単体トスルト、時期ガ重ナッテチョット怪シイデスネェ・・・」 ヨッシー「とりあえず、ドンキーはクレムリン軍団に囚われていることは はっきりしています、リンクやゼルダと違って・・・ クレムリン軍団からドンキーを取り返しましょう!」 マリオ「それがいいな、もしかしたら他の組織とのつながりが はっきりするかもしれない!」 フォックス「よし・・・グランバ この通信機はアジトに繋がるんだろ? どう使うのか、教えるんだ」 グランバ「・・・・・・・・・・ 赤いボタンを押せばいい」 『番組の途中ですが、ここでニュースをお知らせします ニンテンドーオールスターズで知られるスマッシュブラザーズの 活動地、ホワイトピースに何者かの集団が侵入、観戦客を人質に 立て篭もったようですが、スマッシュブラザーズが撃退しました』 〜キノコ王国・ピーチ城〜 テレビに流れるニュースを聞いてキノじぃは困惑した キノじぃ「ひ・・・姫様は・・・姫様は無事なのじゃろうか・・・ッ 心配じゃあ・・・心配じゃあ・・・」 『メンバーのカービィさんにインタビューを試みます 現在の中の様子はどういった感じなのでしょうか?』 カービィ『へんなワニたちが来たけど、みーんなでやっつけちゃったよ!』 『そうですか、人質を取ったとの情報がありますが、人質は解放されたのでしょうか?』 カービィ『うん、もうみんな無事みたい』 『5日前、同じメンバーであるリンクさん、ゼルダ姫の行方が 絶たれたばかりですが、何か関連は見られますでしょうか?』 カービィ『う〜ん、それはわからない、あ、ボクもう戻らなきゃだから ばいば〜〜い♪』 〜クレムリン軍団アジト・クロコドーム〜 ワニ「キャプテン!今・・・ニュースから情報が・・・!」 ワニが通路から走ってやってくる ピピピピピピ! キャプテンクルール「待った ・・・グランバからだ」 通信機が鳴り出し、キャプテンクルールはスイッチを入れた キャプテンクルール「やったか、グランバ?」 ・・・・・・・・・・・ 『凄腕コンビは役にたたなかったぞ』 キャプテンクルール「!」 グランバの・・・いや、ワニの声じゃない ク・・・しくじったか・・・ 〜ホワイトピース・エントランス〜 通信機を手に、フォックスはしゃべった フォックス「お前達がドンキーを預かっていることはグランバから聞いた 今すぐドンキーを返すんだ さもないと、凄腕コンビは 始末させてもらうぞ・・・?」 ・・・『作戦をしくじる使えない部下を引き換えに、 ドンキーを渡すと思うか?』 フォックス「・・・・・・・」 ・・・『どうだ、取引しようじゃないか』 フォックス「何だ・・・?」 ・・・『全メンバー分のプレート、20個をグランバに持たせろ そして尾行も何も付けず、開放しろ』 フォックス「そんな都合のいい取引、応じるかッ」 ・・・『ならドンキーはこちらで始末させてもらう そっちもそっちでグランバを始末してもいいぞ?』 フォックス「・・・・・・・・・」 ・・・『そういうわけにはいかないだろう ドンキーを乗せたヘリをそっちに向かわせる そのヘリにプレート20個を持たせたグランバを乗せろ これでどうだ・・・?』 ガンナー「オ、オレっちは・・・?」 フォックス「・・・・・・プレートは20個もない メンバー2人が消息をたっているんだ」 ・・・『・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・どうやらそのようだな・・・・・ では、そっちにはプレート18個あるはずだ 18個全てグランバに持たせろ、そうすればドンキーを返す』 フォックス「・・・・・・・ああ、分かった」 ・・・『20分でそっちに着く お前一人が外で待ってろ 言っとくが、1個でも プレートが足りなければ・・・・・・わかったな』 フォックス「・・・・・・・・・・」 そこで通信は切れた サムス「・・・何か知らないけど、やたらプレートを欲しがってるわね」 フォックス「プレートがあれば、ホワイトピースを支配できるからだろうな それよりも、向こうは本当にリンクとゼルダと関わってないようだ」 ヨッシー「それで、・・・要求通りプレート18個渡すんですか?」 少し間を置いた後、フォックスは言った フォックス「ああ、持たせよう みんなプレートを出してくれ 俺が預かる」 「ええっ」 数名の、驚いた声が発せられた ファルコ「オイッ、マジかよ」 マルス「プレートが全て向こうに渡ったら、それこそ私達は壊滅ですよ・・・?」 フォックス「それをしなければ、ドンキーが危険だ」 そう言って、フォックスは自分のプレートをはずした ネス「・・・・・・・・・・・・・」 ネスもプレートをはずし、フォックスに預ける フォックス「みんなも頼む」 マリオ「・・・・・・・・・・」 ルイージ「そ・・・そんな・・・・・」 サムス「はい、フォックス」 その後、一人一人名残惜しそうにプレートをはずし、 フォックスに預けた フォックス「プレートをグランバに持たせろと言われたが、 ドンキーを返されずに逃げられる可能性もある ギリギリまでは、オレがプレートを持っている いいな、グランバ?」 グランバ「ああ、さっさとこの鎖を外せ!」 ファルコがブラスターを向ける ファルコ「調子に乗るなよ 下手な真似したら即刻穴空けてやる」 フォックス「鎖は解かない 鎖は取引までオレとつないでおく」 グランバを拘束する鎖を、フォックスが自分の手首に巻きつける 準備が整い、フォックスは通路側の扉から、外部へと出て行った ヨッシー「大丈夫でしょうか・・・」 マリオ「わからないよ・・・」 ルイージ「プレート奪われたんじゃ・・・」 サムス「何言ってるの 別にいいじゃない」 サムスはあっさり、簡潔にそう言い放った ネス「そうだよ」 ファルコ「・・・お前ら偉く余裕だが・・・ フォックスに何か考えでもあると思っているのか・・・?」 サムス「もちろん!」 ファルコ「・・・・・・・・・・」